- 英
- dihydroergotamine、
- 化
- メシル酸ジヒドロエルゴタミン dihydroergotamine mesilate
- 商
- パンエルゴット、ヒポラール、ジヒデルゴット、レスタール
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 高速液体クロマトグラフ法による錠剤中のジヒドロエルゴタミンの定量及び水溶液中の安定性
- 徳永 裕司,木村 俊夫,川村 次良
- 分析化学 33(1), 26-30, 1984-01-05
- … に応用した.30000ルクスの白熱光下で3時間までほぼ安定に存在し,1%酒石酸溶液中(80〜100)℃の加熱で,残存率(40〜60)%まで見掛け上擬一次反応で分解し,その活性化エネルギーは,19.8kcal/mol degreeであった.この方法を市販のメタンスルホン酸ジヒドロエルゴタミン錠の定量及び含量均一性試験に適用した.3製剤の定量値は,102.0%,103.0%及び108.1%であり,含量均一性試験法での各1錠ごと10錠の含量の平均値は,104.9%105.0%及び108.1%であった. …
- NAID 110002908766
- ラット精巣挙筋微小循環に及ぼすジヒドロエルゴタミンの影響 : 第43回日本循環器学会九州地方会
- 坂梨 又郎,開 一矢,岳中 典男
- Japanese circulation journal 45(SupplementI), 201, 1981-06-01
- NAID 110002644093
- 摘出モルモット輸精管の収縮反応に対するジヒドロエルゴタミンの作用
Related Links
- ジヒデルゴットとは?ジヒドロエルゴタミンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけでは ...
- エチレフリン、ジヒドロエルゴタミン、アメジウム、コエンザイムQ10と低血圧の症状と副作用について。低血圧の薬物療法は、必ず主治医に相談してください ... 静脈のうっ血を改善させて昇圧させる作用があります。作用がマイルド ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ジヒデルゴット錠1mg
組成
成分・含量
- 1錠中ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(日局)1.0mg
添加物
- 酒石酸、ゼラチン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、トウモロコシデンプン、乳糖
禁忌
- 末梢血管障害、閉塞性血管障害、狭心症、冠動脈硬化症、コントロール不十分な高血圧症、ショック、側頭動脈炎のある患者〔本剤の血管収縮作用により、悪化するおそれがある。〕
- 重篤な肝機能障害のある患者〔本剤の代謝が遅延するおそれがある。〕
- 敗血症の患者〔本剤の血管収縮作用に対する感受性が増大するおそれがある。〕
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 授乳婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 本剤の成分又は麦角アルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者
- 心エコー検査により、心臓弁尖肥厚、心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が確認された患者及びその既往のある患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕
- **HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ネルフィナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、アタザナビル、サキナビル、ダルナビル)、エファビレンツ、デラビルジン、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、ジョサマイシン、クラリスロマイシン、ミデカマイシン、ロキシスロマイシン)、アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール)、テラプレビル、5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタン)、麦角アルカロイド(エルゴタミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 家族性片麻痺性片頭痛、脳底型片頭痛、眼筋麻痺性片頭痛あるいは網膜片頭痛の患者には投与しないこと。
- ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩として、通常成人1回1mgを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 肝又は腎機能障害のある患者〔本剤の代謝又は排泄が遅延することがある。〕
重大な副作用
線維症
(頻度不明)
- 長期連用により、胸膜、後腹膜又は心臓弁の線維症があらわれたとの報告がある。
薬効薬理
- 本薬は血管平滑筋収縮作用を有し、血管緊張を高める。この作用は主にα-刺激作用による。また、α-遮断作用を有する(いわゆるパーシャルアゴニストである)(ラット5))(イヌin vitro6))。
- 容量血管(静脈系)に対する緊張作用は抵抗血管(動脈系)に比し、著明である。従って血液の静脈滞留(ビーナスプーリング)を防止する(ラット5)、ネコ7))。
