頚管炎
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Japanese Journal
- 馬場 洋介,松原 茂樹,角田 哲男,近藤 恵,町田 静生,鈴木 光明
- 自治医科大学紀要 29, 187-191, 2006-12-01
- … 女性の淋菌感染症は多くの場合子宮頚管炎・下部尿路感染症を示すが汎発性腹膜炎となる場合もある。 …
- NAID 110006457567
- 当科で診断されたChlamydia trachomatis子宮頚管炎患者の臨床的検討
- 本藤 徹,菅生 元康
- 日本性感染症学会誌 = Japanese archives of sexually transmitted diseases 13(1), 87-92, 2002-06-20
- NAID 10011520202
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- 子宮頚管炎. STDは不妊症の原因にも. STD(性感染症)を放っておくと不妊症の原因や 子供に感染します。 自宅で簡単、早めの ... 子宮頚管炎は単独で起こることはまれで、 子宮頚管炎は、子宮頚管内に球菌、大腸菌、淋菌、クラミジア、連鎖球菌などの細菌が ...
- 子宮頸管炎。子宮頸管炎とはどんな病気か 子宮頸部(けいぶ)の炎症性病変で、性交 後に腟から病原体が上行性に感染して起こるものが多く、主な病原体はクラミジアや 淋菌(りんきん)などの細菌です。分娩や人工妊娠中絶などの子 gooヘルスケア 家庭の ...
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- 37歳の2回経産婦。妊娠28週4日。少量の出血と規則的な腹部緊満感とを主訴に来院した。外子宮口は閉鎖しているが、少量の出血を認める。経膣超音波検査では、内子宮口の漏斗状開大を認め、子宮頸管長は24mmである。胎児心拍数陣痛図で子宮の収縮は当初15分に1回程度であったが、徐々にその間隔は短縮しつつある。胎児は週数相当の発育を示しており、特別な異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球401万、Hb12.0g/dl、Ht36%、白血球16,400、血小板25万。CRP6.9mg/dl。子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ4.4μg/ml(基準1.6以下)。
- 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
AD
- 子宮頚管炎、切迫早産
- 絨毛膜羊膜炎疑い
- 症状が出現していないので(顕性絨毛膜羊膜炎ではない)、抗菌薬で病原体の制圧を図りつつ切迫早産を予防すべく子宮収縮抑制薬を投与する。
※国試ナビ4※ [101G001]←[国試_101]→[101G003]
[★]
- 18歳の女子。月経時の下腹部痛を主訴に来院した。 15歳ころから月経時の下腹部痛を自覚するようになった。下腹部痛は月経開始日から始まり、軽い頭痛と悪心とを伴う。今回は特に症状が強かったため、月経3日目に受診した。初経は13歳。月経周期は28日型、整。経血量は正常範囲内である。体温36.0℃。脈拍84/分、整。血圧112/72mmHg。内診所見上、子宮は正常大で可動性は良好である。卵巣を触知しない。血液所見:赤血球380万、 Hb11.8g/dL、 Ht36%、白血球7,800、血小板18万。 CRP0.7mg/dL。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106H020]←[国試_106]→[106H022]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
[★]
- 英
- gonorrhea (US)(oは発音しない), gonorrhoea (UK?)
