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腹膜透析用剤
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ステイセーフバランス - 医療従事者向け情報サイト - 日機装
ステイセーフ®バランスのページです。日機装株式会社 医療従事者向け情報サイトです 。血液透析・腹膜透析・人工膵臓に関する製品情報と,製品に関するセミナー情報,拠点 情報,事業情報などを掲載しています。
PD/腹膜透析製品 ステイセーフ - フレゼニウス メディカル ケア ジャパン
ステイセーフ ®バランス 腹膜透析液は、透析患者さんのQOLの向上を実現していくため に、生体適合性が高く、安全な治療を行うための高品質な製品を提供します。また、 生体と環境にやさしいポリオレフィン系素材、バイオファイン®を独自に開発しています。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
腹膜透析液
販売名
ステイセーフバランス 2/1.5 腹膜透析液
組成
本剤は、A液とB液の2液からなり、3層構造バッグの2層に各液が分割され封入されています。使用直前に2液の層を開通させ、よく混合して1液とし、さらに3層目を開通させて使用します。
成分・分量(W/V%):A液:ブドウ糖(C
6
H
12
O
6
)
2.72
成分・分量(W/V%):A液:塩化ナトリウム(NaCl)
1.076
成分・分量(W/V%):A液:塩化カルシウム(CaCl
2
・2H
2
O)
0.0514
成分・分量(W/V%):A液:塩化マグネシウム(MgCl
2
・6H
2
O)
0.01016
成分・分量(W/V%):B液:乳酸ナトリウム(C
3
H
5
NaO
3
)
0.896
pH調整剤として、A液には塩酸および水酸化ナトリウムを適量、B液には炭酸水素ナトリウムを適量含有。
電解質濃度:A液とB液の混合後:ブドウ糖(g/dL)
1.36
電解質濃度:A液とB液の混合後:電解質(mEq/L):Na
+
132
電解質濃度:A液とB液の混合後:電解質(mEq/L):Ca
2+
3.5
電解質濃度:A液とB液の混合後:電解質(mEq/L):Mg
2+
0.5
電解質濃度:A液とB液の混合後:電解質(mEq/L):Cl
−
96
電解質濃度:A液とB液の混合後:電解質(mEq/L):乳酸イオン
−
40
禁忌
横隔膜欠損のある患者[胸腔へ移行し呼吸困難が誘発されるおそれがある。]
腹部に挫滅傷または熱傷のある患者[挫滅傷または熱傷の治癒を妨げるおそれがある。]
高度の腹膜癒着のある患者[腹膜の透析効率が低下しているため。]
尿毒症に起因する以外の出血性素因のある患者[出血により蛋白喪失が亢進し全身状態が悪化するおそれがある。]
乳酸代謝障害の疑いのある患者[乳酸アシドーシスが誘発されるおそれがある。]
効能または効果
慢性腎不全患者における腹膜透析(高マグネシウム血症や代謝性アシドーシスの改善が不十分な場合に用いる)。
ステイセーフバランス 1/1.5、1/2.5、1/4.25 腹膜透析液とステイセーフバランス 2/1.5、2/2.5、2/4.25 腹膜透析液は、おのおの次のような場合に使用して下さい。
ステイセーフバランス 1/1.5、1/2.5、1/4.25 腹膜透析液
高マグネシウム血症や代謝性アシドーシスの改善が不十分で、かつカルシウム製剤や活性型ビタミンD製剤の投与により高カルシウム血症をきたすおそれのある場合。
ステイセーフバランス 2/1.5、2/2.5、2/4.25 腹膜透析液
高マグネシウム血症や代謝性アシドーシスの改善が不十分な場合。
腹腔内に注入し、透析治療を目的とした液として使用します。
