- 英
- isosthenuria
- 関
- 低張尿、高張尿、尿
- 血漿浸透圧と等張の尿
- 尿比重:1.010-1.012
- 尿浸透圧:285-290 mOsm/kg
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- 等張尿. 尿比重が常に一定(1.010付近)の値を示すものです。 例えば、腎不全などの ように腎臓の機能が低下して腎臓での濃縮力の障害がおこると、血漿浸透圧に近い 比重の尿がつくられるため、尿比重が上下せずに比重の変動する幅が狭くなります。
- 等張尿の用語の意味を解説。 ... 世界大百科事典内の等張尿の言及. 【尿】より …血漿 浸透圧(280~290mOsm。浸透圧は単位容積中の溶質のモル数で表され,その単位は オスモルOsmで ... 等張尿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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- 英
- chronic renal failure, CRF
- 関
- 腎不全、急性腎不全
概念
- 数ヶ月から数十年に及ぶ緩徐な経過で腎機能障害が進行し、末期腎不全に至る不可逆的疾患。
- 濾過される原尿の量が減少するので、血液中の不要物を排泄したり、電解質・水分の調節能が低下する。
定義 (日本人腎臓学会 CKD診断ガイド)
- 1.-2.のいずれか、または両方が3ヶ月以上持続する。
- 1. 尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らか。特に尿蛋白が存在
- 2. GFR < 60 ml/min/1.73m3
病態
- カリウム↑:GFR低下によりカリウム分泌が不十分となる。
- リン↑:近位尿細管での排泄障害(YN.E-25)?、酸分泌障害?
- カルシウム↓:尿細管機能低下???により、PTHの作用を受けて遠位尿細管で再吸収されるべきカルシウムが排泄される。
- 細胞性免疫能の低下 → 結核のリスク(FSRFでは正常人比10倍)
- 出血傾向 → 尿毒症により凝固系機能低下
- 低カルシウム血症:
- 尿細管での再吸収不全、1,25-dihydroxy-vitamin D3不足により腸管からのCa吸収低下、無機リン増加によりカルシウムの減少([Ca][P]積が一定になるように保たれているらしい)、骨のPTHに対する感受性低下???(なぜ?)
慢性腎不全におけるカルシウムリン代謝
- PRE.355
- 上記の病態と矛盾する点があり。
症状
- 脳 :不眠、意識障害、麻痺
- 眼 :眼底出血、視力低下
- 口 :アンモニア臭
- 心臓:心膜炎、心筋症、心タンポナーデ
- 肺 :呼吸困難、咳、血痰
- 胃腸:嘔気、食欲低下、潰瘍
- 腎臓:
尿量減少? 尿濃縮能障害、等張尿(多尿、夜間尿)
- 血管:高血圧、動脈硬化
- 血液:貧血、高カリウム血症
- 末梢神経:感覚異常
- 皮膚:掻痒感
- 骨:腎性骨異形成症
検査
血液検査
治療
- 炭酸カルシウム製剤などのリン吸着薬。消化管の中で不溶性の塩を形成
国試
[★]
- 英
- urine specific gravity, specific gravity of urine
- 関
- 尿、尿検査
基準範囲
- 1.020 (1.010-1.030)
- 蛋白補正:1g/dL:0.003、糖補正:1g/dL:0.004
低張、等張の定義
異常値の見方
- 検査値の本
高値(1.030以上)
- [高頻度・可能性]脱水(下痢、嘔吐、熱性疾患、水制限など)、糖尿病、ネフローゼ症候群、多発性骨髄腫、造影剤、浸透圧利尿薬(マンニトール製剤、グリセリン(グリセオール))、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
低値(早朝第一尿で1.010以下)
- [高頻度]慢性腎不全、急性腎不全の利尿期、利尿薬投与時、低K血症(利尿薬、原発性アルドステロン症、Bartter症候群、尿細管性アシドーシスなど)、高Ca血症(原発性副甲状腺機能亢進症、サルコイドーシス、悪性腫瘍など)、中枢性尿崩症、腎性尿崩症、薬剤性尿細管障害(リチウム、ゲンタマイシン、メチシリン、アムホテリシンB、ビンブラスチンなど)
- [可能性]心因性多飲症、低蛋白食、低塩食、尿路閉塞
[★]
- 英
- hyposthenuria
- 関
- 等張尿、高張尿、尿
- 血清浸透圧よりも低下した状態
- 尿比重 1.010 → 尿浸透圧285-290 mOsm/kg
[★]
- 英
- urine
- ラ
- urina
- 関
- 尿浸透圧、尿量
臨床関連
尿中への代謝物質の異常排出
尿の色
- 決定する要素:ウロビリノゲン、ヘモグロビン、ミオグロビンなど
[★]
- 英
- isotonic、isosmotic
- 関
- 緊張力性、等圧、等張性、等張力性、アイソトニック