- 英
 
- metanephrine, MN
 
- 関
 
- バニリルマンデル酸 VMA。ノルメタネフリン、カテコラミン
 
- カテコラミンの中間代謝産物の一つ。
 
- メタネフリンとノルメタネフリン
 
- LAB
- メタネフリン:40-200μg/日
 
- ノルメタネフリン:70-300μg/日
 
 
- 1mg/日以上で褐色細胞腫、交感神経芽腫、交感神経節細胞腫を疑う(検査の本)。
 
- 正常上限の3倍以上(JSH2014.123)
 
PrepTutorEJDIC
- Minnesota
 
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Japanese Journal
- 副腎腫瘍の検査・診断 血液・尿検査 (内分泌腺腫瘍--基礎・臨床研究のアップデート) -- (副腎腫瘍)
 
- 臨牀研究 特徴的な画像所見に乏しく,尿中メタネフリン・ノルメタネフリン軽度高値により早期に診断できた無症候性褐色細胞腫の一例
 
Related Links
- 臨床的意義 アドレナリン、ノルアドレナリンがバニリルマンデル酸(VMA)になる前の中間代謝物。褐色細胞腫・神経芽細胞腫で上昇。 メタネフリン2分画の分画成分は、メタネフリン(MN)とノルメタネフリン(NMN)である。
 
- 備考 あらかじめ,6N塩酸約20mLを入れた蓄尿瓶の中へ尿を24時間蓄尿し,よく混和後必要量をご提出ください。なお,尿量があらかじめ少ないと予想される場合には尿100mLに対して6N塩酸1mLの割合で入れてください。酸性蓄尿されて ...
 
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★リンクテーブル★
  [★]
- a. (1)(2)
 
- b. (1)(5)
 
- c. (2)(3)
 
- d. (3)(4)
 
- e. (4)(5)
 
[正答]
※国試ナビ4※ [096H056]←[国試_096]→[096H058]
  [★]
- 英
 
- pheochromocytoma PC, phaeochromocytoma
 
- 同
 
- クロム親和細胞腫 chromaffin cell tumor chromaffinoma
 
- 関
 
- 副腎外褐色細胞腫、傍神経節腫 paraganglioma。アドレナリン受容体
 
概念
- 副腎髄質や傍神経節などのクロム親和性細胞から発生する腫瘍。
 
- カテコールアミン分泌する
 
病型
- 臨床像:発作型・持続型
 
- 腫瘍発生様式:散発性、家族性(10%) : :*家族性発生のものはMEN2の可能性あり。
 
- 発生部位:副腎原発(90%)(片側性、両側性(10%))、副腎外発生(10%)
 
- 腫瘍の数:単発性、多発性(10%)
 
- 腫瘍の正常:良性、悪性(10%)
 
病因
- 10% disease
- embfc ← なんか適当な語呂にして
 
 
- extraadrenal:副腎外10%
 
- malignancy:悪性10%
 
- bilateral:両側10%
 
- familial:家族性10%
 
- child:小児10%
 
疫学
遺伝形式
原因となる遺伝子
| Location
 | 
Phenotype
 | 
Phenotype
 | 
Gene/Locus
 | 
Gene/Locus
 | 
| MIM number
 | 
MIM number
 | 
| 1p36.22
 | 
Pheochromocytoma
 | 
171300
 | 
KIF1B
 | 
605995
 | 
| 1p36.13
 | 
Pheochromocytoma
 | 
171300
 | 
SDHB
 | 
185470
 | 
| 2q11.2
 | 
{Pheochromocytoma, susceptibility to}
 | 
171300
 | 
TMEM127
 | 
613403
 | 
| 3p25.3
 | 
Pheochromocytoma
 | 
171300
 | 
VHL
 | 
608537
 | 
| 5p13.2
 | 
{Pheochromocytoma, modifier of}
 | 
171300
 | 
GDNF
 | 
600837
 | 
| 10q11.21
 | 
Pheochromocytoma
 | 
171300
 | 
RET
 | 
164761
 | 
| 11q23.1
 | 
Pheochromocytoma
 | 
171300
 | 
SDHD
 | 
602690
 | 
| 14q23.3
 | 
{Pheochromocytoma, susceptibility to}
 | 
171300
 | 
MAX
 | 
154950
 | 
病態生理
- 起立性低血圧:慢性的な血管収縮により体液が減少して生じやすくなる。また、慢性的なカテコラミン過剰により自律神経の血圧調節能力低下。
 
病理
- 悪性褐色細胞腫ではコハク酸脱水素酵素サブユニットB(SDHB)遺伝子に変異が存在するものがある。
 
症状
- カテコールアミンの過剰分泌による症状
 
- 高血圧、頭痛、発汗、動悸・頻脈、高血糖 → 5H
 
- 起立性低血圧、起立性めまい、蒼白、不安・神経過敏、体重減少
 
- YN.D-69
- HT,HM,HG,Hhidr,Head
 
 
高血圧
- α1作用により末梢血管収縮。
 
- β1作用によりレニン分泌
 
代謝亢進
高血糖
- α2作用:インスリン分泌抑制
 
- β2作用:肝臓によるグリコーゲン分解
 
頭痛
発汗
- 代謝亢進による体温上昇に対して発汗により体温の上昇を補償することがメカニズムと思われる。
 
- 甲状腺機能亢進症と同じメカニズムに基づく。さらに、脱共役蛋白質の活性化によるものと思う(成長ホルモン#)。
 
検査
- MRI:病変はT2 high
 
- CT:出血・壊死部位は低吸収
 
- シンチ:副腎シンチグラム:131I-MIBGの取り込みを見る。
 
検査禁忌
- 副腎静脈造影、副腎静脈サンプリング  ←  褐色細胞腫の場合に高血圧クリーゼの恐れ
 
診断
治療
- 薬物療法と手術療法がある。
 
薬物療法
手術療法
- αブロッカー(プラゾシン)とβブロッカーを併用、あるいはαβ遮断薬(ラベタロール)を使用し血圧を安定させてから手術を行う。手術は静脈結紮を先に行いカテコラミンの体循環への流入を防ぐ。
 
- 腹腔鏡下副腎摘除術
 
禁忌となる薬物
- グルカゴン:以下のような目的でグルカゴンが用いられるが、褐色細胞腫の患者においては「カテコールアミンの遊離を刺激して、急激な血圧の上昇を招くおそれがあ」ため、禁忌
 
- 成長ホルモン分泌能検査、インスリノーマの診断、肝糖原検査、低血糖時の救急処置、消化管のX線および内視鏡検査の前処置
 
- β受容体遮断薬:α受容体遮断薬と併用することなしに単独で用いるのは禁忌。α受容体の血管収縮作用を相対的に増強させるため、逆に血圧が上昇してしまう危険がある。(QB.D-289)
 
参考
- 1. PHEOCHROMOCYTOMA - OMIM
 
- http://omim.org/entry/171300
 
国試
  [★]
- 英
 
- normetanephrine, NMN
 
  [★]
- 英
 
- phosphorus P
 
- 関
 
- serum phosphorus level
 
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
 
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
 
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
 
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
 
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
 
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
 
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
 
- 腎より排泄される。
 
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
 
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
 
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
 
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
 
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3