- 英
- affective disorder、emotional disorder, emotional disturbance
- 関
- 情緒障害、情動障害
- DSM-III、ICD-9 感情障害 → DSM-III-R、ICD-10 気分障害
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/02/13 18:54:17」(JST)
[Wiki ja表示]
|
ウィキペディアは医学的助言を提供しません。免責事項もお読みください。 |
Mood disorder |
分類及び外部参照情報 |
ICD-10 |
F30.-F39. |
ICD-9 |
296 |
MeSH |
D019964 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
テンプレートを表示 |
気分障害(きぶんしょうがい、英: mood disorder)は、精神疾患の一群である。
目次
- 1 概念
- 2 分類
- 2.1 うつ病性障害
- 2.2 双極性障害
- 2.3 薬物誘発性気分障害
- 2.3.1 アルコール誘発性気分障害
- 2.3.2 ベンゾジアゼピン誘発性気分障害
- 2.3.3 インターフェロン誘発性気分障害
- 3 起源
- 4 ICD-10における気分障害
- 5 DSM-IVにおける気分障害
- 6 関連項目
- 7 出典
|
概念
ある程度の期間にわたって持続する気分(感情)の変調により、苦痛を感じたり、日常生活に何らかの支障をきたしたりする状態のことをいう。うつ病と双極性障害など広範囲な精神的疾病がこの名称にあてはまる。
精神疾患の主要な分類法であるICD-10とDSM-IVの両者において用いられている語であり、この2者間で細かい分類の仕方は異なるものの含まれる概念はほぼ同一である。
分類
うつ病性障害
詳細は「うつ病」を参照
双極性障害
詳細は「双極性障害」を参照
薬物誘発性気分障害
気分障害は、その病因が向精神薬や化学物質の直接的な生理学的効果に帰結できる場合、または薬物中毒や離脱症状と併せて発症した場合、薬物誘発性に分類される。 また、個々の薬物乱用障害と同時に気分障害が発症することがある。 薬物誘発性気分障害は躁病・軽躁・混合・またはうつ病エピソードの特徴を持つことがある。
ほとんどの物質は気分障害の様々を引き起こす可能性がある。たとえばアンフェタミンやコカインのような覚せい剤は、軽躁・混合躁病・およびうつ病エピソードを引き起こす可能性がある。
アルコール誘発性気分障害
大量飲酒者とアルコール依存症患者では、高い確率で大うつ病性障害が発生する。 アルコール乱用やうつの患者について、それが既存の疾患であったかについては論争があるが、近年の研究では幾つかのケースでは該当し、アルコールの乱用は直接的にうつを引き起こしているという事が、多くの乱酒者についてのデータによって結論づけられた。[1][2][3] 高い自殺率についてもアルコール関連の問題の1つである。[4] うつがアルコールに関連しているかどうか見分けることは、患者の履歴を注意深く観察することで可能である。[3][5][6]アルコール乱用と関連したうつや他のメンタルヘルス問題は、脳内の化学成分の歪みが原因と考えられるため、一定期間の断薬によって改善する傾向がある。[7]
ベンゾジアゼピン誘発性気分障害
「ベンゾジアゼピン」も参照
ジアゼパムやクロルジアゼポキシドなど、多くの抗不安薬、睡眠薬であるベンゾジアゼピンの長期使用はアルコールと似た効果を脳にもたらし、うつ病に関連している[8]。 大うつ病はベンゾジアゼピンの長期使用や長期離脱症候群によって形成される。
ベンゾジアゼピンは一般的に不眠・不安・筋肉の痙攣を治療するために使用される薬剤グループである。
ベンゾジアゼピンはアルコールと同様に神経科学系に作用し、セロトニンとノルエピネフリン(ノルアドレナリン)のレベルを減少させることによってうつ病を悪化させると信じられている[9][10][11][12]。
大うつ病はベンゾジアゼピン離脱症候群の一部として起こることがある[13][14][15]。
ベンゾジアゼピン依存患者の長期フォローアップ研究では、10人(20%)が過剰服用していたが、しかし既存症状がうつ病であったのは二人だけであった。1年をかけたゆっくりとした離脱プログラムにより過剰服用する患者はいなくなった[16]。
ベンゾジアゼピンからの離脱に起因するうつ病は、通常数ヶ月後に治まるが、いくつかのケースでは6-12ヶ月間続くことがある[17][18]。
インターフェロン誘発性気分障害
インターフェロンによるうつ病の予防に抗うつ薬が有効であることなどが明らかにされている。[19]
起源
多くの著者は、気分障害が進化的適応であると提案している。落ち込みや抑うつは、危険・損失・無駄な努力をもたらす目標追求に対しての状況対応能力を高めるという。[20] そういった状況では、低いモチベーションにより特定の行動を阻害することで優位性を高めるという。この理論では、なぜ気分障害が多発し、生殖年齢のピーク時にある人々に頻繁に発症するか説明することができる。もし抑うつを機能不全と捉えた場合、これらの特性を説明するのは難しい。[20]
抑うつ気分はそのような状況の損失、離婚、または子または配偶者の死など、生命の発生、特定の種類の予測可能な応答である。これらは、生殖能力または潜在的な損失を通知する、または人間の先祖の環境でそうしている出来事である。抑うつ気分は、それが行動の以前の(と繁殖失敗)状態から背を向けることは、個々を引き起こすという意味で、適応応答として見ることができる。
