- 英
- needle reaction
- 関
- ベーチェット病
- 皮膚を針で刺すと膿疱ができる。皮膚の被刺激性、好中球機能過剰による。
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Japanese Journal
- 消化器症状を契機に3D-CTアンギオグラフィにより診断確定した腎梗塞合併古典的結節性多発動脈炎の一男児例
- 佐野 史絵,宮前 多佳子,中岸 保夫,木下 順平,小澤 礼美,今川 智之,森 雅亮,朝山 雅子,横田 俊平
- 日本臨床免疫学会会誌 = Japanese journal of clinical immunology 31(5), 415-421, 2008-10-31
- … けて多発性の深掘型潰瘍の所見を得て腸管ベーチェットが疑われた.しかし,その病理組織所見は非特異的で,口内アフタ性潰瘍や外陰部潰瘍の既往はなく,結節性紅斑,関節炎などもなく,ブドウ膜炎,針反応も認めないため,ベーチェット病の診断には至らなかった.検査所見ではCRPの上昇,赤沈値の亢進,FDP-Eとフィブリンモノマーの軽度上昇を認め血管炎を想定したが確診には至らず,炎症部位を特定するた …
- NAID 10024961486
- 症例報告 骨髄異形成症候群経過中にカテーテル刺入部に初発したneutrophilic dermatosisの1例
- 内野 ゆり,神田 彰,児浦 純義 生
- 西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology 63(5), 505-508, 2001-10-01
- NAID 10019144548
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- 身体的な検査では、無菌の針を皮膚に刺すとそこに発赤が生じときに膿がたまってくる「針反応」がおき、比較的ベーチェット病に特異的な所見です。通常、外来ではあえてこの検査を行わず採血のあとの針をさした後の状態を観察 ...
- また、ベーチェット病の患者さんでは「針反応」が陽性になります。 *針反応試験の実施法:注射針を前腕屈側面の皮膚および皮下組織に刺して、48時間後、穿刺部位に紅斑性丘疹または膿疱(直径>2mm)を認めれば陽性と判定 ...
- 針反応とは皮膚に針を刺すと48時間後には発赤が出現する現象のことです。症状が著しい場合には中央に膿などを伴うことがあります。ベーチェット病の約40パーセントの人がこの針反応を起こすことからベーチェット病の診断によく ...
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★リンクテーブル★
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- 18歳の女子。肛門部痛を主訴に来院した。6か月前から37℃前後の発熱が時折出現するようになり近医を受診したが原因不明であった。2週前から口内炎、肘関節痛および肛門部痛が出現し、体重も2kg減少した。来院時、体温37.6℃。右下腹部に圧痛を伴う腫瘤を触知する。肛門周囲に瘻孔と腫脹とが存在し、圧迫で排膿を認める。血液所見:赤沈48mm/1時間、赤血球310万、Hb 9.1g/dl、白血球9,800、血小板51万。CRP6.8mg/dl(基準0.3以下)。
- 診断確定に有用な検査はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095G024]←[国試_095]→[095G026]
[★]
- 52歳の女性。頭皮と両耳介の皮疹とを主訴に来院した。数日前に染毛剤を使用した。同時期にシャンプーも変更したという。頭皮と両耳介とに痒みを伴う皮疹を認める。耳介部の写真(別冊No. 3)を別に示す。
- この皮疹の原因検索に有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110C023]←[国試_110]→[110C025]
[★]
- 26歳の女性。看護師。両側頭部の皮疹を主訴に受診した。1年前から両側頭部に痒みを伴う帯状の紅色の皮疹が出現した。休暇中は軽快したが、仕事を再開すると再燃した。左側頚部の写真(別冊No.4)を別に示す。
- 診断に最も有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104B041]←[国試_104]→[104B043]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108E012]←[国試_108]→[108E014]
[★]
- 皮膚検査の陽性所見の写真(別冊No. 1)を別に示す。この検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109B022]←[国試_109]→[109B024]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105I019]←[国試_105]→[105I021]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103I039]←[国試_103]→[103I041]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [095A085]←[国試_095]→[095A087]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097B048]←[国試_097]→[097B050]
[★]
- 英
- Behçet disease, Behcet disease, Behcet's disease, BD
- 同
- ベーチェット症候群 Behcet syndrome, (国試)Behcet病
- 関
概念
- 難病であり、特定疾患治療研究事業の対象疾患である。
- 急性の炎症が反復し、増悪と寛解を繰り返す慢性疾患であり、繰り返す口内アフタが特徴的である。その他、性器潰瘍、皮膚病変、眼病変、神経病変、血管病変、消化管病変、関節病変を伴う。全身の血管(動静脈)にそのサイズに関係なく炎症を起こすのが特徴的である(参考2)。
病因
疫学
- 20歳代に初発。中年男性では多発する。日本人に多い。(NDE.145)
症状
- 特殊型は予後が悪い。
主症状:4主徴
- 1. 口腔内アフタ性潰瘍:ほぼ全例に出現。初発症状で最多。口腔粘膜、舌。有痛性。再発性。
- 2. 陰部潰瘍:70-80%に出現。有痛性の深い潰瘍。男性は陰嚢、女性は大小陰唇。
- 3. 皮膚症状:下腿に好発する結節性紅斑。毛嚢炎様皮疹。血栓性静脈炎(高頻度らしい(NDE.145))など。 皮膚症状の出現頻度は90%(QB.F-147)
- 4. 眼症状:40-50%。男性に多い。網膜ぶどう膜炎、虹彩毛様体炎(前眼房蓄膿)。霧視羞明、眼痛。
副症状
- 5. 関節症状:関節炎症状(腫脹、疼痛)。大関節に多く、骨の破壊や変形は起きない傾向。
- 6. 精巣上体炎:10%以下。腫脹と疼痛。
特殊型
- 7. 消化器症状:回盲部潰瘍。回盲部を中心とした腹痛、下痢、黒色便など。腸Behcet病
- 難治性のことが多い。
- 8. 血管炎症状:大血管の動脈瘤や閉塞。脈拍や血圧の左右差。脳、腎などの循環障害症状。無症状の場合もありうる。血管Behcet病
- 9. 中枢神経症状:髄膜炎症状から、四肢麻痺、痙攣、運動失調、精神症状の出現など。神経Behcet病
ベーチェット病による血管疾患
- 参考1
検査
- 針反応:皮膚を針で刺すと膿疱ができる。皮膚の被刺激性、好中球機能過剰による
診断
治療
- 前部ぶどう膜炎:ステロイド点眼、散瞳薬
- 後部ぶどう膜炎:ステロイド結膜下注射/テノン嚢下注射
- 眼炎症予防:コルヒチン、炎症が起きればNSAIDを用いる。
- 難治例ではシクロスポリンを投与、インフリキシマブ投与
症例
- 35歳男性。発熱、関節痛を認める。今までに皮膚に結節性潰瘍、陰部潰瘍が繰り返し出現し、最近、右眼の霧視が出現したため来院。
参考
- 1. [charged] Clinical manifestations and diagnosis of Behçet’s disease - uptodate [1]
- 2. [charged] Pathogenesis of Behçet’s disease - uptodate [2]
- 3. [charged] Treatment of Behçet’s disease - uptodate [3]
- 4. ベーチェット病 - 難病情報センター
- http://www.nanbyou.or.jp/entry/330
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- 英
- (生物)response、(化学)reaction、respond、react、responsive
- 関
- 応答、応答性、反応性、返答