- ラ
- gonorrhoea
- 同
- 淋疾 (淋病の方がよく使われるらしい)、gonococcal infection、gonococcal infections
- 関
- 淋菌、細菌、性感染症
- 淋菌 Neisseria gonorrhoeaeによって起こる性病、性感染症
特徴
病原体
疫学
潜伏期間
感染経路
症状(SMB.215)
- 著明な排尿痛を伴った尿道炎(急性前部尿道炎)に始まり膿性分泌物(外尿道口からの乳白色から黄色の排膿)を排出。潜伏期は2-5日。発熱は大抵ない。 →淋菌性尿道炎
- 進展すると後部尿道炎、精巣炎、前立腺炎、精巣上体炎を合併。発熱を来す。
- 菌血漿を来たし、関節炎などを併発することもある
- 子宮頚管炎/頚管炎。尿道炎、バルトリン腺炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎等の骨盤内炎症性疾患(pelvic inflammatory diseases, PID)に進展 →不妊、子宮外妊娠などの原因。
- 婦人科的炎症症状(膿性帯下、不正性器出血、性交痛、下腹部痛など)を呈する
- 半数近くが不顕性。
合併症
経過
検査
培養
治療(SMB.215)
- 第一選択:ペニシリン系抗菌薬。
- ペニシリナーゼ産生淋菌 penicillinase-producing N. gonorrhoeae PPNG:βラクタマーゼ阻害薬を合剤した合剤ペニシリン
- スペクチノマイシン、セフトリアキソンも評価されている
- ニューロキノロン耐性淋菌20-60%
予防
[★]
- 同
- クラミジア・トラコマティス、トラコーマクラミジア
- 関
- 特殊な細菌、クラミジア、クラミジア感染症、クラミジアトラコマティス症
特徴
- 扁性細胞寄生菌 ← 細胞内への移行性・ペプチドグリカン無く、βラクタム無効、アミノグリコシド無効
- 細胞壁有り
- ペプチドグリカン無し
感染症
眼科
- SOP.176
産婦人科
- G9M.67,68,74
- 潜伏期間2-3週間で、多くは無症状で経過。帯下は軽度増量し、水様透明の漿液性
泌尿器科
一般的な治療
国試
[★]
- 英
- gonococcal cervicitis
- 関
- 淋菌性子宮頸管炎
[★]
- 英
- markers of cervicitis
- 関
- 頚管炎
[★]
- 英
- uterus (Z), womb, metra
- 関
- 内性器
発生学的由来
解剖
支持構造
組織
子宮
子宮の大きさ
- 鶏卵大。(非妊娠時)逆位の前後にやや扁平な西洋梨状で長さ約7cm、幅約4cm、厚さ約2.5cm、重さ30~40g。
妊娠と子宮の大きさ、子宮底の高さ、恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
妊娠月数
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子宮の大きさ
|
子宮底の高さ
|
恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
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第1月末
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鶏卵大
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第2月末
|
鵞卵大
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第3月末
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手拳大
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第4月末
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小児頭大
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恥骨結合上2-3横指
|
12cm
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(妊娠月数x3)
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第5月末
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成人頭大
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恥骨結合と臍との中央
|
15cm
|
第6月末
|
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臍高
|
21cm
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(妊娠月数x3+3)
|
第7月末
|
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臍上2-3横指
|
24cm
|
第8月末
|
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剣状突起と臍との中央
|
27cm
|
第9月末
|
|
剣状突起下2-3横指
|
30cm
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第10月末
|
|
剣状突起と臍との中央
|
33cm
|
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産褥0日分娩直後
|
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臍下3横指
|
11cm
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産褥0日12時間後
|
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臍高(右に傾く)
|
15cm
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産褥1-2日
|
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臍下1-2横指
|
12cm
|
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産褥3日
|
|
臍下3横指
|
10cm
|
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産褥5日
|
|
臍高と恥骨結合上縁との中間
|
9cm
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産褥7日(産褥1週)
|
手拳大
|
恥骨結合上縁
|
|
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産褥10日
|
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腹壁から触れない
|
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(産褥6週)
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鶏卵大
|
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臨床関連
-
[★]
- 英
- cervicitis
- ラ
- cervicitis uteri
- 同
- 子宮頚管炎 uterine cervicitis、子宮頸管炎、子宮頸炎、子宮頸部炎、子宮頚炎、子宮頚部炎、頸管炎
- 関
- 淋疾
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定義
病原体
症状
診断
- 子宮頚管分泌物の培養検査、免疫学的検査(蛍光抗体法)、核酸増幅法(クラミジア)
治療
[★]
- 英
- cervical canal (Z)
- 関
- 子宮頚部
子宮頚管長
- 超音波エコー検査で妊娠30週台前半まで子宮頚管長は3-4cmである。これより短縮している場合には切迫流産や頚管無力症を疑う。
[★]
- 英
- cervix of uterus (KL,Z)
- 関
- 子宮
[★]
- 関
- 炎光、炎症