抑うつ気分はインフルエンザなどの疾患中には一般的である。それは個人の身体活動を制限することにより、回復を助ける進化メカニズムであるといわれている。[21] 冬の間に起こる、低いレベルの抑うつ・季節性情動障害は、過去に食物が不足していた時間に身体活動を制限する適応能力だと言われている。[21] それは人間が食料の過不足がもはや天候に左右されない状況であっても、冬の間気分が落ち込む本能があるためだと主張されている。[21]
ICD-10における気分障害
以下のように小分類される。
- 躁病エピソード
- 双極性障害
- うつ病エピソード
- 反復性うつ病性障害
- 持続性気分(感情)障害
- その他の気分(感情)障害
- 詳細不明の気分(感情)障害
DSM-IVにおける気分障害
- 双極性障害 - いわゆる「躁うつ病」である。I型双極性障害、II型双極性障害、気分循環性障害、特定不能の双極性障害の4つに分けられる。
- うつ病性障害 - 大うつ病性障害、気分変調性障害、特定不能のうつ病性障害、抑うつ関連症候群の4つに細分化される。いわゆる「うつ病」は大うつ病性障害に含まれる(そのため、うつ病のことを「大うつ病」と呼ぶことがあるが、重症なうつ病という意味ではない)。
- 一般身体疾患を示すことによる気分障害
- 特定不能の気分障害
関連項目
- 精神医学
- 精神科医
- 臨床心理士
- うつ病
- 双極性障害(躁うつ病)
- 疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD-10)
- 精神障害の診断と統計の手引き(DSM-IV)
出典
- ^ Fergusson DM, Boden JM, Horwood LJ (March 2009). “Tests of causal links between alcohol abuse or dependence and major depression”. Arch. Gen. Psychiatry 66 (3): 260?6. doi:10.1001/archgenpsychiatry.2008.543. PMID 19255375. http://archpsyc.ama-assn.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=19255375.
- ^ Falk DE, Yi HY, Hilton ME (April 2008). “Age of onset and temporal sequencing of lifetime DSM-IV alcohol use disorders relative to comorbid mood and anxiety disorders”. Drug Alcohol Depend 94 (1-3): 234?45. doi:10.1016/j.drugalcdep.2007.11.022. PMC 2386955. PMID 18215474. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0376-8716(07)00499-1.
- ^ a b Schuckit MA, Smith TL, Danko GP, et al (November 2007). “A comparison of factors associated with substance-induced versus independent depressions”. J Stud Alcohol Drugs 68 (6): 805?12. PMID 17960298.
- ^ Chignon JM, Cortes MJ, Martin P, Chabannes JP (1998). “[Attempted suicide and alcohol dependence: results of an epidemiologic survey]” (French). Encephale 24 (4): 347?54. PMID 9809240.
- ^ Schuckit MA, Tipp JE, Bergman M, Reich W, Hesselbrock VM, Smith TL (July 1997). “Comparison of induced and independent major depressive disorders in 2,945 alcoholics”. Am J Psychiatry 154 (7): 948?57. PMID 9210745. http://ajp.psychiatryonline.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=9210745.
- ^ Schuckit MA, Tipp JE, Bucholz KK, et al (October 1997). “The life-time rates of three major mood disorders and four major anxiety disorders in alcoholics and controls”. Addiction 92 (10): 1289?304. doi:10.1111/j.1360-0443.1997.tb02848.x. PMID 9489046. http://www3.interscience.wiley.com/resolve/openurl?genre=article&sid=nlm:pubmed&issn=0965-2140&date=1997&volume=92&issue=10&spage=1289.
