- 英
- inner ear
- ラ
- auris interna
- 同
- 迷路 labyrinth
PrepTutorEJDIC
- 〈C〉(…の)迷路,迷宮(maze)《+『of』+『名』》 / 《the L-》ラビュリントス(ギリシア神話でMinos王が怪物Minotaurを監禁するためDaedalusに造らせたCrete島の地下の大迷宮)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/12 18:51:43」(JST)
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内耳(ないじ、英語: inner ear、ドイツ語: inneres Ohr、ラテン語: auris interna)は、耳を外耳、中耳、内耳と3つに分けたときに最も内側にあたる部分で、蝸牛と前庭・三半規管よりなる。リンパ液を膜で包んだものが入り組んだ形をしている。膜迷路とも呼ぶ。これを包む骨を骨迷路という。内耳は側頭骨の内部に存在している。
概論[編集]
内耳は、耳のもっとも奥にある構造である。哺乳類の内耳は蝸牛と前庭・三半規管の3つの部分よりなる。
このうち、聴覚にかかわるのは蝸牛であり、ここに音の振動を神経(蝸牛神経)に伝えるための構造がある。外耳、中耳はここへ振動を伝えるための構造に過ぎない。
他方、前庭・三半規管は平衡感覚を受容するための器官である。いわゆる平衡胞の働きを受け持っている。
ヒトの内耳[編集]
正常な内耳・中耳のCT像。1: キヌタ骨体部、2: ツチ骨頭、3: 蝸牛、4: 内耳道、5: 外側半規管
迷路 labyrinth とも呼ばれ、骨迷路 osseous labyrinth と膜迷路 membranous labyrinth に分けられる。骨迷路は側頭骨岩様部にある複雑な管状の器官で蝸牛、前庭、半規管、内耳道に分かれる。膜迷路は骨迷路の中にあり内リンパが含まれる。骨迷路と膜迷路の間は外リンパ隙と呼ばれ、外リンパが含まれる。蝸牛はカタツムリ状に2回転3/4巻いた管状構造をなし、管の断面は前庭階、中央階、鼓室階に分かれる。中央階、鼓室階境界の基底板にコルチ器(ラセン器)が配置され、音により生じた内耳液の振動を察知し蝸牛神経に伝える。前庭には耳石器(球形嚢、卵形嚢)があり、頭の傾斜など直線加速度を感受する。半規管に前半規管、外側半規管、後半規管の3つがあり、それらを含む面は互いに直交し、角加速度を感受する。内耳の全ての感覚細胞は有毛細胞で、蝸牛の蓋膜、耳石器の耳石膜、半規管のクプラが有毛細胞に刺激を起こす役割を担い、内耳道を走る蝸牛神経と前庭神経が情報を中枢へ伝える。内耳に疾患を生じ、これらの機能が障害された場合は、難聴やめまい、眼振などを生じる。
関連項目[編集]
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ウィキメディア・コモンズには、内耳に関連するカテゴリがあります。 |
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- 2. 去勢抵抗性前立腺癌の治療プロトコル treatment protocols for castration resistant prostate cancer
- 3. 乳癌の治療プロトコル treatment protocols for breast cancer
- 4. 膀胱癌の治療プロトコル treatment protocols for bladder cancer
- 5. 腹壁の解剖学 anatomy of the abdominal wall
Japanese Journal
- OTOF遺伝子変異を認める Auditory neuropathy spectrum disorder の乳幼児例における人工内耳装用効果
- 大原 卓哉,泰地 秀信,守本 倫子,本村 朋子,松永 達雄
- Audiology Japan 54(4), 289-294, 2011-08-30
- NAID 10029581218
- 語音聴取評価検査「CI-2004(試案)」を用いた人工内耳装用者の聴取能
- 射場 恵,熊谷 文愛,熊川 孝三,鈴木 久美子,武田 英彦
- Audiology Japan 54(4), 277-284, 2011-08-30
- NAID 10029581191
