- 英
- persistent delusional disorders
- ICD-20
- F22
分類
- F22.0 妄想性障害 Delusional disorder
- F22.8 他の持続性妄想性障害 Other persistent delusional disorders
- これは,妄想性障害(F22.0)の診断基準を満たさないような持続性妄想性障害のための残遺カテゴリーである。妄想が、持続性の幻声あるいは統合失調症(F20.-)の診断基準を満たすほどではない統合失調症の症状をともなっているような場合は、ここに分類すべきである。しかし、状態の持続が3ヶ月に満たない妄想性障害であれば、少なくとも一時的にはF23.-に分類しておくべきである。
- F22.9 持続性妄想性障害,特定不能のもの Persistent delusional disorder, unspecified
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- <原著>形成外科患者におけるコンサルテーション・リエゾン精神医学の現状と問題
- 日下志 厳,真鍋 幸嗣,花田 雅憲,上石 弘
- 近畿大学医学雑誌 24(1), 33-40, 1999-06-25
- … 「患者が女性」「手術希望部位が頬や下顎」があげられた.ICD-10分類では, 「手術に反対」のものはF40恐怖症性不安障害が多く, 「反対はしない」ものではF45身体表現性障害が多かった.そしてF22持続性妄想性障害は2例だけではあったが, いずれも「手術に反対」であった.また形成外科では, 時に治療は順調に進み退院も近づいているのに, 抑うつ状態となっている場合がある.形成手術によるボディー・イメージの …
- NAID 110000061513
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- 統合失調症/統合失調症の原因・症状 精神病性障害(統合失調症・妄想性障害) 一時的に現実と非現実の境界を見誤ってしまう事は日常生活であり得る事ですが、それが一定の期間以上持続している場合は、精神病性障害の可能性が ...
- ICD10コード:F22 持続性妄想性障害 検索数: 17件 病名 ICD10コード 病名交換用コード 1 サンデル病 F220 M7SK 2 パラノイア F220 N89M 3 関係念慮 F220 S7HP 4 関係妄想 F220 CKR2 5 誇大妄想 F220 RFKF 6 口臭ノイローゼ ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- other persistent delusional disorders
- ICD-10
- F22.8
- 関
- F22
診断基準
- これは,妄想性障害(F22.0)の診断基準を満たさないような持続性妄想性障害のための残遺カテゴリーである。妄想が、持続性の幻声あるいは統合失調症(F20.-)の診断基準を満たすほどではない統合失調症の症状をともなっているような場合は、ここに分類すべきである。しかし、状態の持続が3ヶ月に満たない妄想性障害であれば、少なくとも一時的にはF23.-に分類しておくべきである。
[★]
- 英
- delusion
概念
- 思考内容の異常 → 思考障害
- 誤った考え方や意味づけに異常な確信を持ち訂正できないような思考内容の異常。
定義
- 1. 非常な信念、何ものにも比べられない主観的な確信
- 2, 経験上こうであるはずだとか、こうだからこうなるという正しい論理に従わせることができない
- 3. 内容がありえないこと
分類
発生過程による分類
- 妄想着想:突然何の前触れもなく妄想が思いつく妄想
- 妄想知覚:実際の知覚に対して特別の意味づけがなされ、強く確信される妄想
- 妄想気分:周りがいつもと違い、何か不気味で「大変なことが起こりそうだ」という不安に襲われる
- 二次妄想:状況・感情・性格の反応として妄想の発生が了解できるもの。鬱病の貧困妄想や罪業妄想などは抑うつ気分から生じたものと了解される。
妄想内容による分類
被害的内容
|
統合失調症に多い
|
迫害妄想
|
自分が迫害されているという妄想
|
被害妄想
|
他人から悪意をもって害されていると信じる妄想
