- 英
- voltage-gated calcium channel, VGCC
- 関
- 電位依存性カルシウムチャネル
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. ランバートイートン筋無力症候群:臨床的特徴および診断lambert eaton myasthenic syndrome clinical features and diagnosis [show details]
…against the voltage-gated calcium channel (VGCC). Several lines of evidence support a humoral mechanism of disease in LEMS: Passive transfer experiments successfully induced calcium channel dysfunction …
- 2. 神経系の腫瘍随伴性症候群の概要overview of paraneoplastic syndromes of the nervous system [show details]
…organs Pathogenic effects have been demonstrated for the following antibodies: P/Q type voltage-gated calcium channel antibodies in the Lambert-Eaton myasthenic syndrome (LEMS) Acetylcholine receptor antibodies …
- 3. 腫瘍随伴性小脳変性症paraneoplastic cerebellar degeneration [show details]
…syndrome (LEMS), the immunologic target of the antibodies appears to be the P/Q type voltage-gated calcium channel of the cerebellar molecular layer . Only three antibodies, anti-Yo, anti-Tr (or anti-Delta/Notch-like …
- 4. 遺伝性運動失調の概要overview of the hereditary ataxias [show details]
… The genetic basis for EA1 is the presence of point mutations in a voltage-gated potassium channel gene,… brain-specific P/Q-type calcium channel or, in one family, in the gene for the beta-4 subunit of this channel . The alpha-1A subunit mutation also can occur de novo . Mutations in the P/Q calcium channel may cause…
- 5. 赤血球水分量の制御control of red blood cell hydration [show details]
… a voltage-activated movement of sodium, potassium, and calcium can be demonstrated . This voltage-activated,… This channel is the prototype of the intermediate conductance calcium-gated potassium channels (IK channels) and is now designated as KCNN4 .…
Related Links
- VDCCは、形質膜の脱分極を感知して活性化開口し、細胞外から細胞内へCa 2+ を選択的に透過させる イオンチャネル であり、細胞の電気的興奮をCa 2+ 依存的な生理応答に変換する役割を担う。 開口する電位によりVDCCは、高電位 (~−20 mV)で活性化するL型 (Ca v 1)および非L型 (Ca v 2) と低電位 (~−60 mV) で活性するT型 (Ca v 3) に大別される [1] [2] [3] 。 高電位活性化型のVDCCは、α 1 、α 2 δ、βおよびγサブユニットから成るヘテロ4量体を形成すると考えられている (図1)。 α1サブユニット 図2. α1サブユニットの進化系統樹