- ^ Wetterling T; Junghanns K (December 2000). “Psychopathology of alcoholics during withdrawal and early abstinence”. Eur Psychiatry 15 (8): 483?8. doi:10.1016/S0924-9338(00)00519-8. PMID 11175926.
- ^ Semple, David; Roger Smyth, Jonathan Burns, Rajan Darjee, Andrew McIntosh (2007) [2005]. “13”. Oxford Handbook of Psychiatry. United Kingdom: Oxford University Press. p. 540. ISBN 0198527837.
- ^ Collier, Judith; Longmore, Murray (2003). “4”. In Scally, Peter. Oxford Handbook of Clinical Specialties (6 ed.). Oxford University Press. p. 366. ISBN 978-0198525189.
- ^ Professor Heather Ashton. “Benzodiazepines: How They Work and How to Withdraw”. 2011年7月12日閲覧。
- ^ Lydiard RB, Laraia MT, Ballenger JC, Howell EF (May 1987). “Emergence of depressive symptoms in patients receiving alprazolam for panic disorder”. Am J Psychiatry 144 (5): 664?5. PMID 3578580. http://ajp.psychiatryonline.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=3578580.
- ^ Nathan RG; Robinson D, Cherek DR, Davison S, Sebastian S, Hack M (1 January 1985). “Long-term benzodiazepine use and depression”. Am J Psychiatry (American Journal of Psychiatry) 142 (1): 144?5. PMID 2857068. http://ajp.psychiatryonline.org/cgi/reprint/142/1/144a.
- ^ Fyer AJ; Liebowitz MR, Gorman JM, Campeas R, Levin A, Davies SO, Goetz D, Klein DF (March 1987). “Discontinuation of Alprazolam Treatment in Panic Patients”. Am J Psychiatry (benzo.org.uk) 144 (3): 303?8. PMID 3826428. http://www.benzo.org.uk/alprazolam.htm 2008年12月10日閲覧。.
- ^ Modell JG (Mar-April 1997). “Protracted benzodiazepine withdrawal syndrome mimicking psychotic depression” (PDF). Psychosomatics (Psychiatry Online) 38 (2): 160?1. PMID 9063050. http://psy.psychiatryonline.org/cgi/reprint/38/2/160.pdf.
- ^ Lader M (1994). “Anxiety or depression during withdrawal of hypnotic treatments”. J Psychosom Res 38 Suppl 1: 113?23; discussion 118?23. doi:10.1016/0022-3999(94)90142-2. PMID 7799243.
- ^ Professor C Heather Ashton (1987). “Benzodiazepine Withdrawal: Outcome in 50 Patients”. British Journal of Addiction 82: 655?671. http://www.benzo.org.uk/ashbzoc.htm.
- ^ Ashton CH (March 1995). “Protracted Withdrawal From Benzodiazepines: The Post-Withdrawal Syndrome”. Psychiatric Annals (benzo.org.uk) 25 (3): 174?179. http://www.benzo.org.uk/pha-1.htm.
- ^ Professor Heather Ashton. “Protracted Withdrawal Symptoms From Benzodiazepines”. Comprehensive Handbook of Drug & Alcohol Addiction. 2011年7月12日閲覧。
- ^ うつ病対策の総合的提言 日本うつ病学会
- ^ a b Nesse R (2000). “Is Depression an Adaptation?”. Arch. Gen. Psychiatry 57 (1): 14?20. doi:10.1001/archpsyc.57.1.14. PMID 10632228. http://www.google.com/url?sa=t&source=web&ct=res&cd=1&url=http%3A%2F%2Fwww-personal.umich.edu%2F%257Enesse%2FArticles%2FIsDepAdapt-ArchGenPsychiat-2000.pdf&ei=jk3MSovRNJ6qtgeY-6HtAQ&rct=j&q=%22is+depression+an+adaptation%22&usg=AFQjCNG_VSyM2WmMZebjLpzjgcj8CVluDQ.
