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Japanese Journal
- クエン酸応用が3種の水酸化カルシウム製剤の除去と歯根象牙質の接着性に及ぼす影響
- 木村 慎吾,菅谷 勉,鷲巣 太郎,川浪 雅光
- 北海道歯学雑誌 35(2), 112-122, 2015-03
- … 水酸化カルシウムは根管貼薬に広く用いられているが,根管内に残存すると封鎖性を低下させ,とくに接着性レジンシーラーを用いた場合には接着を大きく阻害する.本研究の目的は,3種の水酸化カルシウム製剤に対する10%クエン酸3%塩化第二鉄溶液を用いた除去法の効果,及び除去後の接着への影響を明らかにすることである. …
- NAID 120005572445
- ドクターのための薬物相互作用とマネジメント(第6回)今回の併用禁忌・注意薬 レボチロキシン(チラーヂンSなど)+鉄剤 クエン酸第一鉄ナトリウム(フェロミアなど)+アルミニウム含有製剤 スクラルファート(アルサルミンなど)+カルシウム製剤 沈降炭酸カルシウム(カルタンなど)+陰イオン交換樹脂 コレスチミド(コレバイン)+リン結合性ポリマー セベラマー(フォスブロック,レナジェル)など
- 各種根管洗浄法の洗浄効果と水酸化カルシウム製剤による水酸化物イオンの拡散
- 豊田 有希,吉原 俊博,八若 保孝
- 北海道歯学雑誌 34(2), 53-64, 2014-03
- … 臨床において,歯根の外部吸収の治療には,根管清掃および水酸化カルシウム製剤による根管貼薬が行われている.本研究は,各種根管洗浄法のスミヤー層除去効果と水酸化物イオンの拡散に与える影響を明らかにすることを目的とした. …
- NAID 120005418096
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- Ca製剤 カルシウムの一日の必要量は、1200mgです。食事で500-600mg はとっていますので、薬剤その他で600mg補えばよい。 現在保険適応になっているのは3種です。無機塩の方がCa合有量は多い ところが、無機塩 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
コロネル錠500mg
組成
有効成分(1錠中)
- ポリカルボフィルカルシウム 乾燥物として 500mg
添加物
- 結晶セルロース、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、カルナウバロウ
禁忌
- 急性腹部疾患(虫垂炎、腸出血、潰瘍性結腸炎等)の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 術後イレウス等の胃腸閉塞を引き起こすおそれのある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を助長するおそれがある。]
- 腎結石のある患者[腎結石を助長するおそれがある。]
- 腎不全(軽度及び透析中を除く)のある患者[組織への石灰沈着を助長するおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 過敏性腸症候群における便通異常(下痢、便秘)及び消化器症状
- 通常、成人にはポリカルボフィルカルシウムとして1日量1.5〜3.0g(錠:3〜6錠、細粒:1.8〜3.6g)を3回に分けて、食後に水とともに経口投与する。
- 下痢状態では1日1.5gでも効果が得られているので、下痢状態の場合には1日1.5gから投与を開始することが望ましい。
- 本剤は、服用後に途中でつかえた場合に、膨張して喉や食道を閉塞する可能性があるので、十分量(コップ1杯程度)の水とともに服用させること。
慎重投与
- 活性型ビタミンD製剤を服用中の患者[高カルシウム血症があらわれやすい。]
- 強心配糖体の投与を受けている患者[強心配糖体の作用を増強するおそれがある。]
- 高カルシウム血症があらわれやすい患者[高カルシウム血症を起こすおそれがある。]
- 無酸症・低酸症が推定される患者及び胃全切除術の既往のある患者[本剤の薬効が十分に発揮されない可能性がある。]
- 透析中の患者及び軽度の腎不全のある患者[組織への石灰沈着を助長するおそれがある。]
薬効薬理
作用機序
- 本剤は胃内の酸性条件下でカルシウムを脱離してポリカルボフィルとなり、小腸や大腸等の中性条件下で高い吸水性を示し、膨潤・ゲル化する。下痢及び便秘には消化管内水分保持作用及び消化管内容物輸送調節作用により効果を発現すると考えられる。
消化管内水分保持作用
- ラットにおいて、腸管の水分分泌に影響することなく腸管内で水分を保持した10)。
消化管内容物輸送調節作用