- 電位依存性CaチャネルはL、N、T、P、Q、R型の6タイプに分かれている (電気生理学的、薬理学的性質の違い) L型、N型、T型が臨床上大切であり、 L型:中枢・末梢神経・骨格筋・心臓・血管平滑筋・腎臓に分布 N型:中枢・末梢神経・腎臓・副腎に分布 T型:中枢・末梢神経・心臓・血管平滑筋・腎臓に分布 その他 P、Q、R型:神経に分布 ②Caチャネル拮抗薬 (遮断薬) 選択的に電位依存性のCaチャネルを遮断する薬物を指す。 多くの電位依存性カルシウム拮抗薬はL型に作用する。 この型のチャネルを有する臓器や組織に影響を及ぼす。 ※①でも述べたが、L型は、心臓や平滑筋などに分布 異なるタイプのカルシウムチャネルをもつ組織に影響は及ぼさない 化学構造からの分類
- 電位依存性カルシウム・チャネル(Voltage-gated calcium channels: VGCCs) 膜電位の脱分極によって電位依存性カルシウム・チャネル( VGCCs )が開口すると、ニューロン内へカルシウム・イオンが流入します。VGCCs は複数の
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- voltage-dependent calcium channel, VDCC
- 同
- 電位関門型カルシウムチャネル voltage-gated calcium channel VGCC、電位作動型カルシウムチャネル voltage-operated calcium channel VOCC, 電位依存性Ca2+チャネル
- 関
- イオンチャネル、電位依存性イオンチャネル
[show details]
- α1サブユニット単独でチャネルを形成できる (SP.93)
- β, γ, α2/δの3種類の副サブユニットはチャネルの機能を修飾する
電位依存性カルシウムチャネルの分類 (SP.93)
型
|
α1サブユニット遺伝子
|
発現組織
|
阻害薬
|
閾電位
|
コンダクタンス
|
L型
|
Cav 1.1
|
骨格筋
|
ジヒドロピリジン、ベラパミル、ジルチアゼム
|
高
|
大
|
Cav 1.2
|
心臓、神経系、内分泌系
|
Cav 1.3
|
神経系、内分泌系、内有毛細胞
|
Cav 1.4
|
視細胞
|
P/Q型
|
Cav 2.1
|
神経系
|
|
N型
|
Cav 2.2
|
|
R型
|
Cav 2.3
|
|
中
|
T型
|
Cav 3.1
|
神経系、心臓、平滑筋、腎臓、内分泌系
|
|
低
|
小
|
Cav 3.2
|
|
Cav 3.3
|
|
[★]
電位依存性カルシウムチャネル。電位関門型カルシウムチャネル voltage-gated calcium channel
[★]
- 英
- calcium
- 関
- カルシウムイオン、リン
- calcium channel blockers, calcium channels
基準値
- 血清総Ca 8.6-10.1 mg/dl(臨床検査法提要第32版)
- 8.6-10.2 mg/dL (QB) だいたい 9.4 ± 0.8
- 血清Caイオン 1.15-1.30 mmmol/l(臨床検査法提要第32版), 4.6-5.1 mg/dl
血液ガス
- 血液ガスでは (mEq/l)で出されるが 4倍すれば (mg/dl)に変換できる 原子量が約40ゆえ
溶解度積
リン酸カルシウム
|
366x10-6
|
(30℃)
|
リン酸カルシウム
|
0.35x10-6
|
(38℃)
|
炭酸カルシウム
|
0.0087x10-6
|
(25℃)
|
酒石酸カルシウム
|
0.0077x10-6
|
(25℃)
|
シュウ酸カルシウム
|
0.00257x10-6
|
(25℃)
|
オレイン酸カルシウム
|
0.000291x10-6
|
(25℃)
|
パルチミン酸カルシウム
|
0.000000161x10-6
|
(23℃)
|
カルシウムの吸収(SP.744)
- +健康成人の1日あたりの食物Ca摂取0.6g
- +消化管分泌物と脱落上皮細胞のCa 0.6g
- -吸収されるCa 0.7g
- -そのまま排泄 0.5g
- 正味吸収されるCa 0.1g
カルシウムの吸収部位
カルシウム代謝の調節機構
副甲状腺ホルモン
- 1. 破骨細胞に作用してCa,Pが血中へ。
- 2. 腎の遠位尿細管に作用してCa再吸収の亢進、近位尿細管でのP再吸収の抑制。
- 3. 近位尿細管に作用して酵素を活性化し、1,25水酸化ビタミンD3の産生亢進。
1,25(OH)2D3
- 1. 空腸からのCaとPの吸収。
- 2. 骨形成促進。
- 3. 遠位尿細管でのCaとPの再吸収促進。
- 4. 副甲状腺ホルモンの合成を抑制
尿細管における部位別カルシウム輸送
- 糸球体で濾過されるのはイオン化Caと陰イオン複合型Ca(蛋白結合型Caは濾過されない)