- ^ a b c Why We Get Sick: The New Science of Darwinian Medicine, Randolphe M. Nesse and George C. Williams | Vintage Books | 1994 | ISBN 0-8129-2224-7
精神と行動の疾患 (ICD-F - 290-319) |
|
器質的 |
|
認知症
|
Mild cognitive impairment - アルツハイマー型認知症 - Multi-infarct dementia - Pick's disease - クロイツフェルト・ヤコブ病 - ハンチントン病 - パーキンソン病 - AIDS dementia complex - Frontotemporal dementia - Sundowning - Wandering
|
|
その他
|
せん妄 - Post-concussion syndrome - Organic brain syndrome
|
|
|
|
向精神薬・薬物乱用・薬物に関する障害 |
|
薬物中毒/オーバードース - 身体依存 - 薬物依存症 - リバウンド効果 - 二重リバウンド - 離脱
|
|
|
統合失調症 - 妄想 |
|
精神病 |
統合失調感情障害 - 統合失調症様障害 - 短期反応性精神病
|
|
統合失調症 |
破瓜型統合失調症 - Delusional disorder - Folie a deux
|
|
|
|
気分障害 (affective) |
|
躁病 - 双極性障害(I型 - II型 - 気分循環症) - うつ病(大うつ病 - 気分変調症 - 季節性情動障害 - 非定型うつ病 - メランコリー型うつ)
|
|
|
神経症 - ストレス関連 - 身体表現性障害 |
|
不安障害
|
恐怖症
|
広場恐怖症 - 社会恐怖/社交不安障害 (Anthropophobia) - 単一恐怖(閉所恐怖症) - 単一社会恐怖
|
|
その他
|
パニック障害 - 全般性不安障害 - 強迫性障害 - ストレス(急性ストレス障害 - PTSD)
|
|
|
適応障害
|
うつ症状を伴う適応障害
|
|
身体表現性障害
|
身体化障害 - 身体醜形障害 - 心気症 - 疾病恐怖 - Da Costa's syndrome - 精神痛 - 転換性障害(ガンザー症候群 - 咽喉頭異常感症) - 神経衰弱 - Mass Psychogenic Illness
|
|
解離性障害
|
解離性同一性障害 - 解離性健忘 - Fugue state - 離人症性障害
|
|
|
|
生理的・身体的 |
|
摂食障害
|
神経性無食欲症 - 神経性大食症 - Rumination syndrome - NOS
|
|
非器質性
睡眠障害
|
過眠症 - 不眠症 - 睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害 - 夜驚症 - 悪夢)
|
|
性的機能不全
|
sexual desire - (Hypoactive sexual desire disorder - Hypersexuality) - sexual arousal - (Female sexual arousal disorder) - Erectile dysfunction - orgasm - (Anorgasmia - Delayed ejaculation - Premature ejaculation - Sexual anhedonia) - pain - (Vaginismus - Dyspareunia)
|
|
産後
|
産後うつ病 - Postnatal psychosis
|
|
|
|
成人のパーソナリティ及び行動 |
|
Sexual and
gender identity
|
Sexual maturation disorder - Ego-dystonic sexual orientation - Sexual relationship disorder - 性的倒錯(性依存症 - 窃視症 - フェティシズム)
|
|
Other
|
パーソナリティ障害 - 衝動制御障害(窃盗症 - 抜毛症 - 放火癖) - Body-focused repetitive behavior - 虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)
|
|
|
|
小児の精神障害 |
|
精神遅滞
|
X-Linked mental retardation - (Lujan-Fryns syndrome)
|
|
Psychological development
(発達障害)
|
Specific - 広汎性発達障害
|
|
Emotional and behavioral
|
ADHD - 行為障害 (ODD) - 情動障害 (Separation anxiety disorder) - 社会的機能(場面緘黙症 - 愛着障害 - DAD) - チック症(トゥレット障害) - 言語障害(吃音症 - Cluttering) - Movement disorder (Stereotypic)
|
|
|
|
未分類 |
|
性同一性障害(性転換症 - 性別違和症候群) - 想像妊娠 - Catatonia - Intermittent explosive disorder - Psychomotor agitation - Stereotypy - Psychogenic non-epileptic seizures - Kluver-Bucy syndrome
|
|
|
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 今井 正司,今井 千鶴子
- 心身医学 51(12), 1098-1104, 2011-12-01
- … 論である自己調節実行(Self-Regulatory Executive Function:S-REF)モデルについて論じた.S-REFモデルは,メタシステム(metasystem unit),下位処理ユニット(low-level processing unit),S-REFユニット(S-REF unit)で構成されており,すべての感情障害に関連してみられる認知注意症候群(Cognitive Attention Syndrome:CAS)と呼ばれる非適応的な認知処理様式について説明するモデルである.CASへの主要な介入としては,メタ認知的信念を変容させる方法と,注意の柔軟 …
- NAID 110008761814
- 統合失調症圏と感情障害圏の外来患者における自殺の特徴と比較
Related Links
- 今回は、統合失調症的な症状と気分障害的な症状が同時に現われる統合失調感情障害を詳しく解説いたします。 ... 統合失調感情障害の特徴 統合失調症・うつ病との違いと診断基準の考え方 統合失調感情障害の発症率は人口のおよそ0.5 ...