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[★]
- 次の文を読み、57~59の問いに答えよ。
- 60歳の男性。歩行困難とめまいのため搬入された。
- 現病歴:本日の午後1時、会読で立って発言中に突然めまいと嘔吐とが出現し、ふらふらして、まっすぐ立っていられなくなった。歩こうとするとふらついてよろけそうになった。
- 既往歴:20年前から高血圧。
- 家族歴:父親が高血圧。
- 現症:意識は清明。身長165cm、体重72kg。体温36.2℃。呼吸数20/分。臥位で脈拍84/分、整。血圧180/90mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛や抵抗を認めない。知能は正常である。頭痛はない。失語・失行・失認を認めない。瞳孔径は右2mm、左5mm。瞼裂は右で狭く、右眼球陥凹を認める。前額部や胸部の発汗は左で目立つ。右の末梢性顔面神経麻痺、右への側方注視麻痺、眼振および右上下肢の小脳性運動失調を認める。視力、眼底所見、対光反射、眼球の幅湊に伴う縮瞳反応、四肢筋力、触覚、深部感覚および四肢の深部腱反射は正常である。構音障害、嚥下障害、病的反射および不随意運動を認めない。
- 入院時検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球430万、Hb 14.5g/dl、Ht41%、白血球6,200、血小板28万、血液生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.9g/dl、尿素窒素8.0mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、AST 24IU/l、ALT 119IU/l、LDH270IU/l(基準176~353)。心電図と頭部単純CTとに異常を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [102B058]←[国試_102]→[102B060]
[★]
- 25歳の女性。両側の難聴を主訴に来院した。5年前から難聴を自覚し、徐々に増悪している。最近では耳鳴りも強くなり、会話にも不自由を感じるようになってきた。皮膚に多発性神経鞘腫がみられる。インピーダンスオージオグラムは正常である。純音聴力検査所見と頭部造影MRIの脂肪抑制T1強調像を以下に示す。
- 考えられる病変部位はどれか。
※国試ナビ4※ [097I037]←[国試_097]→[097I039]
[★]
- 英
- audition, hearing
- 同
- 聴感覚
- dB = 20 log10 (被験音圧)/(基準音圧)
聴覚の受容器
- 集音・共振による音圧増強: 20dB
- 鼓膜面積:アブミ骨底面積比と耳小骨連鎖のてこ比による音圧増強: 27dB
-
- 基底膜の幅・柔らかさ・外有毛細胞による伸縮作用が異なる。
- 前庭階の入り口に近い基底膜が高周波数に応じて振動する (SP.240)
基底膜振動の伝播と進行波
SP.
基底膜振動の伝播は進行波と呼ばれる。
-周波数同調特性
SP. 240,251,252
-同調曲線
SP. 240,250,251
-特徴周波数
SP. 240,250
- 同調曲線上で、応答の閾値が最小値をとる周波数はその系が最も応答しやすい周波数(=特徴周波数)となる。
-周波数帯域
周波数帯SP. 239
-周波数局在性
SP. 202,206,241,250,258,260
- 振動周波数が高くなるに従い、振動の頂点は蝸牛管基部に生じる
- 蝸牛器官、らせん神経節、蝸牛神経核、上オリーブ核、台形体核、外側毛帯核、下丘、内側膝状体、聴皮質はすべて周波数局在性を有する(SP.250)
コルチ器 (2007年後期生理学授業プリント)
- 蝸牛基底部から頂部に至るらせん状の構造を全体として形成する
- 蝸牛の回転の内側に配列する
- 1列
- 3500個/蝸牛
- 感覚毛(不動毛。×動毛)
- 受容器細胞として主役
- 求心線維の90-95%が分布
- 内柱細胞 inner pillar cell
- コルチのトンネル tunnel of Corti
- 外柱細胞 outer pillar cell
- 外有毛細胞 outer hair cell
SP. 240-243,245-252,259
