- 英
- basicity、basic
- 関
- 塩基、塩基性度、塩基度、基礎、基礎的、基本、基本的、ベーシック
WordNet
- pertaining to or constituting a base or basis; "a basic fact"; "the basic ingredients"; "basic changes in public opinion occur because of changes in priorities"
- (usually plural) a necessary commodity for which demand is constant (同)staple
- reduced to the simplest and most significant form possible without loss of generality; "a basic story line"; "a canonical syllable pattern" (同)canonic, canonical
- serving as a base or starting point; "a basic course in Russian"; "basic training for raw recruits"; "a set of basic tools"; "an introductory art course" (同)introductory
- of or denoting or of the nature of or containing a base
PrepTutorEJDIC
- 『基礎の』,基本的な(fundamental) / 塩基性(アルカリ性)の
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/05/11 19:07:42」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この項目では、酸と対になって働く一般の塩基について説明しています。特にDNA・RNAのヌクレオチドを構成する核酸塩基については「核酸」をご覧ください。 |
酸と塩基 |
- 酸塩基抽出
- 酸と塩基の反応
- 中和と塩
- アシドーシスとアルカローシス
- 酸解離定数
- 酸度関数
- 緩衝液
- pH
- pH指示薬
- プロトン親和力
- 自己解離
- 酸
- 塩基
|
|
塩基(えんき、英: base)は化学において、酸と対になってはたらく物質のこと。一般に、プロトン (H+) を受け取る、または電子対を与える化学種[1]。歴史の中で、概念の拡大をともないながら定義が考え直されてきたことで、何種類かの塩基の定義が存在する。
塩基としてはたらく性質を塩基性(えんきせい)、またそのような水溶液を特にアルカリ性という。酸や塩基の定義は相対的な概念であるため、ある系で塩基である物質が、別の系では酸としてはたらくことも珍しくはない。例えば水は、塩化水素に対しては、プロトンを受け取るブレンステッド塩基として振る舞うが、アンモニアに対しては、プロトンを与えるブレンステッド酸として作用する。塩基性の強い塩基を強塩基(強アルカリ)、弱い塩基を弱塩基(弱アルカリ)と呼ぶ。また、核酸が持つ核酸塩基のことを、単に塩基と呼ぶことがある。
目次
- 1 アルカリ
- 2 塩基の定義
- 3 引用文献
- 4 関連項目
アルカリ
アルカリ金属やアルカリ土類金属などの水酸化物、あるいはアンモニア、アミンなど水溶液のpHが7より大きく塩基性を示す物質を総称してアルカリ (英: alkali) と呼ぶ[2]。アラビアの科学者ジャービル・イブン=ハイヤーンが生み出した概念である(「アルカリ」は灰を意味するアラビア語に由来する)。また、アルカリ性の水溶液やアルカリ金属のことを、単にアルカリと呼ぶことがある。アルカリ性の化合物は基本的に苦味を呈す。
塩基の定義
以下に、それぞれの塩基の定義を概略のみ述べる。詳細は、記事: 酸と塩基 を参照されたい。
- アレニウス塩基 (Arrhenius base)
- アレニウスの定義による塩基。水に溶けたときに水酸化物イオン (OH−) を出す物質。下式において、水酸化ナトリウム (NaOH) はアレニウス塩基としてはたらいている。
- NaOH → Na+ + OH−
- ブレンステッド塩基 (Brönsted base)
- ブレンステッド-ローリーの定義による塩基。プロトンを受け取る物質[3]。下式の反応で「B」、あるいは「B−」がブレンステッド塩基。
- B + H+ → B+H
- B− + H+ → BH
- ルイス塩基 (Lewis base)
- ルイスの定義による塩基。電子対を与える物質[4]。下式の反応で「B」がルイス塩基。
引用文献
- ^ base - IUPAC Gold Book
- ^ 『理化学辞典』 第五版, 岩波書店
- ^ Brønsted base - IUPAC Gold Book
- ^ Lewis base - IUPAC Gold Book
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、塩基に関連するカテゴリがあります。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- セメントプラントにおけるキルンバーナーヘの塩基性不定形耐火物の適用
- 暑熱期開放鶏舎における冷却水の飲水給与が肉用鶏の直腸温および血液の酸-塩基性状に及ぼす影響
Related Links
- 酸性・塩基性と中性 酸性: 硫酸 H 2 SO 4 、塩化水素 HCl、酢酸 CH 3 COOHなどの水溶液は酸味(すっぱい味)を示し、マグネシウム Mgなどの金属と反応して水素 H 2 を発生したり、 青色リトマス紙を赤色に変えたりします。このような ...
