クロルヘキシジン
- 関
- 外皮用殺菌消毒剤
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Japanese Journal
- 易感染状態の高齢者に対するよりよい感染予防--マスキン水を用いた清拭方法の検討
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- 外用殺菌消毒剤(滅菌製剤)(クロルヘキシジン製剤)
販売名
0.5W/V%マスキン水
組成
100mL中
- グルコン酸クロルヘキシジン 0.5g(0.5W/V%)含有。
禁忌
- クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある者
- 脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)
- [聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある。]
- 膣、膀胱、口腔等の粘膜面
- [クロルヘキシジン製剤の前記部位への使用により、ショック症状(初期症状:悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等)の発現が報告されている。]
効能または効果
効能・効果 |
用法・用量 (グルコン酸クロルヘキシジンとしての濃度) |
手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、医療用具の消毒 |
0.1〜0.5%の水溶液を用いる。 |
皮膚の創傷部位の消毒 |
0.05%の水溶液を用いる。 |
結膜嚢の洗浄・消毒 |
0.05%以下の水溶液を用いる。 |
手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 |
0.05%水溶液を用いる。 |
産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒 |
0.02%水溶液を用いる。 |
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある者
- 喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴のある者
重大な副作用
- ショック(0.1%未満)があらわれることがあるので観察を十分に行い、悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等があらわれた場合は、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 本剤は使用濃度において、栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、一部の真菌には有効であるが、結核菌及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。また、Opportunistic Pathogen(例えばPseudomonas,Serratia,Candida等)の中には、グルコン酸クロルヘキシジンに抵抗性を示すものがある。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:グルコン酸クロルヘキシジン(Chlorhexidine Gluconate)
- 化学名:2,4,11,13−Tetraazatetradecane diimidamide,N ,N ”− bis(4−chlorophenyl)−3,12− diimino−,di−D−gluconate
- 分子式:C22H30Cl2N10・2C6H12O7
- 分子量:897.76
- 性 状:通常、水溶液として存在し、その20W/V%液は、無色〜微黄色の澄明な液で、においはなく、味は苦い。
水または酢酸(100)と混和する。本品1mLはエタノール(99.5)5mL以下またはアセトン3mL以下と混和するが、溶媒の量を増加するとき白濁する。
光によって徐々に着色する。
比重d20・20:1.06〜1.07
- 構造式:
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