|
追跡妄想
|
追跡されているという妄想
|
関係妄想
|
周囲に起こっている現実を自らに結びつけて考える妄想
|
注察妄想
|
「常に盗聴されている」とか「隠しカメラで監視されている」と思い込む妄想
|
被毒妄想
|
食事に毒を入れられているという妄想
|
嫉妬妄想
|
恋人が浮気していると確信する
|
盗害妄想
|
自分の物を盗まれたと思い込む妄想
|
誇大的内容
|
躁状態、統合失調症
|
誇大妄想
|
自己を過剰評価したり、地位・財産・能力があるように思い込む妄想
|
血統妄想
|
自分が高貴な家系と確信する妄想
|
宗教妄想
|
自分が宗教上の救世主と確信する妄想
|
発明妄想
|
自分がすばらしい発明したと確信する妄想
|
恋愛妄想
|
他人が自分を愛しているという妄想
|
微小的内容
|
うつ状態
|
貧困妄想
|
自分は非常に貧しい、借金を抱えてしまったなどと信じる妄想
|
罪業妄想
|
自分は非常に悪い存在だ、罰せられるべきだ、皆に迷惑をかけているなどと思いこむ妄想
|
心気妄想
|
自分の身体の一部が病気にかかっていると思いこむ妄想
|
虚無妄想
|
自分の体や世界がなくなったと確信する妄想
|
精神疾患と妄想
[★]
- 英
- paranoia、paranoid disorder
- ICD-10
- F22.0
- 関
- 偏執症、妄想症、パラノイア、妄想性精神病、F22
- 含
- パラノイア、妄想性精神病、妄想状態、パラフレニー/遅発性パラフレニー、敏感関係妄想
- 除
- 妄想性パーソナリティ障害(F60.0)、心因性妄想性精神病(F23.3)、妄想反応(F23.3)、妄想型統合失調症(F20.0)
診断基準
- A. 典型的な統合失調症(F20.0-F20.3)としての基準G1(1b)またはG1(1d)に挙げた以外のもの(すなわち、まったくありそうにないものや、文化が的にも状況にそぐわないもの以外のもの)で、単一な妄想または一連の妄想群が存在すること。最もよくみられる例としては、迫害的・誇大的・心気的・嫉妬、あるいは性的内容の妄想である。
- B. 上記Aの妄想は、少なくとも3ヶ月間、認めること。
- C. 統合失調症(F20.0-F20.3)の全般基準を満たさないこと。
- D. 持続的な幻覚は、いかなる様態のものであっても、存在してはならない(三人称や論評し続けるような幻声が含まれることはないが、一時的で一過性の幻聴はあってもよい)。
- E. 抑うつ症状(またはF32.-「うつ病エピソード」であっても)が病相期に存在していた場合それが消失してもなお、妄想は変わることなく持続すること。
- F. 主要な除外基準: F00-F09で挙げた一次性または二次性の器質性精神障害、あるいは精神作用物質使用(Flx.5)による精神病性障害の証拠があってはならない。
- 亜型を詳記しようとする場合
- 必要であれば、次の型が特定されうる。すなわち迫害塑・好訴型・自己関係づけ型・誇大型・心気(身体)型・嫉妬型・性愛型などである.
[★]
- 英
- disorder、impairment、dysfunction、damage、difficulty、(妨げ)barrier、impediment、obstacle、disturbance、foe、(化学)hindrance、disorder、impair、lesion
- 関
- 妨げ、撹乱、関門、機能障害、機能不全、困難、傷害、障壁、損なう、損傷、ダメージ、破壊、破損、バリヤー、病変、不安、妨害、乱れ、無秩序、機能異常症、敵、疾患、バリア、バリアー、機能異常、機能不全症
[★]
- 英
- continuous、permanent、persistent、persisting、long-lasting、sustained、tonic、repository、insurmountable、continuously、persistently、tonically
- 関
- 永久、強精、強直、強直性、緊張性、継続的、稽留、持続的、耐久性、貯蔵所、連続、連続性、連続的、残留性、遺残、打ち勝ちがたい、遷延性、持続型
[★]
- 英
- persistence、duration、continuity、persist、last、sustain
- 関
- 維持、期間、継続、最後、持続時間、連続性、わたる、残留性、開存、遺残、持続期間