出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/07/08 20:36:21」(JST)
ホスホジエステラーゼ (Phosphodiesterase, PDE) とは、広義にはリン酸ジエステル結合(1分子のリン酸が2個の水酸基と結合した構造)の一方の結合を加水分解する酵素である。 これにはホスホリパーゼC・Dのようなリン脂質を分解するものや、核酸を分解するヌクレアーゼなども含まれる。
しかし一般には、cAMPやcGMPの環状リン酸ジエステルを加水分解する酵素(環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ)を特にホスホジエステラーゼと呼ぶ。 cAMPやcGMPはセカンドメッセンジャーであり、PDEはその酵素活性のバランスによってその濃度を調節し、シグナル伝達に重要な役割を担っている。
哺乳類においてPDEのスーパーファミリーは11種類あり、基質特異性などが異なる。
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GOO. 269.
血中濃度 | 作用 |
0.5-1.0mM | [Ca2+]i↑ |
>50μM | ホスホジエステラーゼの阻害 |
<50μM | アデノシン受容体の拮抗 |
カフェイン | テオフィリン | テオブロミン | |
中枢作用 | ◎ | ○ | △ |
心血管系作用 | ○ | ◎ | △ |
気管支拡張作用 | △ | ◎ | ○ |
利尿作用 | ○ | ◎ | △ |
など・・・
ホスホジエステラーゼ3阻害薬 : 30 件 ホスホジエステラーゼIII阻害薬 : 68 件
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