胎盤性性腺刺激ホルモン。ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
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- 商品名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分 ゴナトロピン筋注用1000単位 GONATROPIN FOR INTRAMUSCULAR INJECTION あすか製薬 2413402X2053 187円/管 生物由来製品 , 処方せん医薬品 ゴナトロピン筋注用 ...
- ゴナトロピン注用5000単位,注射用ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン 医薬品情報 サイト イーファーマ(トップ) >品名索引(こ) >現表示ページ >薬効名索引(ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む )) 商品名 ゴナトロピン注用5000単位 薬品情報 薬効 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
組成
成 分
含 量
添加物
- 1管中 乳糖水和物(ウシ乳由来) 3mg,pH調節剤
添付溶解液
禁忌
- アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)及びその疑いのある患者
[アンドロゲン産生を促進するため,腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある.]
- 性腺刺激ホルモン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 性早熟症の患者
[アンドロゲン産生を促進するため,性的早熟を早め,骨端の早期閉鎖を来すことがある.]
効能または効果
- 無排卵症(無月経,無排卵周期症,不妊症)
- 通常,ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして1日3,000〜5,000単位を筋肉内注射する.
- 機能性子宮出血及び黄体機能不全症
- 通常,ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして1日1,000〜3,000単位を筋肉内注射する.
- 停留睾丸
- 通常,ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして1回300〜1,000単位,1週1〜3回を4〜10週まで,又は1回3,000〜5,000単位を3日間連続筋肉内注射する.
- 造精機能不全による男子不妊症,下垂体性男子性腺機能不全症(類宦官症),思春期遅発症
- 通常,ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして1日500〜5,000単位を週2〜3回筋肉内注射する.
- 睾丸・卵巣の機能検査
睾丸機能検査
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして10,000単位1回又は3,000〜5,000単位を3〜5日間筋肉内注射し,1〜2時間後の血中テストステロン値を投与前値と比較する.
卵巣機能検査
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして1,000〜5,000単位を単独又はFSH製剤と併用投与して卵巣の反応性をみる.
黄体機能検査
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして3,000〜5,000単位を高温期に3〜5回,隔日に投与し,尿中ステロイド排泄量の変化をみる.
- 妊娠初期の切迫流産及び妊娠初期に繰り返される習慣性流産
- 通常,ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして1日1,000〜5,000単位を筋肉内注射する.
- 低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症における精子形成の誘導
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして,1)二次性徴の発現及び血中テストステロン値を正常範囲内にするため,1,000単位を1週3回皮下注射し,血中テストステロン値が正常範囲に達しない又は正常範囲上限を超えた場合には,1,000〜5,000単位を1週2〜3回の範囲内で調整する,2)更に,精子形成の誘導のため,本剤1,000〜5,000単位を1週2〜3回皮下注射すると共に,遺伝子組換えFSH製剤を併用投与する.
本剤の用法・用量は症例,適応によって異なるので,使用に際しては厳密な経過観察が必要である.
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者
[アンドロゲン産生を促進するため,前立腺肥大が増悪するおそれがある.]
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば,乳癌,子宮内膜癌)及びその疑いのある患者
[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある.]
- 子宮筋腫のある患者
[子宮筋腫の発育を促進するおそれがある.]
- 子宮内膜症のある患者
[症状が増悪するおそれがある.]
- 乳癌の既往歴のある患者
[乳癌が再発するおそれがある.]
- 乳癌家族素因が強い患者,乳房結節のある患者,乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者
[症状が増悪するおそれがある.]
