- 英
- influenza C virus
- 関
- インフルエンザCウイルス
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- the 3rd letter of the Roman alphabet (同)c
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/07/08 19:30:30」(JST)
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C型インフルエンザウイルス |
分類(ウイルス) |
群 |
: |
第5群(1本鎖RNA -鎖) |
科 |
: |
オルトミクソウイルス科 Orthomyxoviridae |
属 |
: |
インフルエンザウイルスC属 Influenzavirus C |
種 |
: |
C型インフルエンザウイルス Influenza C virus |
|
C型インフルエンザウイルス(英: Influenza C virus)とはオルソミクソウイルス科に属するウイルスの1種であり、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス同様、インフルエンザを引き起こす。C型インフルエンザウイルス属に属する唯一のウイルスである。
C型インフルエンザウイルスはヒトとブタに感染し、インフルエンザを引き起こすことが知られている[1]。
C型インフルエンザウイルスによるインフルエンザはA型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルスによるものよりも稀であるが、重篤となる可能性があり、局地的なエピデミックを引き起こす可能性がある。
脚注[編集]
- ^ Guo Y., Jin F., Wang P., Wang M., Zhu J.M. (1983). Journal of General Virology 64: 177-82. PMID 6296296.
参考文献[編集]
- Guo Y., Jin F., Wang P., Wang M., Zhu J.M. (1983). Journal of General Virology 64: 177-82. PMID 6296296.
- Isolation of influenza virus C from influenza cases in 1999/2000 season - Saitama
外部リンク[編集]
- Detection of influenza C virus by using an in situ esterase assay
- ICTVdB database for Influenzavirus C
インフルエンザ |
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主要項目 |
研究 - ワクチン - 治療 - ゲノム解読 - 遺伝子再集合 - 重複感染 - シーズン
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ウイルス |
オルトミクソウイルス科 - A型 - B型 - C型
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A型の亜型 |
H1N1(ソ連型) - H1N2 - H2N2 - H2N3 - H3N1 - H3N2(香港型) - H3N8 - H5N1 - H5N2 - H5N3 - H5N8 - H5N9 - H7N1 - H7N2 - H7N3 - H7N4 - H7N7 - H7N9 - H9N2 - H10N7
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H1N1 |
パンデミック |
1918年の世界的流行 - 2009年の世界的流行
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科学 |
2009 H1N1
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H5N1 |
流行 |
クロアチア(2005年) - インド(2006年) - イギリス(2007年) - 西ベンガル州(2008年)
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科学 |
構造 - 感染経路 - 世界的感染 - 治験 - ヒトの致死率 - 社会的影響
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治療 |
抗ウイルス薬 |
塩酸アルビドール - アダマンタン化合物(アマンタジン、リマンタジン) - ノイラミニダーゼ阻害薬(ザナミビル(リレンザ)、オセルタミビル(タミフル)、ペラミビル(ラピアクタ)、ラニナミビル(イナビル))
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ワクチン |
フルミスト - フルゾーン
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流行・
パンデミック |
流行 |
ソ連かぜ(1977-1978年) - 福建かぜ(H3N2) - 2013年H7N9インフルエンザの流行
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パンデミック |
ロシアかぜ(1889-1890年) - スペインかぜ - アジアかぜ - 香港かぜ - 2009年新型インフルエンザの世界的流行
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ヒト以外 |
哺乳類 |
イヌ - ネコ - ウマ(2007年オーストラリアでの流行) - ブタ
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哺乳類以外 |
トリ - 福建かぜ(鳥類間で流行したH5N1)
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関連項目 |
インフルエンザ様疾患 - 新型インフルエンザ - パンデミック
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ウイルス感染症 A型,B型およびC型インフルエンザウイルス (広範囲 血液・尿化学検査 免疫学的検査(第7版・3)その数値をどう読むか) -- (免疫学的検査 感染症関連検査(抗原および抗体を含む))
Related Links
- C型インフルエンザウイルス(英: Influenzavirus C)とはオルソミクソウイルス科に属する ウイルスの1種であり、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス同様、 インフルエンザを引き起こす。C型インフルエンザウイルス属に属する唯一のウイルスで ...
