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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/15 00:24:46」(JST)
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乳幼児健康診査(にゅうようじけんこうしんさ)は、母子保健法(昭和40年8月18日法律第141号)第12条及び第13条の規定により市町村が乳幼児に対して行う健康診査。乳幼児健康診断、乳幼児健診とも称される。
よく「乳幼児検診」と誤った記述がなされている場合があるが、この場合正しくは「健診」である。
目次
- 1 検査年齢
- 2 診査項目
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
検査年齢
- 乳児(1歳未満)
- 幼児(1歳6か月~2歳)
- 幼児(3歳~4歳)
診査項目
- 1歳6か月を超え満2歳に達しない幼児(母子保健法施行規則第2条第1項)
- 身体発育状況
- 栄養状態
- 脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無
- 皮膚の疾病の有無
- 歯及び口腔の疾病及び異常の有無
- 四肢運動障害の有無
- 精神発達の状況
- 言語障害の有無
- 予防接種の実施状況
- 育児上問題となる事項
- その他の疾病及び異常の有無
- 満3歳を超え満4歳に満たない幼児(母子保健法施行規則第2条第2項)
- 身体発育状況
- 栄養状態
- 脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無
- 皮膚の疾病の有無
- 眼の疾病及び異常の有無
- 耳、鼻及び咽頭の疾病及び異常の有無
- 歯及び口腔の疾病及び異常の有無
- 四肢運動障害の有無
- 精神発達の状況
- 言語障害の有無
- 予防接種の実施状況
- 育児上問題となる事項
- その他の疾病及び異常の有無
関連項目
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 乳幼児健診の現状と課題 (特集 研修医のための乳幼児健診のすすめ)
- 児に対する否定的感情を抱える母親の実態調査 : 集団幼児健診における問診項目の分析
Related Links
- 詳細 事業名 乳幼児健康診査 内容 3か月児・1歳6か月児・3歳児に対し健康診査を行い、各診査の結果等により必要な方には、発達相談、精密健康診査等を行います。 また、1歳6か月児・3歳児健康診査受診者のうち、希望者に対し歯への ...
- 1歳6か月児内科健康診査 健康診査の後、発育やことば、運動発達について心配のある幼児に対して、経過観察健診を行っています。 乳児経過観察児健康診査 体重の増え方、離乳食、育児などについて心配のある乳児に対して、経過 ...
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★リンクテーブル★
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- 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
- 10か月の男児。体重増加不良を主訴に来院した。
- 現病歴 1週前に受けた生後10か月の乳幼児健康診査で体重増加不良を指摘され、紹介された。
- 出生・発育歴 在胎39週、頭位経腟分娩で出生した。出生時の身長49cm、体重2,980g、頭囲34cm。Apgarスコア 7点(1分)。追視 2か月、首のすわり 4か月、寝返り 6か月、お坐り 7か月、つかまり立ち 10か月。新聞紙をつかんで破ろうとし、名前を呼ぶと振り向く。両親以外に抱かれると泣く。1日7回母乳を1回15分ほど哺乳している。離乳食は粥、イモなどを1日1回、こども茶碗に半分程度与えている。体重の推移(別冊No.5)を別図に示す。
- 既往歴 生後5か月ころから顔面、頚部および腋窩に湿疹を認め、痒みが続いている。
- 現症 身長73cm(-0.5SD)、体重7.2kg(-2SD)、頭囲 46.5cm。体温 37.2℃。脈拍 96/分、整。顔の表情は豊かで、診察しようとすると泣く。皮膚色は良好であるが、四肢伸側は乾燥し、顔面、頭部および肘膚に湿疹を認める。大泉門は1 x 1cmで平坦である。頚部には小豆大のリンパ節を左右に3個ずつ触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を1 cm触知する。左鼠径部に可動性のある小指頭大、弾性硬の腫瘤を触れ、左陰嚢内は空虚である。膝蓋腱反射とアキレス腱反射とに異常を認めない。
- 検査所見 血液所見: 赤血球 420万、Hb 12.0g/dl、Ht 38%、白血球 10,600、血小板 23万。血液生化学所見: 総蛋白 6.4g/dl、アルブミン 3.4g/dl、尿素窒素 12mg/dl、クレアチニン 0.4mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、AST 18IU/l、ALT 12IU/l, ALP 520IU/l(基準780以下)。RAST:卵白 +2、牛乳 +1。
- この児の体重増加不良の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
C
- 6ヶ月頃から体重増加不良が認められる → 離乳食との関連
※国試ナビ4※ [104H032]←[国試_104]→[104H034]
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- 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
- 10か月の男児。体重増加不良を主訴に来院した。
- 現病歴 1週前に受けた生後10か月の乳幼児健康診査で体重増加不良を指摘され、紹介された。
- 出生・発育歴 在胎39週、頭位経腟分娩で出生した。出生時の身長49cm、体重2,980g、頭囲34cm。Apgarスコア 7点(1分)。追視 2か月、首のすわり 4か月、寝返り 6か月、お坐り 7か月、つかまり立ち 10か月。新聞紙をつかんで破ろうとし、名前を呼ぶと振り向く。両親以外に抱かれると泣く。1日7回母乳を1回15分ほど哺乳している。離乳食は粥、イモなどを1日1回、こども茶碗に半分程度与えている。体重の推移(別冊No.5)を別図に示す。
- 既往歴 生後5か月ころから顔面、頚部および腋窩に湿疹を認め、痒みが続いている。
- 現症 身長73cm(-0.5SD)、体重7.2kg(-2SD)、頭囲 46.5cm。体温 37.2℃。脈拍 96/分、整。顔の表情は豊かで、診察しようとすると泣く。皮膚色は良好であるが、四肢伸側は乾燥し、顔面、頭部および肘膚に湿疹を認める。大泉門は1 x 1cmで平坦である。頚部には小豆大のリンパ節を左右に3個ずつ触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を1 cm触知する。左鼠径部に可動性のある小指頭大、弾性硬の腫瘤を触れ、左陰嚢内は空虚である。膝蓋腱反射とアキレス腱反射とに異常を認めない。
- 検査所見 血液所見: 赤血球 420万、Hb 12.0g/dl、Ht 38%、白血球 10,600、血小板 23万。血液生化学所見: 総蛋白 6.4g/dl、アルブミン 3.4g/dl、尿素窒素 12mg/dl、クレアチニン 0.4mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、AST 18IU/l、ALT 12IU/l, ALP 520IU/l(基準780以下)。RAST:卵白 +2、牛乳 +1。
[正答]
※国試ナビ4※ [104H033]←[国試_104]→[104H035]
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[正答]
※国試ナビ4※ [096G012]←[国試_096]→[096G014]
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- 10か月の乳児。乳幼児健康診査の結果を示す。
- 身長 70cm、体重 8,330g、頭囲 40cm、胸囲 43cm。
- Kaup指数はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F020]←[国試_113]→[113F022]
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- 英
- health examination
- 関
- 高齢者の医療の確保に関する法律
- 高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて、40-74歳に対しては医療保険者に特定健康診査の実施義務があり、75歳以上に対しては後期高齢者医療広域連合に健康診査の実施の努力義務がある。
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- 関
- 医的選択
- 生命保険の『診査』とは、保険契約を結ぶ前に、被保険者の医学的な健康状態を調査することです。
- (http://www.hokenminaoshi.com/yougo/s011.html)より抜粋
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- 英
- infant, early childhood
- 関
- 乳児、乳児期、幼児期、乳幼児期、乳幼児
定義
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- 英
- infant
- 関
- 乳児、乳児期、幼児期、幼児、乳幼児期