また、その作用はノルアドレナリンの作用が短いのに比して長く持続する(イヌ8)、ヒト9))。
- 本薬の血管緊張作用は血管緊張が低い場合にあらわれ、血管緊張を安定化する(イヌ8)、ヒト9))。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(Dihydroergotamine Mesilate)
化学名
- (5'S,10R)-5'-Benzyl-12'-hydroxy-2'-methyl-9,10-dihydroergotaman-3',6',18-trione monomethanesulfonate
分子式
分子量
性状
- 白色〜帯黄白色又は灰白色〜帯赤白色の粉末で、酢酸(100)に溶けやすく、メタノール又はクロロホルムにやや溶けにくく、水又はエタノール(95)に溶けにくく、無水酢酸又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。光によって徐々に着色する。
融点:約214℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- orthostatic dysregulation OD, orthostatic intolerance
- 関
- 起立性低血圧
概念
- 立ちくらみ、めまい、頭痛、朝起きが悪いなどの起立性低血圧症状に、動悸、頭痛、腹痛などを伴った全身性の自律神経反射の不安定な状態。
- 朝起きられず、学校に行きづらいために登校拒否と間違われている例が少なくない(PED.967)
疫学
- 思春期(10歳以降、12-14歳で最多)に多く、性差なし(若干、女児多い) (PED.968)
- 学童の3-10%に認められる (PED.968)
- 4月から7月に症状が悪化。成績が低下しうる。
- 家族、特に母親にも同様の症状をみることが多い。
病因
- 自律神経の失調:起立という動作に対する心臓、血管を主体とする循環器系の反応、調節が十分でないために種々の症状を呈する(PED.967)。
- 心理的ストレスの影響を受ける:小学生では母親からの分離不安や転換性障害。中学生では学業や友人関係のトラブルから生じる適応障害、不安障害、転換性障害など。
病態
- 本来起立時に起こる血管反射の失調 → 下半身への血液の貯留 → 循環血液量減少 → 心拍出量低下 → 脈圧↓(収縮期血圧↓、拡張期血圧↑)、脳血流低下
症状
診断
鑑別診断
診断基準
- PED.967 参考3
- A. 立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
- B. 立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる
- C. 入浴時あるいは嫌なことが目開すると気持ちが悪くなる
- D. 少しでも動くと動悸あるいは息切れがする
- E. 朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い
- 顔色が青白い。
- b. 食欲不振。
- c. 臍仙痛をときどき訴える。
- d. 倦怠あるいは疲れやすい。
- e. 頭痛をしばしば訴える。
- f. 乗り物に酔いやすい。
- g. 起立試験で脈圧狭少16mmHg以上。
- h. 起立試験で収縮期血圧低下21mmHg以上。
- i. 起立試験で脈拍数増加1分間21以上。
- j. 起立試験で立位心電図T1, T2 の0.5 mV以上の減高、その他の、変化。 ← I誘導、II誘導のT波のことらしい
判定
- 以上の症状のうち、次のいずれかに当てはまり、かつ器質性疾患を除外して、起立性調節障害と診断する。
- (1)大症状1と小症状3以上
- (2)大症状2と小症状1以上
- (3)大症状3以上
検査
- 1. 脈圧低下が16mmHg以上
- 2. 収縮期血圧低下が21mmHg以上
- 3. 脈拍数増加が1分間に21以上
- 4. ECG上、I,II誘導においてT波が0.2mV以上減高
治療
- 薬物療法:昇圧薬(アメジウム、ミドドリン、ジヒドロエルゴタミンなど)、末梢血管収縮薬、抗不安薬を選択し
- 生活療法:睡眠リズムを正常に戻す生活指導、運動療法、乾布摩擦などの鍛練療法、 → 血管反射を促す
- 心理療法:自律訓練法など
参考
- 企画・監修:田中 英高 (大阪医科大学小児科准教授) 、企画協力:松島 礼子 (済生会吹田病院小児科)
- http://www.inphs-od.com/
- http://www.jisinsin.jp/detail/01-tanaka.htm
- http://www.uraoka.com/sonota/od.html
[★]
急性期治療
トリプタン系薬
エルゴタミン系薬
アセトアミノフェン
NSAIDs
鎮吐薬
予防薬
カルシウム拮抗薬
三環系抗うつ薬
β遮断薬
抗てんかん薬
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ジヒドロエルゴタミン
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ジヒドロエルゴタミン
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ジヒドロエルゴタミン
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ジヒドロエルゴタミン
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- 英
- dihydro
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- 英
- hydro
- 関
- ハイドロ