- 蝸牛の回転の外側に配列する
- 3-4列
- 20000個/蝸牛
- 感覚毛(不動毛。×動毛)
- 遠心性細胞が分布
- 膜電位に応じて長さを変化させ、基底膜同調特性に非線形的な増強を与えると考えられている。
- ヘンゼン細胞 Hensen cell
- 網状板(=網様膜)
- 蓋膜
- 蝸牛神経線維
- 遠心性線維(蝸牛神経節経由)
- 求心性線維(上オリーブ核(延髄)由来)
受容器電位 receptor potential
SP. 50,185,219,220,243
- 受容器電位の発生から聴神経におけるインパルス発生まで
- 1. 有毛細胞の感覚毛屈曲
- 2. 有毛細胞における受容器電位の発生
- 3. 有毛細胞から求心性線維への神経伝達物質(グルタミン酸)放出
- 4. 求心性線維終末におけるEPSP発生
- 5. 求心性線維終末における活動電位の発生
蝸牛マイクロフォン電位 cochlear microphonics potential, CM
SP. 247
- 聴覚刺激を与えることで、内耳および内耳周辺では刺激をを忠実に反映した電気信号が記録される。この電位をマイクロホン電位と呼ぶ(SP.247)
- 蝸牛マイクロフォン電位は感覚毛の振動で生じた受容器電位の総和(PT.163)
内リンパ腔電位 endolymph potential (=蝸牛内直流電位)
SP. 246,247
難聴
- 伝音性難聴とは、伝音機能の不良(音の伝達不良)によって起こる難聴であり、鼓膜破損や耳小骨硬化、慢性中耳炎などで起こり、骨伝導には問題がない。低音域で障害があらわれ、補聴器で補正できる。
- 感音性難聴とは、音の受容に問題があって起こる難聴であり、コルチ器官や聴神経あるいは聴神経核などの障害、利尿剤・老化による有毛細胞の変性などで起こる。高音域で障害があらわれ、補聴器で補正できない。
聴覚の伝導路
SP. 254-
- 1. 蝸牛・コルチ器官・有毛細胞
- 2. 蝸牛神経線維
- 3. らせん神経節(=蝸牛神経節) [一次ニューロン]
- 4. 蝸牛神経核 cochlear nucleus
- 5. 上オリーブ核群
- 6. 台形核
- 7. 外側毛帯
- 8. 外側毛体格
- 9. 下丘
- 10. 内側膝状体
- 11. 視床枕・網様核
- 12. 大脳皮質第一次聴覚野
- 13. 大脳皮質聴覚連合野
- 14. 大脳皮質感覚性言語中枢
(Q.book p.107)
伝導路における交叉
- 交叉は台形体・下丘で行われるが、反対皮質の優位性は低い
- 聴覚は両側性に中枢に伝わる
- 4-6個のニューロンを比較的多数のシナプスを中継して中枢に至る
[★]
- 英
- semicircular canal (N) , semicircular canals, semicircular duct (KL), semicircular ducts
- ラ
- ductus semicirculares
- 同
- 三半規管 three semicircular ducts、骨半規管
- 関
- 蝸牛、内耳
[★]
- 英
- tympanic cavity
- ラ
- cavum tympani
- 関
- 中耳、内耳
- 中耳のうち時間を除いた部分
- 外壁の鼓膜と内壁の前庭窓を連絡する耳小骨が存在する。
[★]
- 英
- hammer
- ラ
- malleus (KL)
- 同
- 槌骨
- 関
- 中耳、内耳
カテゴリ
耳小骨>:耳小骨
[★]
- 英
- external auditory meatus, external acoustic meatus (KH,HT), external auditory canal
- ラ
- meatus acusticus externus
- 同
- 外耳孔
- 関
- 内耳
[★]
- 英
- dilatation of the internal auditory canal
[★]
- 英
- inner ear sound conductive system
[★]
- 英
- vestibulocochlear nerve disease
[★]
- 英
- suppurative labyrinthitis
[★]
- 英
- hematogenic labyrinthitis
[★]
- 英
- ear、otic
- ラ
- auris
- 関
- 穂