- ラ
- status asthmaticus
- 関
- 喘息重積状態、喘息発作重積、気管支喘息重積発作、喘息発作重積状態
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 405 吸入麻酔とSqueezingが有効であった気管支喘息発作重積状態の一例
- 秋澤 孝則,金子 教宏,小西 博,植島 葉子,河西 富彦,冨田 尚吾,廿楽 裕,遠藤 繁,山田 峰彦,成島 道昭,田中 一正,鈴木 一
- アレルギー 45(2・3), 338, 1996-03-30
- NAID 110002418301
- 気管支洗浄により救命し得た気管支喘息発作重積状態の症例
Related Links
- 喘息重積状態,喘息重積発作 status asthmaticus. 典拠: 最新内科学大全:気管支喘息・ アレルギー性肺疾患 [51, p.144] ,典拠: 金芳堂:新呼吸器病学3版 [90, p.220] ,典拠: 標準救急医学3版 [101, p.465]. 概念. 喘息重積発作とは気管支喘息のもっとも重篤な ...
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★リンクテーブル★
[★]
- ラ
- status asthmaticus
- 同
- 喘息重積発作
- 関
- 気管支喘息発作重積状態、喘息重積状態、喘息発作重積、気管支喘息重積発作
[★]
- ラ
- status asthmaticus
- 関
- 気管支喘息発作重積状態、喘息重積状態、気管支喘息重積発作、喘息発作重積状態
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- ラ
- status asthmaticus
- 関
- 気管支喘息発作重積状態、喘息発作重積、気管支喘息重積発作、喘息発作重積状態
[★]
- 英
- status asthmaticus
- 関
- 気管支喘息発作重積状態、喘息重積状態、喘息発作重積、喘息発作重積状態
[★]
- 英
- bronchial asthma
- 同
- 喘息 asthma
- 関
- 喘息発作(喘息の急性増悪)
概念
- 気道の慢性炎症、気道過敏性、可逆性の気道閉塞を呈する
疫学
病型
- アトピー型:小児に多く、60-70%は成人になる前に寛解
- 感染型
- 混合型
病態生理
- 遺伝子素因を背景とした気道過敏性が存在し、ある誘因により気道閉塞が起こる。これが喘息症状を引きおこす。
- ここに気管炎症が加わると、気道過敏性亢進、気道閉塞を直接引きおこすほか、気道リモデリングを促してさらに気道過敏性亢進・気道閉塞を亢進させる。
- この病態の中で、気道に起こっている変化は次のようにまとめられる。
- 可逆的変化 :気道上皮細胞の剥離、粘液栓、炎症細胞(好酸球など)の浸潤、粘膜・粘膜下の浮腫、うっ血
- 不可逆的変化:平滑筋の肥厚、気道上皮下の線維性肥厚、気道上皮での杯細胞の過形成、気道粘膜下の血管新生
気流制限をきたす機序
- 気流制限は4つの機序により成立
- (1)気道平滑筋収縮、(2)気管壁の浮腫、(3)気道粘液分泌、(4)気道壁リモデリング
気管炎症
- 好酸球性気道炎症:好酸球、肥満細胞、リンパ球などの炎症細胞がサイトカインと化学伝達物質などを介して炎症を惹起する。
- リンパ球
- 肥満細胞
- 好酸球
- 気道上皮細胞
- 気管支平滑筋
- 気管支分泌腺
気管壁リモデリング
- 慢性の炎症状態 → 永続的な気道壁の肥厚 → 不可逆的な気流制限
- (1) 基底膜下にコラーゲンが沈着 → 気道粘膜の線維化
- (2) 気管支平滑筋の肥厚、過形成
- (3) 粘膜下線過形成
気道過敏性
- 非特異的な刺激により気管支平滑筋が容易に収縮する状態
- ヒスタミン、アセチルコリン、メサコリンの希釈系列を投与してFEV1.0が20%以上低下する閾値を測定して評価
- 気道過敏性と喘息の重症度が相関する。
検査
- 高値であることが多く、その場合には抗原の同定を行う。
- IgEの値と症状には相関関係がない。
症状
身体所見
診断
成人喘息での診断の目安
- 参考1
- 成人喘息の診断基準はない
- 1.発作性の呼吸困難、喘鳴、咳(夜間、早朝に出現する傾向)の反復
- 2.可逆性気流制限:自然に、あるいは治療により寛解する。PEF値の日内変動20%以上、β2刺激薬吸入により1秒量が12%以上増加かつ絶対量で200mL以上増加
- 3.気道過敏性の亢進:アセチルコリン、ヒスタミン、メサコリンに対する気道収縮反応の亢進
- 4.アトピー素因:環境アレルゲンに対するIgE抗体の存在
- 5.気道炎症の存在:喀痰、末梢血中の好酸球数の増加、ECP高値、クレオラ体の証明、呼気中NO濃度上昇
- 6.鑑別診断疾患の除外:症状が他の心肺疾患によらない
治療
-
-
- β2受容体に結合→Gsα活性化→[cAMP]i↑
- 副作用:振戦、動悸
- PDE阻害→[cAMP]i↑。抗炎症作用もあるらしい(T細胞、好酸球に対する作用(SPU.241))
- 安全域(有効安全治療濃度閾)が狭いので、血中濃度モニタリングが必要。5-15μg/ml
- 副作用:悪心、嘔吐、頻脈、不整脈
- M3受容体に拮抗して作用を発現。作用力、即時性ともにβ2作動薬より劣る。(SPU.242)
- β2作動薬と併用するらしい。
- イプラトロピウム
-
- 化学伝達物質遊離抑制薬、ヒスタミンH1機構薬、ロイコトリエン拮抗薬、トロンボキサンA2阻害薬。
薬物療法に用いられる薬剤
長期管理薬 (コントローラー)
|
・ステロイド薬(吸入、経口)
|
・テオフィリン徐放製剤
|
・長時間作用性β2刺激薬(吸入、経口、貼付)
