- 英
- external ear
- ラ
- auris externa
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/05/10 09:19:16」(JST)
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聴覚器官(2と3が外耳) |
人間の耳の構造。1:骨導、2:外耳道、3:耳殻、4:鼓膜、5:前庭窓、6:槌骨、7:砧骨、8:鐙骨、9:三半規管、10:蝸牛、11:聴神経、12:耳管
|
英語 |
Outer ear |
器官 |
感覚器 |
外耳(がいじ)とは、耳の構造のうち耳介(耳殻)と外耳道を合わせた部分をいう。
一般的な言葉で言うと(外から見える)耳と耳の穴のことである
目次
- 1 耳介(耳殻)
- 2 外耳道
- 3 外耳の異常・疾患
- 4 関連項目
耳介(耳殻)
耳介(じかい)または耳殻(じかく)は、外耳道より外に付着した皮膚と軟骨より形成される扇状の構造物。ヒト以外の動物では集音効果のある物が多く、随意運動が可能である種も多い。ヒトにおいては集音効果は乏しく、耳介を動かす筋も発達していない(耳介を動かすことができる人もいる)。なお、耳垂は耳介にふくまれる。
外耳道
詳細は「外耳道」を参照
外耳道(がいじどう)は、いわゆる耳の穴のこと。骨部と軟骨部に分かれている。骨部は毛が生えておらず、軟骨部は毛が生えており皮脂腺などもある。感覚神経は外側が三叉神経支配であり顔面の知覚と同じであるが、内側は迷走神経支配であり咽頭の知覚神経と同じである。外耳道の内側(奥側)をさわると咳が出るのはそのためである。
外耳の異常・疾患
関連項目
|
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Japanese Journal
- 耳介振動式携帯電話端末による知覚メカニズムの検討 : ラウドネスマッチによる末梢伝搬特性の推定
- 伊藤 一仁,保手浜 拓也,稲垣 智裕 [他]
- 聴覚研究会資料 = Proceedings of the auditory research meeting 44(2), 109-112, 2014-03-05
- NAID 40020019580
- 耳介振動式携帯電話端末による知覚メカニズムの検討 : 実耳およびダミーヘッドにおける外耳道内音圧特性の推定
- 保手浜 拓也,伊藤 一仁,稲垣 智裕 [他]
- 聴覚研究会資料 = Proceedings of the auditory research meeting 44(2), 103-108, 2014-03-05
- NAID 40020019547
- 河郷 亮,白築 祥吾,岩本 拓也,佐伯 一成,浦田 洋平,日高 勲,石川 剛,高見 太郎,内田 耕一,寺井 崇二,山﨑 隆弘,坂井田 功
- 山口医学 63(1), 53-60, 2014-02-01
- … 症例は80歳代男性.左外耳道癌(扁平上皮癌)の精査目的で施行された陽電子放射断層撮影・コンピュータ断層撮影にて肝腫瘍を指摘され,精査加療目的で当科に紹介となった.慢性肝障害を伴わない径20mm大の単発性多血性肝腫瘍であり,血液検査及び画像検査所見からは診断に至らなかったため,経皮的肝腫瘍生検が施行された.免疫組織化学的にChromogranin A・Synaptophysin・CD56はいずれも陽性で,Ki-67 indexが70%であったため,神経内 …
- NAID 120005435148
Related Links
- 外耳 がいじ 哺乳 (ほにゅう) 類と鳥類にみられる、聴覚器のうち、鼓膜より外の部分をいう。哺乳類の外耳は、耳介(耳殻)と外耳道(外聴道)よりなるが、鳥類に耳介はなく、ミミズクやキジで耳介のようにみえるものは耳羽である。
- 中耳炎と外耳炎は何が違うのですか? 耳に関するQ&A 外耳炎と中耳炎は発症する原因も違います 外耳炎とは耳の穴の皮膚の炎症のことで、外耳道炎ともいいます。 外耳の具体的な場所はコラム「耳のしくみ」をご覧ください。
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★リンクテーブル★
[★]
- 25歳の女性。両側の難聴を主訴に来院した。5年前から難聴を自覚し、徐々に増悪している。最近では耳鳴りも強くなり、会話にも不自由を感じるようになってきた。皮膚に多発性神経鞘腫がみられる。インピーダンスオージオグラムは正常である。純音聴力検査所見と頭部造影MRIの脂肪抑制T1強調像を以下に示す。
- 考えられる病変部位はどれか。
※国試ナビ4※ [097I037]←[国試_097]→[097I039]
[★]
- 英
- audition, hearing
- 同
- 聴感覚
- dB = 20 log10 (被験音圧)/(基準音圧)
聴覚の受容器
- 集音・共振による音圧増強: 20dB
- 鼓膜面積:アブミ骨底面積比と耳小骨連鎖のてこ比による音圧増強: 27dB
-
- 基底膜の幅・柔らかさ・外有毛細胞による伸縮作用が異なる。
- 前庭階の入り口に近い基底膜が高周波数に応じて振動する (SP.240)
基底膜振動の伝播と進行波
SP.