- 高次脳機能障害総合情報サイト。 脳の損傷により行動や感情・情動の障害を来すことがあります。 前頭葉と側頭... ... 脳の損傷により行動や感情・情動の障害を来すことがあります。 前頭葉と側頭葉の損傷により発症することが ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の女性。大腿骨頸部骨折で入院した。入院3日後の夜間、急に「怖い、助けて」と大声で叫び、起き上がろうとする行動がみられた。翌日は落ち着いており、前夜のことを尋ねても覚えていない。入院前に精神症状は認められていない。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I005]←[国試_100]→[100I007]
[★]
- 高齢者の廃用症候群でよくみられる精神機能の障害はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [099D025]←[国試_099]→[099D027]
[★]
- 英
- mood disorder, mood disorders
- 同
- 感情障害、(旧定義)情動障害 affective disorders
- F30 Manic episode 躁病エピソード
- F31 Bipolar affective disorder 双極性感情障害
- F32 Depressive episode うつ病エピソード
- F33 Recurrent depressive disorder 反復性うつ病性障害
- F34 Persistent mood [affective] disorders 持続性気分障害
- F38 Other mood [affective] disorders
- F39 Unspecified mood [affective] dis
[★]
- 英
- flattening of affect
- 同
- 情意鈍麻
- 関
- 感情障害
- 感情を起こすような外からの刺激に対して感情が起こらず,周囲に対して冷淡または不感性になった状態
[★]
- 英
- affective disorder, emotional disorder, emotional disturbance
- 同
- 感情失禁 emotional incontinence
- 関
- 情緒障害、気分障害、感情障害
[★]
- 英
- emotional disorder、emotional disturbance
- 関
- 失感情症、情動障害、感情障害、情動性症状
[★]
- 関
- affective disorder、emotional disturbance
[★]
- 英
- bipolar affective disorder, BPAD
- 同
- 躁うつ病
- 関
- 気分障害
- ICD-10
- F31
- F31 Bipolar affective disorder
- F31.0 Bipolar affective disorder, current episode hypomanic
- F31.1 Bipolar affective disorder, current episode manic without psychotic symptoms
- F31.2 Bipolar affective disorder, current episode manic with psychotic symptoms
- F31.3 Bipolar affective disorder, current episode moderate or mild depression
- F31.4 Bipolar affective disorder, current episode severe depression without psychotic symptoms
- F31.5 Bipolar affective disorder, current episode severe depression with psychotic symptoms
- F31.6 Bipolar affective disorder, current episode mixed
- F31.7 Bipolar affective disorder, currently in remission
- F31.8 Other bipolar affective disorders
- F31.9 Bipolar affective disorder, unspecified
[★]
- 英
- schizoaffective disorder, schizoaffective disorders
- 同
- 分裂感情障害、失調感情障害
- 関
- 精神病、統合失調感情障害、精神病性障害、統合失調症様障害、分裂情動精神病
- ICD-10
- F25
[★]
- 英
- seasonal affective disorder, SAD
- 関
- 季節性気分障害、季節性情動障害、反復性うつ病性障害
[★]
- 英
- psychotic affective disorder
- 関
- 感情病
[★]
- 英
- disorder、impairment、dysfunction、damage、difficulty、(妨げ)barrier、impediment、obstacle、disturbance、foe、(化学)hindrance、disorder、impair、lesion
- 関
- 妨げ、撹乱、関門、機能障害、機能不全、困難、傷害、障壁、損なう、損傷、ダメージ、破壊、破損、バリヤー、病変、不安、妨害、乱れ、無秩序、機能異常症、敵、疾患、バリア、バリアー、機能異常、機能不全症
[★]
harm、hazard、injure
- 関
- 危険、損傷、ハザード、傷害を与える、害する
[★]
- 英
- feeling, affection, emotion
- 同
- 気分 mood、情動 affect