- 【ベストアンサー】混同して使われることも多いので、一般論的にはニアイコール(ほとんど同じ)でOKかと思います。 簡単に説明すると塩基(性)というのはおおよそ物質を示す言葉で ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
炭酸マグネシウム 恵美須
組成
- 本品は含水塩基性炭酸マグネシウム又は含水正炭酸マグネシウムである。
- 本品は定量するとき、酸化マグネシウム(MgO:40.30)40.0〜44.0%を含む。
効能または効果
下記疾患における制酸作用と症状の改善
- 胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
- 通常成人:制酸剤としては、1日2gを数回に分割経口投与
- 便秘症
- 通常成人:緩下剤としては、1日3〜8gを頓用又は数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 腎障害のある患者。
- 心機能障害、肺機能障害のある患者。
- 下痢のある患者[マグネシウムが下痢を促進するおそれがある。]
- 高マグネシウム血症の患者。
薬効薬理
- 本薬の制酸作用は弱く、その効力は酸化マグネシウムの約1/2である。
- 瀉下作用も弱くて硫酸マグネシウムに劣り、その作用は腸管内で炭酸水素塩を形成することによる塩類下剤効果によるものと考えられる。
- 胃酸を中和し炭酸ガスを発生する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hypochlorous acid
- 関
次亜塩素酸(じあえんそさん、Hypochlorous acid)は塩素のオキソ酸の1つで、塩素の酸化数は+1である。組成式では HClO と表わされるが、水素原子と塩素原子が酸素原子に結合した構造 H−O−Cl を持つ。不安定な物質であり水溶液中で徐々に分解する。次亜塩素酸および次亜塩素酸の塩類は酸化剤、漂白剤、外用殺菌剤、消毒剤として利用される。
性質
実験室的には水酸化カリウム水溶液などに塩素を通じたりして調整した次亜塩素酸塩水溶液を硫酸で中和し、水蒸気蒸留して遊離酸の水溶液を得る。また、酸化水銀 の四塩化炭素懸濁液に塩素を通じた後に水で抽出したり、あるいは酸化ビスマスを水懸濁液中に塩素を通じることで遊離酸の水溶液を得る方法も知られている。
薄い水溶液としては存在するが、25%以上の濃度では一酸化二塩素に変化するので遊離酸を単離することはできない。濃厚水溶液は淡黄色である。また、遊離酸が弱酸 (pKa = 7.53)<ref>「次亜塩素酸」、『岩波理化学辞CD-ROM版』 第5版、岩波書店、1998年。</ref> のため、次亜塩素酸ナトリウムなどの次亜塩素酸塩水溶液はかなり強い塩基性を示す。
水溶液中でも不安定で、次のような不均化により塩化水素を放出しながら徐々に分解する。
- <math>\rm 2 HClO \longrightarrow 2 HCl + O_{2}</math>
- <math>\rm 3 HClO \longrightarrow 2 HCl + HClO_{3}</math>
次亜塩素酸やその塩の水溶液は、カルキ臭と呼ばれるプールの消毒槽のようなにおいを持つ。
また、塩素を水に溶かすと、次のような平衡により一部が塩酸と次亜塩素酸となる<ref>「次亜塩素酸」、『世界百科事典CD-ROM版』 V1.22、平凡社、1998年。</ref>。
- <math>
{\rm Cl_2 + H_2O \ \overrightarrow\longleftarrow \ HCl + HClO} \quad K _{\rm w}=1.56 \times 10^{-4}
</math>
すなわち、中性~酸性条件ではこの反応はあまり進行しないが、アルカリ性条件では生成する遊離酸が次亜塩素酸塩となり平衡が右に偏るので、次亜塩素酸塩を製造する方法の1つとなる。
- <math>
\rm Cl_2O + H_2O \longrightarrow 2HClO
</math>
- <math>
\rm HClO + H_2O_2 \longrightarrow HCl + H_2O + O_2
</math>
- ハロホルム反応により、アルカリ性条件下で次亜塩素酸(塩)はメチルケトンやアルコール類を塩素化する。
- 炭素二重結合に次亜塩素酸が付加すると、クロロヒドリン体を与える。
塩
出典
<references />
参考文献
- R・B・ヘスロップ、K・ジョーンズ 『ヘスロップ ジョーンズ無機化学(下)』 第1版、斎藤喜彦訳、東京化学同人、1977年。
関連項目
[★]
- 英
- fundamental、essential、basic、elemental、cardinal、fundamentally、essentially、basically
- 関
- 塩基、塩基性、基礎、基礎的、基本、主要、重要、必須、必要、ベーシック、本質的、本態性、基数、根本的、必要不可欠
- 同
- ADL
[★]
- 英
- base、basis、bases、basic、fundamental、basal
- 関
- 塩基、塩基性、基剤、基礎的、基底、基本、基本的、根拠、底部、必要、ベーシック、基づく、基礎づける、基盤、ベース、根本的
[★]
- 英
- basis、bases、fundamentals、element、basic、basal、elementary
- 関
- エレメント、塩基、塩基性、基礎、基礎的、基底、基本的、元素、原理、根拠、初等、成分、ベーシック、要素、基盤
[★]
- 英
- basic、fundamental、basically
- 関
- 塩基、塩基性、基礎、基本、基本的、必要、ベーシック、根本的
[★]
- 英
- hyperdibasic aminoaciduria type II
- 関
- リジン尿性蛋白不耐症
[★]
- 英
- basophilic megaloblast
- 関
- 巨赤芽球
[★]
- 英
- basicity
- 関
- 塩基性、塩基度
[★]
- 英
- basic amino acid residue