ブホルミン
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- ジベトンSとは。効果、副作用、使用上の注意。血糖値を下げる薬です。エネルギーとして消費される血糖の量を増やして血糖値を下げ、腸から吸収される糖質の量を減らして血糖値を上げないようにはたらくと考えられています。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ジベトンS腸溶錠 50mg
組成
成分・含量
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、酢酸フタル酸セルロース、クエン酸トリエチル
禁忌
- 次に*示す状態の患者〔乳酸アシドーシスを起こしやすい。〕
- 乳酸アシドーシスの既往
- 腎機能障害(軽度障害も含む。)
- *透析患者(腹膜透析も含む)
- 肝機能障害
- ショック、心不全、心筋梗塞、肺塞栓など心血管系、肺機能に高度の障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態
- 過度のアルコール摂取者
- 脱水症、*脱水状態が懸念される下痢、嘔吐等の胃腸障害*のある患者
- 高齢者(「5.高齢者への投与」の項参照)
- 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、*1型糖尿病の患者〔*輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必要である。〕
- 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者〔*インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。また、乳酸アシドーシスを起こしやすい。〕
- 栄養不良状態、飢餓状態、衰弱状態、脳下垂体機能不全又は副腎機能不全の患者〔低血糖を起こすおそれがある。〕
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「6. 妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 本剤の成分又はビグアナイド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- インスリン非依存型糖尿病(ただし、SU剤が効果不十分な場合あるいは副作用等により使用不適当な場合に限る。)
- 本剤はSU剤が効果不十分な場合あるいは副作用等により使用不適当な場合にのみ使用すること。
通常、ブホルミン塩酸塩として1日量100mgより開始し、1日2〜3回食後に分割経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、1日最高投与量は150mgとする。
慎重投与
次に掲げる状態患者
- 不規則な食事摂取、食事摂取量の不足*〔低血糖を起こすおそれがある。〕
- 激しい筋肉運動*〔低血糖を起こすおそれがある。〕
- 感染症*〔乳酸アシドーシスを起こすおそれがある。〕
- 「相互作用」の項(1)に示す薬剤との併用*〔乳酸アシドーシスを起こすおそれがある。〕
- *他の糖尿病薬を投与中の患者(「相互作用」、「副作用(1)重大な副作用」の項参照
重大な副作用
乳酸アシドーシス(0.1%未満)
- 乳酸アシドーシス(血中乳酸値の上昇、乳酸/ピルビン酸比の上昇、血液pHの低下等を示す。)は予後不良のことが多い*。一般的に発現する臨床症状はさまざまであるが、胃腸症状、倦怠感、筋肉痛、過呼吸等*の症状がみられることが多く、これらの症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、必要な検査を行うこと。なお、乳酸アシドーシスの疑いが大きい場合には、乳酸の測定結果等を待つことなく適切な処置を行うこと。
低血糖(0.1%未満)
- 低血糖症*状があらわれ*ることがあるので、*患者の状態を十分観察しながら投与する。症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
低血糖症状*(初期症状:脱力感、高度の空腹感、発汗等)が認められた場合には通常はショ糖を投与し、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与すること。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ブホルミン塩酸塩(Buformin Hydrochloride)
化学名
- 1-butylbiguanide hydrochloride
分子式
分子量
融点
性状
- 本品は白色の結晶性の粉末である。本品は水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。
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