- マウス及びラットにおいて、亢進させた消化管内容物の輸送を抑制し、遅延させた消化管内容物の輸送を改善した11)。
下痢抑制効果
- マウス、ラット及びイヌの下痢モデルに対して抑制作用を示したが、便秘を誘発しなかった12)13)。
便秘改善効果
- ラット及びイヌの排便量を増加し、ラット便秘モデルに対して改善作用を示したが、下痢は誘発しなかった12)13)。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
性状
- 白色〜微黄白色の粉末である。水又はエタノール(95)にほとんど溶けない。吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 82歳の男性。疲労感を主訴に来院した。3か月前から顔面が蒼白であることを指摘され、息切れと疲労感を自覚するようになった。2か月前から味覚異常と手足のしびれとを感じていた。3週間前から疲労感が増悪するため受診した。20年前に胃癌に対し胃全摘術を受けた。身長 172cm、体重 56kg。体温 36.2℃。脈拍 92/分、整。血圧 102/66mmHg。呼吸数 18/分。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。圧痛を認めない。上腹部正中に手術痕を認める。両側下腿に軽度の浮腫を認める。両下肢に末梢優位の感覚障害を認める。血液所見:赤血球 162万、Hb 6.2g/dL、Ht 21%、白血球 3,300、血小板 11万。血液生化学所見:総蛋白 5.8g/dL、アルブミン 2.8g/dL、総ビリルビン 1.6mg/dL、AST 24U/L、ALT 32U/L、LD 648U/L(基準 176~353)、尿素窒素 11mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、血糖 106mg/dL。
- まず投与すべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A047]←[国試_113]→[113A049]
[★]
- 4歳の男児。下肢の変形と歩容異常とに気付いた母親に連れられて来院した。正常分娩で出生。出生時体重 3,375 g。頸定は 3か月、歩行開始は 1歳 3か月であった。母親によると患児には食物アレルギーがあり、肉類、魚類、牛乳、卵を摂取させていないという。下肢の変形があり、歩行は不安定で跛行を認める。血液所見:赤血球 435万、 Hb 12.0 g/dl、Ht 38%、白血球 6,840、血小板 23万。血液生化学所見: ALP 3,305 IU/l(基準 296~909)、 Ca 8.6 mg/dl、P 2.3 mg/dl。来院時の両膝部 (別冊 No.22A)と下肢 (別冊 No.22B)のエックス線写真を別に示す。
- 治療薬として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A048]←[国試_108]→[108A050]
[★]
- 甲状腺全摘術後に発症したテタニーに対し、直ちに投与すべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A005]←[国試_114]→[114A007]
[★]
- 英
- calcium
- 関
- カルシウムイオン、リン
- calcium channel blockers, calcium channels
基準値
- 血清総Ca 8.6-10.1 mg/dl(臨床検査法提要第32版)
- 8.6-10.2 mg/dL (QB) だいたい 9.4 ± 0.8
- 血清Caイオン 1.15-1.30 mmmol/l(臨床検査法提要第32版), 4.6-5.1 mg/dl
血液ガス
- 血液ガスでは (mEq/l)で出されるが 4倍すれば (mg/dl)に変換できる 原子量が約40ゆえ
溶解度積
リン酸カルシウム
|
366x10-6
|
(30℃)
|
リン酸カルシウム
|
0.35x10-6
|
(38℃)
|
炭酸カルシウム
|
0.0087x10-6
|
(25℃)
|
酒石酸カルシウム
|
0.0077x10-6
|
(25℃)
|
シュウ酸カルシウム
|
0.00257x10-6
|
(25℃)
|
オレイン酸カルシウム
|
0.000291x10-6
|
(25℃)
|
パルチミン酸カルシウム
|
0.000000161x10-6
|
(23℃)
|
カルシウムの吸収(SP.744)
- +健康成人の1日あたりの食物Ca摂取0.6g
- +消化管分泌物と脱落上皮細胞のCa 0.6g
- -吸収されるCa 0.7g
- -そのまま排泄 0.5g
- 正味吸収されるCa 0.1g
カルシウムの吸収部位
カルシウム代謝の調節機構
副甲状腺ホルモン
- 1. 破骨細胞に作用してCa,Pが血中へ。