通常、成人では1回1.5〜2Lを腹腔内に注入し、4〜8時間滞液し、効果期待後に排液除去します。以上の操作を1回とし、体液の過剰が1kg/日以下の場合、通常1日あたりステイセーフバランス 2/1.5 腹膜透析液のみ3〜4回の連続操作を継続して行います。体液の過剰が1kg/日以上認められる場合、通常ステイセーフバランス 2/2.5 腹膜透析液を1〜4回、またはステイセーフバランス 2/4.25 腹膜透析液を1〜2回処方し、ステイセーフバランス 2/1.5 腹膜透析液と組み合わせて1日あたり3〜5回の連続操作を継続して行います。なお、注入量、滞液時間、操作回数は、症状、血液生化学値および体液の平衡異常、年齢、体重などにより適宜増減します。注入および排液速度は、通常300mL/分以下とします。
ステイセーフバランス 2/1.5 腹膜透析液は患者の体液の過剰が1kg/日以下の場合、これのみを1日に3〜4回交換使用して下さい。
ステイセーフバランス 2/2.5 腹膜透析液は患者の体液の過剰が1kg/日以上の場合に通常1日に1〜4回処方し、ステイセーフバランス 2/1.5 腹膜透析液と組み合わせて交換使用して下さい。
ステイセーフバランス 2/4.25 腹膜透析液は高浸透圧液であり、これのみを使用する場合には脱水を起こすことがあるので、急速な除水や多量の除水を必要とする時で患者の体液の過剰が1kg/日以上の場合に通常1日に1〜2回処方し、ステイセーフバランス 2/1.5 腹膜透析液と組み合わせて交換使用して下さい。体液過剰の状況は、患者の体重と基準体重とを比較検討し決定して下さい。基準体重は浮腫がなく、細胞外液の過剰に基づくと考えられる心不全等の症状がない状態で測定した体重値です
1)
。
慎重投与
・腹膜炎、腹膜損傷、腹膜癒着および腹腔内臓器疾患の疑いのある患者[腹膜炎、腹膜損傷、腹膜癒着および腹腔内臓器疾患が悪化または誘発されるおそれがある]
・腹部手術直後の患者[手術部位の治癒を妨げるおそれがある]
・糖代謝障害の疑いのある患者[糖代謝異常が悪化または誘発されるおそれがある]
・ジギタリス治療中の患者[ジギタリス中毒が誘発されるおそれがある]
・食事摂取が不良な患者[栄養状態が悪化するおそれがある]
・腹部ヘルニアのある患者[腹部ヘルニアが悪化するおそれがある]
・腰椎障害のある患者[腰椎障害が悪化するおそれがある]
・憩室炎のある患者[憩室炎が腹膜炎合併の原因となるおそれがある]
・人工肛門使用患者[細菌感染を起こすおそれがある]
・利尿剤を投与している患者[水および電解質異常が誘発されるおそれがある]
・高度の換気障害のある患者[腹腔圧迫により換気障害が悪化するおそれがある]
・高度の脂質代謝異常のある患者[高コレステロール血症、高トリグリセライド血症が悪化するおそれがある]
・高度の肥満がみられる患者[肥満を増長させるおそれがある]
・高度の低蛋白血症のある患者[低蛋白血症が悪化するおそれがある]
・ステロイド服用者、免疫不全患者および抗生物質アレルギー体質を持つ患者[感染症発生時に抗生物質が使用できないおそれがある]
・高齢者〈高齢者への投与〉の項参照
重大な副作用
心・血管障害
急激な脱水による循環血液量の減少、低血圧、ショック等があらわれることがあるので、このような場合には本剤の投与を中止し、輸血、生理食塩液、昇圧剤の投与等適切な処置を行って下さい。
薬効薬理
腹腔内へ注入された透析液と患者の血漿の間では、腹膜を介して、浸透と拡散が行われます。このことにより、血漿電解質濃度は正常域に近づき、患者の血中に高濃度で存在する代謝有害物質は透析液中に移行します。また、透析液中のブドウ糖は、浸透圧剤として配合され、患者血漿より高浸透圧にすることで浸透圧勾配をつくり、患者血漿中の水分は透析液側(腹腔内)に移行します。
★リンクテーブル★
リンク元
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