基底膜振動の伝播は進行波と呼ばれる。
-周波数同調特性
SP. 240,251,252
-同調曲線
SP. 240,250,251
-特徴周波数
SP. 240,250
- 同調曲線上で、応答の閾値が最小値をとる周波数はその系が最も応答しやすい周波数(=特徴周波数)となる。
-周波数帯域
周波数帯SP. 239
-周波数局在性
SP. 202,206,241,250,258,260
- 振動周波数が高くなるに従い、振動の頂点は蝸牛管基部に生じる
- 蝸牛器官、らせん神経節、蝸牛神経核、上オリーブ核、台形体核、外側毛帯核、下丘、内側膝状体、聴皮質はすべて周波数局在性を有する(SP.250)
コルチ器 (2007年後期生理学授業プリント)
- 蝸牛基底部から頂部に至るらせん状の構造を全体として形成する
- 蝸牛の回転の内側に配列する
- 1列
- 3500個/蝸牛
- 感覚毛(不動毛。×動毛)
- 受容器細胞として主役
- 求心線維の90-95%が分布
- 内柱細胞 inner pillar cell
- コルチのトンネル tunnel of Corti
- 外柱細胞 outer pillar cell
- 外有毛細胞 outer hair cell
SP. 240-243,245-252,259
- 蝸牛の回転の外側に配列する
- 3-4列
- 20000個/蝸牛
- 感覚毛(不動毛。×動毛)
- 遠心性細胞が分布
- 膜電位に応じて長さを変化させ、基底膜同調特性に非線形的な増強を与えると考えられている。
- ヘンゼン細胞 Hensen cell
- 網状板(=網様膜)
- 蓋膜
- 蝸牛神経線維
- 遠心性線維(蝸牛神経節経由)
- 求心性線維(上オリーブ核(延髄)由来)
受容器電位 receptor potential
SP. 50,185,219,220,243
- 受容器電位の発生から聴神経におけるインパルス発生まで
- 1. 有毛細胞の感覚毛屈曲
- 2. 有毛細胞における受容器電位の発生
- 3. 有毛細胞から求心性線維への神経伝達物質(グルタミン酸)放出
- 4. 求心性線維終末におけるEPSP発生
- 5. 求心性線維終末における活動電位の発生
蝸牛マイクロフォン電位 cochlear microphonics potential, CM
SP. 247
- 聴覚刺激を与えることで、内耳および内耳周辺では刺激をを忠実に反映した電気信号が記録される。この電位をマイクロホン電位と呼ぶ(SP.247)
- 蝸牛マイクロフォン電位は感覚毛の振動で生じた受容器電位の総和(PT.163)
内リンパ腔電位 endolymph potential (=蝸牛内直流電位)
SP. 246,247
難聴
- 伝音性難聴とは、伝音機能の不良(音の伝達不良)によって起こる難聴であり、鼓膜破損や耳小骨硬化、慢性中耳炎などで起こり、骨伝導には問題がない。低音域で障害があらわれ、補聴器で補正できる。
- 感音性難聴とは、音の受容に問題があって起こる難聴であり、コルチ器官や聴神経あるいは聴神経核などの障害、利尿剤・老化による有毛細胞の変性などで起こる。高音域で障害があらわれ、補聴器で補正できない。
聴覚の伝導路
SP. 254-
- 1. 蝸牛・コルチ器官・有毛細胞
- 2. 蝸牛神経線維
- 3. らせん神経節(=蝸牛神経節) [一次ニューロン]
- 4. 蝸牛神経核 cochlear nucleus
- 5. 上オリーブ核群
- 6. 台形核
- 7. 外側毛帯
- 8. 外側毛体格
- 9. 下丘
- 10. 内側膝状体
- 11. 視床枕・網様核
- 12. 大脳皮質第一次聴覚野
- 13. 大脳皮質聴覚連合野
- 14. 大脳皮質感覚性言語中枢
(Q.book p.107)
伝導路における交叉
- 交叉は台形体・下丘で行われるが、反対皮質の優位性は低い
- 聴覚は両側性に中枢に伝わる
- 4-6個のニューロンを比較的多数のシナプスを中継して中枢に至る
[★]
- 英
- middle ear (KH)
- ラ
- auris media
- 関
- 外耳、内耳
[★]
外耳
- 関
- auris externa、external ear
[★]
外耳
- 関
- external ear、outer ear
[★]
- 英
- extrinsic auricular muscles
[★]
先天性外耳道閉鎖症
[★]
急性限局性外耳道炎
[★]
- 英
- ear、otic
- ラ
- auris
- 関
- 穂