- 英
- ciliary body (KH)
- ラ
- corpus ciliare
- 関
- 毛様体筋、毛様体突起
解剖学
発生(L.380)
組織学
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/03/19 14:38:02」(JST)
[Wiki ja表示]
毛様体 |
人間の目の模式図
|
概要 |
動脈 |
long posterior ciliary arteries |
表記・識別 |
ラテン語 |
corpus ciliare |
MeSH |
A09.371.894.280 |
ドーランド
/エルゼビア |
c_56/12260436 |
TA |
A15.2.03.009 |
FMA |
58295 |
解剖学用語(英語版)
[ウィキデータを編集]
|
毛様体(Ciliary body)は、毛様体筋と毛様体突起から構成される目の周りの組織である[1]。水平方向の三角形の形をしており、二層の毛様体上皮に覆われている。この上皮は房水を作る[2]。内層は透明で硝子体を覆い、網膜の神経組織と連続している。外層は色素が多く、網膜色素上皮に連続的に繋がっており、虹彩散大筋の細胞を構成している。この二重膜は、網膜及び胎児の網膜相当の原基と続いているとしばしば考えられている。内膜は、虹彩に達するまで色素を持たない。網膜の端は鋸状縁である。これは、目に栄養を供給する組織層であるブドウ膜管の一部である。ブドウ膜管は、鋸状縁から虹彩の根元まで広がっている。目には、縦方向、放射方向、円形の3組の毛様体筋がある。目の前面近く、水晶体の上下に位置する。チン小帯と呼ばれる結合組織で水晶体に繋がっており、水晶体が網膜上に光の焦点を合わせられるよう形作っている。 毛様体は、動眼神経から副交感神経による神経支配を受ける。
目次
- 1 機能
- 2 医学上の重要性
- 3 関連項目
- 4 出典
- 5 外部リンク
機能
毛様体は、順応、房水の生成、チン小帯の維持の3つの機能を持つ。また、水晶体の位置を保持する役割も持っている。毛様体筋が収縮すると、水晶体はより凸状になり、より近い物体に焦点が合うようになる。毛様体筋が弛緩すると、水晶体が平らになり、遠い物体に焦点が合いやすくなる。房水は、水晶体と角膜に必須の栄養を運搬し、これらの老廃物を流す。
医学上の重要性
毛様体は、房水の生産に関わっているため、緑内障の治療薬であるアプラクロニジンのターゲットとなる。房水の生産が阻害され、量が減少することで眼圧が低下する。
関連項目
出典
- ^ Cassin, B. and Solomon, S. Dictionary of Eye Terminology. Gainsville, Florida: Triad Publishing Company, 1990.
- ^ Lang, G. Ophthalmology: A Pocket Textbook Atlas, 2 ed.. Pg. 207. Ulm, Germany. 2007.
外部リンク
- Ciliary+body - eMedicine Dictionary
- Histology image: 08011loa — Histology Learning System at Boston University
- Atlas image: eye_1 at the University of Michigan Health System - "Sagittal Section Through the Eyeball"
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 硝子体手術既往のある血管新生緑内障に対する経毛様体扁平部挿入型インプラントの短期成績 (特集 第64回日本臨床眼科学会講演集(7))
- 全周に及ぶ毛様体色素上皮断裂と網膜剥離を伴った鈍的眼外傷の1例
- 神 大介,藤原 聡之,石川 誠,高関 早苗,吉冨 健志
- あたらしい眼科 = Journal of the eye 28(8), 1206-1208, 2011-08-30
- NAID 10029526480
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- midbrain
- ラ
- mesencephalon
- 関
- 脳, 一次脳胞
解剖
- 中心管は、細い中脳水道となっている
- 中脳は3つの領域に分けられる。
- 中脳水道より背側にある領域は中脳蓋
- 腹外側に突出した部分は大脳脚
- 両者の間の領域が中脳被蓋である
発生
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
中脳とは(医学大事典)
臨床関連
神経内科
[★]
- 英
- ciliary muscle
- ラ
- musculus ciliaris
- 関
- 内眼筋、眼球、毛様体
解剖
- 経線状繊維 meridional fibers(ブリュッケ筋 Brucke's muscle)
- 輪状線維 circular fibers (ミュラー筋 Müller muscle) 毛様体輪状筋
神経
機能
薬理
臨床関連
[★]
- 英
- eyeball
- ラ
- bulbus oculi
- 関
- 眼
概念
- (水晶体の支持靱帯 suspensory ligament of lens)
解剖
外眼筋
[★]
- 英
- short posterior ciliary artery SPCA
- ラ
- arteriae ciliares posteriores breves
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- long posterior ciliary artery LPCA
- ラ
- arteriae ciliares posteriores longae
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- posterior ciliary artery, posterior ciliary arteries (N)
- 関
- 眼動脈、短後毛様体動脈、長後毛様体動脈
由来
走行
[★]
- 英
- ciliary ganglion (KH)
- ラ
- ganglion ciliare
- ゴマ粒大で動眼神経からの副交感性節前線維がニューロンを変えるところ
- ニューロンを変えたあと短毛様体神経となる (KH.324)
[★]
- 英
- cycloplegia、cycloplegic
- 関
- 調節麻痺剤
[★]
ポスナー・シュロスマン症候群
[★]
- 英
- body
- ラ
- corpus、corpora
- 関
- 肉体、身体、本体、コーパス、ボディー
[★]
- 英
- hairy
- 関
- 毛髪状