- また、同じA、B、C型のウイルス同士であっても、エンベロープ表面上の分子である ヘマグルチニン (HA) とノイラミニダーゼ (NA) の(C型ではヘマグルチニン− ... A型 インフルエンザウイルスは特に型の内部でのHAとNAの違いが大きい。抗原性 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- influenza C virus
- 関
- C型インフルエンザウイルス
[★]
- 英
- influenza virus Flu
- 関
- インフルエンザ、急性呼吸器感染症、感染症法
ウイルス学
-
A型とB型の比較
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A型インフルエンザ
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B型インフルエンザ
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自然宿主
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水鳥(カモなど)
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ヒト
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感染
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トリ、ブタとの人獣共通感染
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ヒト
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変異
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変異しやすい
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変異しにくい 自然宿主がヒトだけなので 不連続変異がない
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流行
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世界的大流行を起こす
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地域的な流行が多い
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ゲノム
- 分節構造を有する。A,B型は8分節。C型は7分節。
- 遺伝子再集合を起こす
亜型
- A型とB型はウイルス表面に赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)を有している。
- HAは16亜型。NAは9亜型。
- A型インフルエンザウイルスでは、HAは16種類、NAは9種類知られており、この組み合わせで亜型が決定される。
- 同一のHAであっても抗原決定基が5箇所存在するために、変異により獲得抗体の中和を逃れる。
- H1N1(ソ連A型)、H3N2(香港A型)がヒトに感染する。H2N2(アジアA型)もヒトに感染するが、流行が見られていない。
- B型インフルエンザウイルスはHAは1種類のみしか存在しない。
感染症
まとめ
インフルエンザの特徴について
- インフルエンザはオルソミクソウイルス科に分類され、エンベロープを有し、一本鎖かつマイナス鎖のRNAをゲノムにもつ。インフルエンザはA型インフルエンザウイルス属、B型インフルエンザウイルス属、C型インフルエンザウイルス属の三つに分類されている。A型及びB型インフルエンザウイルス属に属するウイルスはインフルエンザ粒子の外面にヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)を有しており、これらはそれぞれ16種類、9種類あり、これらの組み合わせで一つのウイルスの亜型をなす。ヘマグルチニンは宿主細胞のシアル酸をレセプターとして結合し、またエンドソーム内でエンベロープとエンドソームの脂質二重膜を融合して宿主内への侵入に関わっている。ノイラミニダーゼはシアル酸を切断する酵素であり、この酵素がヘマグルチニンに結合したシアル酸を分解することで宿主細胞から出芽できる。なお、C型インフルエンザウイルス属はHAとNAの代わりにhemaglutinin-esterase(HE)タンパク質がこの機能を担っており亜系はない。
抗原変異:shift(抗原不連続変異)とdrift(抗原連続変異)
- shiftは遺伝子再集合により亜型が変化する変異であり、16種類あるHAと9種類あるNAの組み合わせが異なった新な亜型のウイルスが生まれることである。この変異により生じたインフルエンザウイルスに対する抗体は誰も有していないことが考えられ、世界的な流行が起こりうる。driftは同一亜型内の変異であって、HAあるいはNAにアミノ酸置換変異が生じるなどにより起こる。この変化により抗原性が変化するため、ワクチンが効かなかったりあるいは抗体抗原反応が生じなかったりして流行が起こりうる。しかしながら抗原性が全く変わるわけではないためワクチンや抗インフルエンザウイルス抗体が無効になるわけではない。
高病原性鳥インフルエンザ
- カモは16種類あるHAのどの亜型のインフルエンザウイルスに感染しても不顕性であるのに対し、ニワトリに感染しうるH5とH7は高病原性であり致死率は100%である。この型のインフルエンザウイルスのHAはニワトリで全身に感染しうる。H5のHAは全ての細胞のゴルジ装置中に存在するFurinというプロテアーゼでHA1とHA2に切断される。つまり、全身の細胞で増殖しうるウイルスである。これゆえにH5あるいはH7を持つ鳥インフルエンザウイルスは高病原性鳥インフルエンザと呼ばれている。
高病原性鳥インフルエンザの流行の可能性
- カモは16種類あるHAのどの亜型のインフルエンザウイルスにも不顕性感染する。また、カモは渡り鳥であり、季節性に地球の半球の南北を往来する。このため、カモが停留する池の周辺からニワトリなどの家禽に高病原性鳥インフルエンザがもたらされ家禽類の間で流行しうる。さらに家禽類の飼育者も高病原性鳥インフルエンザに感染しうる。この時点ではH5N1はヒトに対する効率よく感染できないが、2つの変化によって感染の効率が上昇しうる。一つはHAがトリ型レセプターからヒト型レセプターを認識するように変異することであり、もう一つはRNA依存性RNAポリメラーゼの至適温度が42℃から36℃に変わるよう変異することである。これらの変化が起こればトリ型のH5N1はヒト型に変化し、ヒトに対して全身性そしてより高い感染伝播性を獲得しヒトで大流行を起こしうる。
インフルエンザの予防と治療
- インフルエンザの予防はうがいと手洗いである。そして、人混みを避け人混みに出る必要に迫られれば、花粉症用のマスクを着用する。また、毎年年末から流行し、免疫系が立ち上がるのに数週間はかかることを考え、11月上旬に1回目、11月下旬に2回目を接種してもらうのがよい。治療には日本ではアマンタジン、ザナミビル、オセルタミビルが使われてる。アマンタジンはA型ウイルスのみの適用であることに注意すべきである。ザナミビルは12歳以上が適用であり、吸入で用いる。A,B型の両方に適用できる。オセルタミビルは服用剤であり、A,B型の両方に適用できる。
参考
- http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html
- http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/index-j.html
- 東京都 - 感染症情報センター 季節性インフルエンザ
- 図あり
- http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/index.html
- 鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染に重要なアミノ酸変異を発見
- 図あり
- http://www.jst.go.jp/pr/announce/20061116/index.html
- 新型インフルエンザに対応するためのタンパク質立体構造データベースを全世界に公開- 抗インフルエンザウイルス薬剤開発促進へ -
- http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2006/060120/detail.html
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- 英
-
- 関
- 形、機序、形式、形成、形態、種類、パターン、パターン形成、品種、編成、方法、モード、様式、タイプ標本、タイプ、フォーム、成立、形づくる
- 原型
[★]
[★]
セシウム, caesium, cesium