α-メチルドパ
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Japanese Journal
- 妊婦の高血圧は治療すべきか--コクランレビューから学ぶ妊娠高血圧症侯群の治療 (第1土曜特集 最新・高血圧診療Update--JSH2009のより深い理解のために) -- (JSH2009に基づいた高血圧の診療)
- 硫酸マグネシウム大量投与とα-メチルドパの併用が有効であった重症破傷風の1例
- 堀内 郁雄,藤原 晋次郎,森田 正則,石丸 剛,河野 匡彦,鈴木 幸一郎
- 日本救急医学会雑誌 19(2), 113-118, 2008-02-15
- NAID 10024371955
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- 【最新の回答】確かにαメチルドパは選択的α2作動薬ですし、選択的α2作動薬には降圧作用がありますが、血管内皮の平滑筋に分布するα2受容体は、平滑筋を収縮させるように働きます。 α2 ...
- [ドパミン][ニチドーパ][ハーフドパ][ベカンタ][メチルドパ] [メドパ][メトバール][メプリン][ユープレスドパ] 分類 交感神経抑制薬、中枢性α 2 アゴニスト 作用機序 脳の中枢に直接作用して、血管を拡張させて血圧を下げる。 脳内でα-メチル ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- pregnancy induced hypertension, PIH
- 関
- [[]]
- 妊娠中毒症の名称、定義、分類は2005年4月で改正された
定義 NGY.392
- 妊娠20週以降、分娩後12週までに1),2)のいずれかであって、かつこれらの症候が偶発合併症によらないもの
- 1) 高血圧が見られる
- 2) 高血圧にタンパク尿を伴う
疫学
- 初産婦、高齢妊婦(35歳以上)で発生しやすい
- 妊娠前BMI24以上で2-3倍の発症率
- 双胎妊娠では30-40%発症リスクが高まる。
分類
病型
- 以前からの蛋白尿 + 妊娠20週以降の高血圧
- 以前からの高血圧 + 妊娠20週以降の蛋白尿
- 以前からの高血圧・蛋白尿 → 妊娠20週以降に増悪
重症度
|
軽症
|
重症
|
収縮期血圧
|
140-160mmHg
|
>160mmHg
|
拡張期血圧
|
90-110mmHg
|
>110mmHg
|
蛋白尿
|
300-2000mg/day
|
>2000mg/day
|
妊娠高血圧腎症と加重型妊娠高血圧腎症の比較
- QB.P-239
|
妊娠高血圧腎症
|
加重型妊娠高血圧腎症
|
経産回数
|
初産婦に多い
|
経産婦に多い
|
後遺症
|
なし(分娩後早期に症状消失)
|
高血圧
|
再発
|
難
|
易。妊娠回数に比例
|
病態生理
- 組織レベルでは、血圧上昇・血管収縮(血管の攣縮)、凝固の促進(血管内凝固の促進)、腎の虚血、糸球体障害、血管透過性の亢進が起きており、鼓音結果として高血圧、蛋白尿、浮腫をきたすと考えられている。(NGY.394)
病理
- 胎盤:胎盤血管の壊死、血栓形成。
- 腎臓:メサンギウム細胞、上皮細胞、内皮細胞を中心とした増殖性糸球体の変化を生じる。蛋白尿の原因は限外濾過の破綻である。(NGY.394)
症候
治療
- NGY.396 G10M.99
- 極端な塩分・水分制限は循環動態を悪化させる
- 浮腫:利尿薬の使用は子宮胎盤循環を悪化させうるので肺水腫合併以外には禁忌。
- 子癇:予防的に硫酸マグネシウム投与
- 血栓:予防的にアンチトロンビン、ヘパリンなど
[★]
- 英
- parkinsonian syndrome
- 同
- Parkinson症候群
- 関
- パーキンソニズム parkinsonism
[show details]
分類
中枢神経変性疾患 - パーキンソンニズムを主徴とする疾患
[★]
- 英
- methyldopa
- ラ
- methyldopi
- 同
- αメチルドーパ αメチルドパ (国試)α-メチルドパ alpha-methyldopa
- 化
- メチルドパ水和物
- 商
- アルドメット Aldomet、ユープレスドパ
- 関
- 血圧降下剤
[show details]
分類
作用機序
- α2受容体アゴニスト → シナプス前膜にあるα受容体に結合し、自己抑制的に作用するはず。
- 血管運動中枢に抑制的に作用して、降圧に働く。
適応
- 高血圧、妊婦、腎障害者に使用可能。妊婦にも使える降圧薬(ほかにヒドララジンがあったなあ)。
副作用
- 溶血性貧血、SLE様作用、Coombs陽性、肝障害、起立性低血圧
GOO.853
- 傾眠、見当識低下 ← 脳幹のα2受容体に対する作用
- 口内乾燥 ← 延髄の中枢におけるα受容体の抑制。
- 性欲減退、パーキンソン症候群、高プロラクチン血症(女性化乳房や乳汁漏出をきたすのが明白になる程度) ← 中枢神経系に対する作用(ドパミン作動性ニューロンにα-メチルドパミンが蓄積してそうである)
- 洞房結節の機能障害がある患者では重度の徐脈や洞停止
禁忌