- 英
- dextromethorphan
- ラ
- dextromethorphanum
- 化
- 臭化水素酸デキストロメトルファン dextromethorphan hydrobromide
- 商
- Robitussin。アストマリ、シーサール、デキストファン、デトメファン、ハイフスタン、メジコン、メゼック
- 関
- 鎮咳剤、鎮咳去たん剤
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/05/22 21:49:52」(JST)
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デキストロメトルファン |
|
|
IUPAC名
((+)-3-メトキシ-17-メチル-(9α,13α,14α)-モルフィナン)
|
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
125-71-3 |
KEGG |
D03742 |
特性 |
化学式 |
C18H25NO |
モル質量 |
271.4 |
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
デキストロメトルファン(英:dextromethorphan)とは非麻薬性鎮咳薬のひとつ。中枢性に作用して咳発作を抑制する。コデインと同程度の咳中枢抑制作用を有する。
関連項目
- コデイン
- ジヒドロコデイン
- オキシメテバノール
- モルヒネ
参考文献
- 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4874021018
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- プロトンポンプ阻害薬内服で上気道炎様症状が改善した2型糖尿病合併逆流性食道炎の一例
- 山本 弥生,中神 朋子,小西 洋之,近藤 光子,山村 幸江,岩本 安彦
- 東京女子医科大学雑誌 81(E2), E261-E265, 2011-03-31
- … デキストロメトルファン、アンブロキソール、トラネキサム酸の内服も中止した。 …
- NAID 110008441479
- デキストロメトルファン(メジコン)によりセロトニン症候群を来した1症例
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
デキストロメトルファン臭化水素酸塩散10%「日医工」
組成
有効成分
含量
添加物
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- MAO阻害剤投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
下記疾患に伴う咳嗽
- 感冒,急性気管支炎,慢性気管支炎,気管支拡張症,肺炎,肺結核,上気道炎(咽喉頭炎,鼻カタル)
気管支造影術および気管支鏡検査時の咳嗽
- デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物として,通常成人1回15〜30mgを1日1〜4回経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
重大な副作用
呼吸抑制(頻度不明)
- 呼吸抑制があらわれることがあるので,このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
ショック,アナフィラキシー(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,蕁麻疹,血管浮腫等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 非麻薬性中枢性鎮咳薬で,鎮咳効果は麻薬性のものに及ばないが,耐性や依存性がないという利点がある。作用機序は咳中枢の抑制であるが,オピオイド受容体とは異なる受容部位に結合することによると考えられている。2)
有効成分に関する理化学的知見
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である。
メタノールに極めて溶けやすく,エタノール(95)又は酢酸(100)に溶けやすく,水にやや溶けにくい。
融点
- 約126℃(116℃の浴液中に挿入し,1分間に約3℃上昇するように加熱を続ける。)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- drug challenge test, DCT
- 同
- 薬理学的疼痛機序判別試験
[★]
- 英
- memantine
- 化
- メマンチン塩酸塩、塩酸メマンチン memantine hydrochloride
- 商
- メマリー、Namenda
- 関
- 抗認知症薬
- NMDA受容体拮抗薬。
- NMDA受容体は大脳皮質や海馬に高密度に存在し、記憶に関係する長期増強や発達か蘇生においてちゅうしんてきにな役割を担う。ADではシナプス間隙のグルタミン酸濃度が持続的に上昇し、シナプティックノイズが上昇し、記憶を形成する神経伝達シグナルが隠されるため、記憶・学習機能が障害される。まtあ、AβがNMDA受容体のグルタミン酸認識部位に結合して細胞内にCa2+が過剰に流入して神経細胞が障害されるとも言われている。(週刊 医学会新聞 2011/5/23)
- 中等症から重症の認知症に用いられる。
- 5mgから開始して、2週間かけて5mgずつ増量し、20mgまで増量して維持量とする。
- 重度の腎機能障害(Ccr 30ml/min)の場合には、維持量は10mgとする。
- 相互作用注意:ドパミン作動薬(レボドパ)、ヒドロクロロチアジド、腎尿細管分泌(カチオン輸送系)により排泄される薬剤(シメチジン)、尿アルカリ化を起こす薬剤(アセタゾミド)、アマンタジン、デキストロメトルファン
[★]
- 英
- codeine
- 同
- メチルモルヒネ methylmorphine
- 化
- リン酸コデイン コデインリン酸塩 codeine phosphate codeini phosphas、codeine polistirex、codeine sulfate
- 商
- ブロチンコデイン(桜皮、コデイン)、サリパラ・コデイン
- 関
- モルフィン鎮痛薬、オピオイド受容体。ジヒドロコデイン
- アヘンアルカロイド系麻薬
薬理作用
適応
慎重
- 前立腺肥大があると尿閉を来しやすいので使いづらい。 → デキストロメトルファン考慮
- 便秘 → 便秘になることを説明する。重症の便秘の人には使わない。
処方例
[★]
- デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(デキストロメトルファン):延髄にある咳中枢に直接作用し、咳反射を抑制することにより鎮咳作用を示す
- クレゾールスルホン酸カリウム(クレゾール):動物実験によれば、気道の分泌を促進し、粘稠な喀痰を液化して去痰作用を示す
[★]
- 英
- antitussive, antitussives
- 関
分類
[★]
- 英
- dextromethorphan hydrobromide
- 関
- デキストロメトルファン
[★]
- 英
- Torr
- 関
- 圧力
1 torr ≒ 1 mmHg
(1) 760 mmHg = 101325.0144354 Pa
(2)
1 torr = 1 atm(1気圧(標準大気圧)) / 760
1 atm = 101325 Pa = 760 torr
∴ (1)と(2)はわずかに異なる。
[★]
- 英
- fan
- 関
- 送風機