- 英
- gonococcal urethritis GU, gonorrheal urethritis
- ラ
- urethritis gonorrhoica
- 関
- 淋菌 Neisseria gonorrhoeae
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 男子非淋菌性尿道炎に対する gatifloxacin の臨床研究
- 濱砂 良一,高橋 聡,清田 浩,安田 満,荒川 創一,菊池 達也,村谷 哲郎,速見 浩士,松本 哲朗,朝野 和典,岩澤 昌彦,広瀬 崇興,遠藤 勝久,細部 高英,尾上 泰彦,石原 哲,伊藤 雅康,土井 達朗,彦坂 幸治,岡 伸俊,山口 秋人,鷺山 和幸,加野 資典,高山 一生,黒住 武史,加治 慎一,伊東 健治,川井 修一,池井 善彦,高橋 尚也,蓑田 国廣,薬師寺 和道,今村 厚志,濱島 寿充,島田 剛
- 西日本泌尿器科 72(5), 224-236, 2010-05-20
- NAID 10026433972
- PP-624 非クラミジア性非淋菌性尿道炎の起炎菌に関する検討(発表・討論,一般演題ポスター,第98回日本泌尿器科学総会)
Related Links
- 原因は淋菌で、性行為により保菌者より感染します。尿道内に入った淋菌が、3~7日の 潜伏期間中に増殖し、まず、尿道の不快感、次いで排尿時の疼痛と希薄な膿汁がみ られ、やがて濃厚に黄色を帯びてきます。
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★リンクテーブル★
[★]
- 37歳の男性。陰茎の疼痛と排膿とを主訴に来院した。1か月前から陰茎先端部に疼痛と硬結とを自覚していた。徐々に疼痛は増強しており、2、3日前からは発赤を伴うようになっている。今朝、下着に膿が付着し悪臭も伴うようになったため受診した。喫煙は20本/日を10年間。飲酒は機会飲酒。独身。不特定多数の相手と性交渉があった。真性包茎であり、包皮の発赤および排膿を認める。包茎に対して背面切開術を行い、包皮を翻転した写真(別冊No. 9A、B)を別に示す。亀頭部に硬結を認める。
- 最も疑われるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D028]←[国試_111]→[111D030]
[★]
- 英
- gonorrhea (US)(oは発音しない), gonorrhoea (UK?)
- ラ
- gonorrhoea
- 同
- 淋疾 (淋病の方がよく使われるらしい)、gonococcal infection、gonococcal infections
- 関
- 淋菌、細菌、性感染症
- 淋菌 Neisseria gonorrhoeaeによって起こる性病、性感染症
特徴
病原体
疫学
潜伏期間
感染経路
症状(SMB.215)
- 著明な排尿痛を伴った尿道炎(急性前部尿道炎)に始まり膿性分泌物(外尿道口からの乳白色から黄色の排膿)を排出。潜伏期は2-5日。発熱は大抵ない。 →淋菌性尿道炎
- 進展すると後部尿道炎、精巣炎、前立腺炎、精巣上体炎を合併。発熱を来す。
- 菌血漿を来たし、関節炎などを併発することもある
- 子宮頚管炎/頚管炎。尿道炎、バルトリン腺炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎等の骨盤内炎症性疾患(pelvic inflammatory diseases, PID)に進展 →不妊、子宮外妊娠などの原因。
- 婦人科的炎症症状(膿性帯下、不正性器出血、性交痛、下腹部痛など)を呈する
- 半数近くが不顕性。
合併症
経過
検査
培養
治療(SMB.215)
- 第一選択:ペニシリン系抗菌薬。
- ペニシリナーゼ産生淋菌 penicillinase-producing N. gonorrhoeae PPNG:βラクタマーゼ阻害薬を合剤した合剤ペニシリン
- スペクチノマイシン、セフトリアキソンも評価されている
- ニューロキノロン耐性淋菌20-60%
予防
[★]
- ラ
- Neisseria gonorrhoeae, N. gonorrhoeae
- 英
- gonococcus、gonococci
- 同
- 淋菌
- 関
- 淋疾 gonorrhea、ナイセリア属、細菌
- first aid step1 2006 p.133(IgA protease),135(分類),162(骨髄炎),163(性感染症,PID),188
特徴
- 泌尿器・生殖器の化膿性感染症の起因菌。菌血症を来たし、感染性心内膜炎や関節炎も起こしうる。産道感染による新生児膿漏眼も起こしうる
細菌学
- 尿道・性器分泌液のグラム染色で白血球に貪食されて増殖している像が観察される
検査
- 分離培養する場合には、直ちに培養を行い(死滅しやすいため)、また48時間以上培養しない(自己融解して死滅)
- カタラーゼ試験、オキシダーゼ試験:陽性
診断
- 尿道・性器分泌液のグラム染色で白血球に貪食されて増殖している像
感染症
一般的な治療
- ペニシリン(QB.Q-265)
- セフトリアキソン (KAP_US2CK internal_2_A_07; injection of ceftriaxone, 125 mg, is the treatment of choice and guarantees compliance。せふれきん)
[★]
- 関
- クラミジア尿道炎、淋菌性尿道炎
- クラミジア尿道炎で見られる尿道分泌物。膿性ではなく、また量は少ない。
[★]
- 英
- postgonococcal urethritis PGU
- 関
- 尿道炎、淋菌性尿道炎
[★]
[★]
- 英
- non-gonococcal urethritis NGU, nongonococcal urethritis
- ラ
- urethritis nongonorrhoica
- 同
- 単純性尿道炎 simple urethritis
- 関
- 若い男性が排尿時痛を訴えてきたら、性病を考え性交渉の有無を問診。尿道から膿性分泌物が認められればGram染色を行い、もし認められれば淋菌性尿道炎、何も認められなければ、非淋菌性尿道炎を考える。
-
- Gram染色で菌を認める → 淋病性尿道炎 → セフェム系抗菌薬静脈注射一回、ニューロキノロン系抗菌薬の内服
[★]
- 英
- urethritis
- 関
- 尿道
- 潜伏期:(Chlamydia trachomatis)10-14日
- 出典不明
男性
|
淋菌性尿道炎
|
クラミジア性尿道炎
|
潜伏期間
|
3-7日
|
1-3週
|
発症
|
急激
|
比較的緩徐
|
排尿中
|
強い
|
軽い
|
分泌物の性状
|
膿性
|
漿液性~粘液性
|
分泌物の量
|
中等量
|
少量~中等量
|
[★]
- 英
- urethra (Z)
- 関
- 膀胱、尿管、腎臓、男性生殖器系
発生
部位による分類 (KL.432, M.215)
- 1. 膀胱頚内の尿道(前立腺前部)
- 2. 前立腺部
- 3. 隔膜部
前立腺部
[★]
- 関
- 炎光、炎症