針筋電図
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Japanese Journal
- 今井 富裕,幸原 伸夫
- 臨床神経生理学 : Japanese journal of clinical neurophysiology 39(2), 117-122, 2011-04-01
- NAID 10029428801
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- 筋電図総論. 筋電図検査とは · 一般的な検査時の注意 · 筋電図検査の種類(広義) · 筋 解剖 · 興奮と伝導 · 神経筋接合部 · 運動単位 · 筋電図記録用電極 · 筋電計の構造 · 電気刺激の生理学. 針筋電図検査. 針筋電図とは · MUPパラメータ · 検査の説明 ...
- 四肢の筋萎縮や筋力の低下がある場合、針筋電図検査が不可欠です。 骨格筋の運動 単位を分析して、運動神経に起因する病態(神経原性変化)か、筋自体に起因(筋原性 変化)するのかを判定するために針筋電図が用いられます。
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- 72歳の女性。消化管出血で緊急入院し、精査の結果、直腸癌と診断された。手術の方針とし、術前放射線療法とともにリハビリテーションを行うこととした。既往歴は10年前から高血圧症で、降圧薬を内服している。意識は清明。身長 152cm、体重 41kg。体温 36.7℃。脈拍 88/分、整。血圧 118/78mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 97%(room air)。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。眼振を認めない。閉眼で睫毛徴候を認めない。鼻唇溝は対称だが流涎を認め、ろれつが回らない。舌の萎縮を認めない。四肢に筋力低下を認めない。つぎ足歩行は可能で、片脚での立位保持時間は10秒。血液所見:赤血球 341万、Hb 10.7g/dL、白血球 3,700、血小板 17万。血液生化学所見:アルブミン 3.0g/dL、総ビリルビン 0.4mg/dL、AST 14U/L、ALTU/L、ALP 174U/L(基準 115~359)、γ-GTP 23U/L(基準 8~50)、CK 92U/L(基準 30~140)、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、Na 143mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 108mEq/L。CEA 6.3ng/mL(基準 5以下)、CA19-9 73U/mL(基準 37以下)。CRP 0.7mg/dL。頭部MRIのT2強調像別冊No. 22を別に示す。
- 周術期のリハビリテーション計画の立案に際し必要な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D051]←[国試_113]→[113D053]
[★]
- 60歳の男性。足に力が入らず歩きにくいことを主訴に来院した。6か月前から両下肢遠位部の筋力低下が出現し、徐々に進行してきた。家族歴に類症はない。両下肢の遠位部に筋力低下と筋萎縮とを認める。感覚障害はない。四肢で深部反射が亢進し、Babinski徴候は両側で陽性である,頭部と脊髄とのMRIに異常なく、神経伝導速度は正常である。
- 次に行う検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098A043]←[国試_098]→[098A045]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [114B010]←[国試_114]→[114B012]
[★]
- 英
- needle EMG, needle electromyogram
- 関
- 筋電図
適応疾患
- LAB.1680
疾患と針筋電図所見
安静時自発放電
- 参考2
随意収縮時の電位
- LAB.1683 参考2 HBN.487
- 正常では運動単位活動電位(MUP)が出現する。
- 高振幅MUP:振幅4mV以下のもの。振幅の正常範囲については体部位によって異なる。
- 高振幅(giant spike)・高持続時間電位:振幅の幅が3mV以上、持続時間が10ms以上。多相性(polyphasic)。脊髄前角細胞の変性の過程で見られる。(筋萎縮性側索硬化症、球脊髄性筋萎縮症)
- 低振幅・短持続時間電位:振幅の幅が1mV以下、持続時間が2-3ms以下。筋線維の一次性病変に起因する疾患で見られる。(進行性筋ジストロフィー、多発筋炎)
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%8B%E9%9B%BB%E5%9B%B3
- http://shimoi.iuhw.ac.jp/electdx5_H21.pdf
- http://www2b.biglobe.ne.jp/~kondo/seiri/emg.htm
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- 英
- electromyography, electromyogram, EMG
- 関
- 誘発筋電図、筋電図検査
- 弛緩時でも基底活動が見られる。これは麻痺、麻酔、睡眠時にのみ消失する (M.23)
種類
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- 関
- 検定、試験、視察、視診、調べる、調査、テスト、点検、検討、監査、診察