- 濾過されたカルシウムのうち95%が再吸収される。
- 近位尿細管:60-70%
- ヘンレループ:20-25%
- 遠位尿細管、集合管:10-15%
近位尿細管
- Na+依存的に再吸収。受動輸送80%、能動輸送20%
- 基底側のCa2+ ATPase, 3Na+-Ca2+逆輸送系
ヘンレループ
- 太いヘンレループ上行脚で
- 受動輸送:管腔内電位が正であるため
遠位尿細管~集合管
- 糸球体濾過量の10-15%が再吸収されている → 量としては少ないが能動的に吸収が行われる部位。
- 能動輸送:管腔内電位が負であるため。
- PTH、カルシトニンに調節されている
- チアジド系利尿薬により細胞内Na↓となるとCa再吸収↑となる!!!! ← ループ利尿薬と違う点。よって高カルシウム血症が起こることがある。
接合尿細管
- 管腔側:Ca2+チャネル/非選択的カチオンチャネル
- 基底側:Na+-K+ ATPase, 3Na+-Ca2+交換系
尿細管におけるカルシウムの輸送の調節 SP.796
- Ca2+の尿中排泄量はNa+の尿中排泄量と比例。循環血漿量が増加するとCa2+排泄も増加
- Ca2+の尿中排泄量は血漿Ca2+濃度と比例する。
血清カルシウム濃度
- 血液中でCa2+は調節を受けて一定に保たれるが、蛋白と結合しているCaはアルブミンの量によって増減する。
- 血清アルブミン濃度 4 g/dl、血清Ca濃度 9mg/dl。補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
- 血清アルブミン濃度 2 g/dl、血清Ca濃度 7mg/dl。 → 大変!!低カルシウム血症!! → ホント? ってことになる。アルブミンの量が減ってAlb-Caが減っただけで生理的に重要なCa2+は保たれているのではないか。 → こんな時に補正Ca濃度を用いるのである
- →補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
- つまり、低アルブミン血症ではCa2+は保たれているにもかかわらず、血清Caは低値となりそのままでは評価できないために補正を行う。
- 補正Ca濃度(mg/dl)=Ca実測値(mg/dl)+(4-血清アルブミン濃度(g/dl)) ・・・Payneの式
- アルブミンのpIは7より小さく、アシデミアでは負に帯電しているアルブミンが減少、アルカレミアでは負に帯電しているアルブミンが増加する。すなわち、pHが下がるとアルブミンとくっつなくなったCaが増加するので、血液pH0.1の低下につきfreeイオン化Ca(Ca2+)は0.12mg/dl増加する???????????
循環血液量
血清Ca濃度
- 血清Ca濃度↑→PTH↓
- 生理活性のあるのはイオン化Ca(Ca2+)のみ
- 血清Ca濃度=イオン化Ca(45%) + 蛋白結合型Ca(40%) + 陰イオン複合型Ca(15%)
- イオン化Caは一定に保たれる
pH
- アシドーシス :pHが小さくなると負電荷減少:蛋白のCa結合能↓、イオン化Ca↑
- アルカローシス:pHが大きくなると負電荷増加:蛋白Caの結合能↑、イオン化Ca↓→Ca欠乏(低カルシウム血症)
低蛋白血症
- 低蛋白血症の際、蛋白結合型Caは減少するが、イオン化Ca一定。
尿中カルシウム
血中カルシウムと尿中カルシウム
- 薬剤などの影響がなければ、血中カルシウムと尿中カルシウムは相関がありそうである → 副甲状腺ホルモン
血清カルシウムと心電図
元素
- 金属元素。周期表第2族アルカリ土類金属元素
- 原子番号:20
- 元素記号:Ca
- 原子量 40.078 g/mol
臨床関連
参考
- http://www.orth.or.jp/osteoporose/caseizai.html
[★]
- 英
- calcium channel calcium channel
- 同
- カルシウムチャンネル、Caチャネル, Ca channel、Ca2+チャネル, Ca2+ channel、カルシウムイオンチャネル, calcium ion channel
- 関
- 電位依存性カルシウムチャネル, voltage-dependent calcium channel, VDCC
[★]
- 英
-
- 関
- 形、機序、形式、形成、形態、種類、パターン、パターン形成、品種、編成、方法、モード、様式、タイプ標本、タイプ、フォーム、成立、形づくる
- 原型
[★]
- 英
- voltage、potential、electrical potential、electric potential
- 関
- 可能、可能性、潜在的、ボルテージ、ポテンシャル、有望、電圧
[★]
- 英
- barrier
- 関
- 障害、障壁、バリヤー、バリア、バリアー