- 英
- tropine
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トロピン |
|
|
IUPAC名
(3-endo)-8-Methyl-8-azabicyclo[3.2.1]octan-3-ol
|
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
120-29-6 |
PubChem |
8424 |
UNII |
7YXR19M72Y |
MeSH |
Tropine |
|
特性 |
化学式 |
C8H15NO |
モル質量 |
141.21 g mol−1 |
外観 |
吸湿性板状 |
密度 |
1.016 g/cm3 at 100 °C |
融点 |
64 °C, 337 K, 147 °F
|
沸点 |
233 °C, 506 K, 451 °F
|
溶解度 |
水、ジエチルエーテル、エタノールに非常に溶けやすい[1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
トロピン(Tropine)は、3番炭素に水酸基を持つトロパンの誘導体である。3-トロパノール(3-tropanol)とも呼ばれる。
ベンザトロピンやエチベンザトロピンは、トロピンの誘導体である。また、コリン作動薬であるアトロピンの構成要素にもなっている。
関連項目
出典
- ^ Lide, David R. (1998), Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.), Boca Raton, FL: CRC Press, pp. 3–564, ISBN 0-8493-0594-2
外部リンク
- General reactions of tropine
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 下垂体機能低下症 (特集 小児慢性疾患の成人期移行の現状と問題点) -- (内分泌疾患)
- 低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症 (特集 ART時代の男性不妊診療 : いま泌尿器科医に求められていること) -- (疾患別治療)
- 臨床泌尿器科 = Japanese journal of clinical urology 70(3), 237-246, 2016-03
- NAID 40020747400
- P3-53-2 低刺激採卵周期における併用ゴナドトロピン製剤の比較解析 : LH補充の臨床的意義(Group 118 ART・予備能低下,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第68回学術講演会)
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
組成
- アトロピン硫酸塩注0.5mg「フソー」は1アンプル(管)1mL中アトロピン硫酸塩水和物0.5mgを含む無色澄明の水性注射液である。
- 添加物として塩化ナトリウム,pH調節剤を含有する。
禁忌
- 緑内障の患者[抗コリン作用により房水通路が狭くなり眼圧が上昇し,緑内障を悪化させるおそれがある。]
- 前立腺肥大による排尿障害のある患者[抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩,膀胱括約筋の緊張により,排尿困難を悪化させるおそれがある。]
- 麻痺性イレウスの患者[抗コリン作用により消化管運動を抑制し,症状を悪化させるおそれがある。]
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- ◇胃・十二指腸潰瘍における分泌ならびに運動亢進
- ◇胃腸の痙攣性疼痛,胆管・尿管の疝痛,痙攣性便秘
- ◇迷走神経性徐脈及び迷走神経性房室伝導障害,その他の徐脈及び房室伝導障害
- ◇有機燐系殺虫剤・副交感神経興奮剤の中毒
- ◇麻酔前投薬,ECTの前投与
- ◇アトロピン硫酸塩水和物として,通常成人0.5mg(本剤1mL)を皮下又は筋肉内に注射する。場合により静脈内に注射することもできる。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
- ◇有機燐系殺虫剤中毒の場合には,症状により次のように用いる。
軽症
- アトロピン硫酸塩水和物として0.5〜1mg(本剤1〜2mL)を皮下注射するか,又は0.5〜1mg(本剤1〜2mL)を経口投与する。
中等症
- アトロピン硫酸塩水和物として,1〜2mg(本剤2〜4mL)を皮下・筋肉内又は静脈内に注射する。必要があれば,その後20〜30分毎に繰り返し注射する。
重症
- 初回アトロピン硫酸塩水和物として,2〜4mg(本剤4〜8mL)を静脈内に注射し,その後症状に応じてアトロピン飽和の徴候が認められるまで繰り返し注射を行う。
- ◇ECTの前投与の場合には,アトロピン硫酸塩水和物として,通常成人1回0.5mg(本剤1mL)を皮下,筋肉内又は静脈内注射する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者[抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩,膀胱括約筋の緊張により,排尿困難を悪化させるおそれがある。]
- うっ血性心不全のある患者[抗コリン作用により,心拍数が増加し,心臓に過負荷をかけることがあるため,症状を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な心疾患のある患者[心筋梗塞に併発する徐脈,房室伝導障害には,アトロピンはときに過度の迷走神経遮断効果として心室頻脈,細動を起こすことがある。]
- 潰瘍性大腸炎の患者[中毒性巨大結腸があらわれることがある。]
- 甲状腺機能亢進症の患者[抗コリン作用により,頻脈,体温上昇等の交感神経興奮様症状が増強するおそれがある。]
- 高温環境にある患者[抗コリン作用により,発汗抑制が起こり,体温調節が困難になるおそれがある。]
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状
- ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,頻脈,全身潮紅,発汗,顔面浮腫等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- アトロピンは平滑筋,心筋,外分泌腺などを支配するコリン作動性節後線維にのみ作用して,選択的遮断効果を示す3)。
◇消化管に対する作用3)
- アトロピンは胃腸管の緊張を低下させ,運動を抑制する。また,消化性潰瘍時の蠕動亢進,幽門痙攣,反射性大腸痙攣のような運動を抑制する。
◇心臓に対する作用
- ヒトにアトロピン硫酸塩水和物を静注した場合,0.25mgで徐脈が,0.75,1.50mgでは著明な頻脈が認められている4)。
ヒトにおいててアトロピン硫酸塩水和物1mg静注後,正常房室伝導路を介する房室間の正伝導時間(P−R間隔)は短縮し,この短縮は房室結節伝導時間(A−H間隔)の短縮に起因することが,ヒス束心電図(HBE)により明らかにされている5)。
◇その他3)
- アトロピンは臨床量(0.5〜1mg)において,緩和な中枢性迷走神経興奮及び中等度の呼吸中枢刺激作用を示し,呼吸数及び時には深さも増大させる。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
分子量
融点
- 188〜194℃(分解)。乾燥後,180℃の浴液中に挿入し,1分間に約3℃上昇するように加熱を続ける。
性状
- 無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で,においはない。水又は酢酸(100)に極めて溶けやすく,エタノール(95)に溶けやすく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。光によって変化する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- somatotropin receptor
- 関
- ソマトトロピンレセプター
[★]
- 英
- tropic acid
- 関
- トロパ酸
[★]
プロオピオメラノコルチン