|
・抗アレルギー薬
|
・ロイコトリエン受容体拮抗薬
|
・メディエーター遊離抑制薬
|
・ヒスタミンH1拮抗薬
|
・トロンボキサン阻害薬
|
・Th2サイトカイン阻害薬
|
発作治療薬 (リリーバー)
|
・ステロイド薬(注射・経口)
|
・短時間作用性β2刺激薬(吸入・経口・注射)
|
・アミノフィリン点滴静注
|
・短時間作用性テオフィリン製剤(経口)
|
・抗コリン薬(吸入)
|
ガイドライン
- 1. 一般臨床医のための喘息治療ガイドライン2007
- http://www.jaanet.org/medical/guide.html
国試
[★]
- 英
- asthmatic attack
- 同
- 喘息の急性増悪 acute exacerbation ofasthma
- 関
- 気管支喘息発作、喘息発作重積状態、気管支喘息
概念
- 気管支喘息患者に起こる発作。
- 症状は咳、喘鳴、呼吸困難であり、病態として気道狭窄と気道の過敏性が存在している。身体所見としてはweezeを聴取し、呼気の延長が見られる。
管理
- 参考1
治療目標: 呼吸困難の消失、体動、睡眠正常、日常生活正常ピークフ口-(PEF)の正常値(予測値できれば自己最良値70%以上)、,酸素飽和度>90%*、平常服薬・吸入で喘息症状の悪化なし
|
喘息症状の程度
|
呼吸困難
|
動作
|
治療
|
自宅治療可/救急/外来入院/ICU**
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検査値*
|
1.軽度
|
苦しいが横になれる
|
やや困難
|
・β2刺激薬吸入、頓用*1 ・テオフイリン薬頓用
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自宅治療可
|
PEF 70~80%
|
2.中等症
|
苦しくて横になれない
|
・かなり困難 ・かろうじて歩ける
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・β2刺激薬ネブライザー吸入反復*2 ・β2刺激薬皮下注(ボスミン)*3 ・aminophylline点滴*4 ・副腎皮質ステロイド薬静注*5 ・酸素*6 ・抗コリン薬吸入考慮
|
救急外来 ・1時間で症状が改善すれば帰宅治療へ ・4時間で反応不十分/2時間で反応なければ入院し高度喘息症状の治療へ
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PEF 50~70% PaO2 60Torr以上 PaCO2 45Torr以下 SpO2 90%以上..
|
3.高度
|
苦しくて動 けない
|
・歩行不能 ・会話困難
|
・β2刺激薬皮下注(ボスミン)*3 ・aminophylline持続点滴*7 ・副腎皮質ステロイド薬静注反復*5 ・酸素*8 ・β2刺激薬ネプライサ吸入反復*2
|
救急外来 ・1時間以内に反応なければ入院治療 ・悪化すれば重篤症状の治療へ
|
PEF 50%以下 PaO2 60丁0rr以下 PaCO2 45Torr以上 SpO2 90%以下.:
|
4. 重篤症状 (大発作の治療に反応しない 発作・上記治療でも悪化)
|
(状態) ・チアノーゼ ・錯乱 ・意識障害 ・失禁 ・呼吸停吐
|
・会話不能 ・体勤不能
|
上記治療継続. ・症状、呼吸機能悪化で挿管*9 ・酸素吸入にもかかわらずPaO2 50Torr以下および/または意識障害を伴う急激なPaCO2の上昇 ・人工呼吸*9 ・気管支洗浄 ・全身麻酔(isoflurane, sevoflurane, enflurane etc.)を考慮
|
ただちに入院、ICU**
|
PEF 測定不能 PaO2 60Torr以下 PaCO2 45Torr以上 SpO2 90%以下
|
参考
- 1. 呼吸器疾患最新の治療2004-2006 p.261
国試
[★]
- 英
- trachea (Z), tracheal tube
- ラ
- trachea
- 関
- 気管支、気管支の分岐、肺
解剖
- 長さ12cm、直径2cm (HIS.298)。
- C6椎体-T5椎体 / C6椎体の下部より始まりT4-T5椎体で左右の気管支に分かれる。)
- 喉頭の輪状軟骨の直下から始まり主気管支が分岐するところに終わる。 (HIS.298)
粘膜
- a. 杯細胞 goblet cell 30% 粘液物質の分泌 ムチンmucin
- b. 線毛細胞 ciliated cell 30% 核は基底部に存在 線毛と微絨毛
- c. 基底細胞 basal cell 30% 丈の低い細胞、未分化細胞
- d. その他 刷子細胞、漿液細胞、DNES細胞 など
- 2. 粘膜固有層 疎性結合組織 膠原線維、弾性線維、気管腺(混合腺)
- 3. 粘膜下組織 密生結合組織
- 4. 外膜 気管軟骨 馬蹄形(C字軟骨)後方に開いている。10-12個
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- bronchus / bronchi(pl.) (Z)
- ラ
- bronchus principalis
- 同
- 主気管支 main bronchus、一次気管支 primary bronchus
- 関
- 気管、気管支の分岐、肺区域、区域気管支
-
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- state、condition、status、position、situation
- 関
- 言う、位置、局面、状況、条件、立場、述べる、州、体位、ポジション、地位、様子