- てんかん,片頭痛,喘息,心疾患又は腎疾患のある患者
[アンドロゲン産生を促進するため,体液貯留,浮腫等があらわれ,これらの症状が増悪するおそれがある.]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 骨成長が終了していない可能性がある患者,思春期前の患者(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック(頻度不明)
- ショック症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,顔面潮紅,胸内苦悶,呼吸困難等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
卵巣過剰刺激症候群(頻度不明)
- ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン製剤の投与に引き続き本剤を用いた場合又は併用した場合,卵巣腫大,下腹部痛,下腹部緊迫感,腹水・胸水を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある.これに伴い,血液濃縮,血液凝固能の亢進,呼吸困難等を併発することがあるので直ちに投与を中止し,循環血液量の改善につとめるなど適切な処置を行うこと.
血栓症,脳梗塞,卵巣破裂,卵巣茎捻転,呼吸困難,肺水腫(頻度不明)
- 卵巣過剰刺激症候群に伴い,血栓症,脳梗塞,卵巣破裂,卵巣茎捻転,呼吸困難,肺水腫を引き起こすことがある.
薬効薬理
- LH(あるいはICSH)作用とFSH作用を併有する.(ラット6))
- Leydig細胞の発育を促進し,男性ホルモンの合成と分泌並びに精子形成能を高める.(ウサギ・ブタ・ヒト in vitro7),ラット8),9),ヒト10))
- 排卵を誘発し,黄体を形成させる.また,黄体ホルモンの産生を促進する.(ヒト in vitro11),ウサギ12))
- 母体の免疫能,特に細胞性免疫能を低下させる.(ヒト in vitro13),14))
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
Human Chorionic Gonadotrophin[JAN]
性 状
★リンクテーブル★
[★]
- chorionic
- 英
- human chorionic gonadotrophin, (国試)hCG, HCG
- 同
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン、絨毛性ゴナドトロピン chorionic gonadotropin、絨毛性性腺刺激ホルモン、胎盤性性腺刺激ホルモン placental gonadotrophin
- 商
- HCG、プベローゲン、ゲストロン、ゴナトロピン、プレグニール、プロファシー, Chorex, Choron, Pregnyl
- 関
- β-HCG
概念
- シンチオトロホブラストで産生される糖タンパクホルモン(NGY.290)
分類
性状
産生組織
標的組織
受容体
作用
- TSH様作用:正常妊婦に一過性の甲状腺機能亢進症が見られることがある(YN.D-33)
分泌の調整
- 胚が子宮内膜に着床してから48時間たつと産生するホルモン (SP.965)
- 受精後2週間後には分泌され始める (SP.965)
- 黄体機能を6-7週まで刺激し、黄体からのホルモン分泌を維持する (SP.965)
- hCGの分泌は妊娠10週頃がピーク (G9M.183)
- 作用期間は短期間。最初の8週に上昇、15週にかけて低下、低レベルで維持される。妊娠末期に小さな増加 (SP.966)
分子機構
生合成
臨床関連
- 精巣からのテストステロン分泌能評価(OLM.339) ← LHと構造が似ており、ライディッヒ細胞に作用してテストステロンの産生・分泌を促す
- 妊婦の甲状腺機能亢進(gestational thyrotoxicosis)
検査
- 妊娠中:100 ← (出典不明)
- 妊娠判定:25 ← (出典不明)
正常
- 正常(男性、非妊婦)ではhCG(αβコンプレックス)は以下の通り。
- 血中:0.7mIU/ml以下
- 尿中:0.7mIU/ml以下
妊娠・疾患
- 妊娠により1万以上に上昇、正常妊娠では数万~10万mIU/mlまで上層。
- 全胞状奇胎なら50万-100万mIU/mlと高値となり、部分胞状奇胎なら数十万mIU/mlとやはり高値となる。
妊娠経過中の変化
- 妊娠4-5週 :50-1000IU/l
- 妊娠8-10週 :20万IU/l。ピークとなる。
[★]
商品
[★]
- 英
- human chorionic gonadotrophin
- 同
- ヒト絨毛性ゴナドトロピン
- 商
- HCGモチダ、ゲストロン、ゴナトロピン、プレグニール、注射用HCG
[★]
- 英
- tropine