- 2. 腎の遠位尿細管に作用してCa再吸収の亢進、近位尿細管でのP再吸収の抑制。
- 3. 近位尿細管に作用して酵素を活性化し、1,25水酸化ビタミンD3の産生亢進。
1,25(OH)2D3
- 1. 空腸からのCaとPの吸収。
- 2. 骨形成促進。
- 3. 遠位尿細管でのCaとPの再吸収促進。
- 4. 副甲状腺ホルモンの合成を抑制
尿細管における部位別カルシウム輸送
- 糸球体で濾過されるのはイオン化Caと陰イオン複合型Ca(蛋白結合型Caは濾過されない)
- 濾過されたカルシウムのうち95%が再吸収される。
- 近位尿細管:60-70%
- ヘンレループ:20-25%
- 遠位尿細管、集合管:10-15%
近位尿細管
- Na+依存的に再吸収。受動輸送80%、能動輸送20%
- 基底側のCa2+ ATPase, 3Na+-Ca2+逆輸送系
ヘンレループ
- 太いヘンレループ上行脚で
- 受動輸送:管腔内電位が正であるため
遠位尿細管~集合管
- 糸球体濾過量の10-15%が再吸収されている → 量としては少ないが能動的に吸収が行われる部位。
- 能動輸送:管腔内電位が負であるため。
- PTH、カルシトニンに調節されている
- チアジド系利尿薬により細胞内Na↓となるとCa再吸収↑となる!!!! ← ループ利尿薬と違う点。よって高カルシウム血症が起こることがある。
接合尿細管
- 管腔側:Ca2+チャネル/非選択的カチオンチャネル
- 基底側:Na+-K+ ATPase, 3Na+-Ca2+交換系
尿細管におけるカルシウムの輸送の調節 SP.796
- Ca2+の尿中排泄量はNa+の尿中排泄量と比例。循環血漿量が増加するとCa2+排泄も増加
- Ca2+の尿中排泄量は血漿Ca2+濃度と比例する。
血清カルシウム濃度
- 血液中でCa2+は調節を受けて一定に保たれるが、蛋白と結合しているCaはアルブミンの量によって増減する。
- 血清アルブミン濃度 4 g/dl、血清Ca濃度 9mg/dl。補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
- 血清アルブミン濃度 2 g/dl、血清Ca濃度 7mg/dl。 → 大変!!低カルシウム血症!! → ホント? ってことになる。アルブミンの量が減ってAlb-Caが減っただけで生理的に重要なCa2+は保たれているのではないか。 → こんな時に補正Ca濃度を用いるのである
- →補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
- つまり、低アルブミン血症ではCa2+は保たれているにもかかわらず、血清Caは低値となりそのままでは評価できないために補正を行う。
- 補正Ca濃度(mg/dl)=Ca実測値(mg/dl)+(4-血清アルブミン濃度(g/dl)) ・・・Payneの式
- アルブミンのpIは7より小さく、アシデミアでは負に帯電しているアルブミンが減少、アルカレミアでは負に帯電しているアルブミンが増加する。すなわち、pHが下がるとアルブミンとくっつなくなったCaが増加するので、血液pH0.1の低下につきfreeイオン化Ca(Ca2+)は0.12mg/dl増加する???????????
循環血液量
血清Ca濃度
- 血清Ca濃度↑→PTH↓
- 生理活性のあるのはイオン化Ca(Ca2+)のみ
- 血清Ca濃度=イオン化Ca(45%) + 蛋白結合型Ca(40%) + 陰イオン複合型Ca(15%)
- イオン化Caは一定に保たれる
pH
- アシドーシス :pHが小さくなると負電荷減少:蛋白のCa結合能↓、イオン化Ca↑
- アルカローシス:pHが大きくなると負電荷増加:蛋白Caの結合能↑、イオン化Ca↓→Ca欠乏(低カルシウム血症)
低蛋白血症
- 低蛋白血症の際、蛋白結合型Caは減少するが、イオン化Ca一定。
尿中カルシウム
血中カルシウムと尿中カルシウム
- 薬剤などの影響がなければ、血中カルシウムと尿中カルシウムは相関がありそうである → 副甲状腺ホルモン
血清カルシウムと心電図
元素
- 金属元素。周期表第2族アルカリ土類金属元素
- 原子番号:20
- 元素記号:Ca
- 原子量 40.078 g/mol
臨床関連
参考
- http://www.orth.or.jp/osteoporose/caseizai.html
[★]
- 英
- (調剤)formulation、preparation、dosage、(工業)drug product
- 関
- 製剤形態、剤形、処方、準備、調製、投薬量、投与量、標品、標本、服用量、プレップ、プレパラート、薬用量、用意、用量、製法
[★]
- 英
- drug、agent
- 関
- 薬、作用薬、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品