- 英
- ketoacid, keto acid
- 同
- ケトン酸、オキソ酸 oxoacid oxo acid
- 関
- アミノ基転移
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ケトンのカルボニル基COとカルボキシル基のCOOHを含む有機化合物
- アミノ基転移反応の際に、αケト酸はカルボニル基の炭素原子でアミノ酸からのアミノ基-NH3を受け取る
ケト酸(ケトさん、Keto acid)は、ケトン基とカルボキシル基を含む有機酸である。
ケト酸のタイプには次のようなものがある。
- α-ケト酸(2-オキソ酸):ピルビン酸のようにケトン基がα炭素にあるもの。
- ピルビン酸 CH3COCOOH
- β-ケト酸(3-オキソ酸):アセト酢酸のようにケトン基がβ炭素にあるもの。
- アセト酢酸 CH3COCH2COOH
- γ-ケト酸(4-オキソ酸):レブリン酸のようにケトン基がγ炭素にあるもの。
- レブリン酸 CH3COCH2CH2COOH
Pyruvic acid wiki structure.jpg
Acetoacetic acid wiki structure.jpg
Levulinic acid wiki structure.jpg
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/02 20:30:15」(JST)
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ケト酸(ケトさん、Keto acid)は、ケトン基とカルボキシル基を含む有機酸である。
目次
- 1 分類
- 1.1 α-ケト酸 (2-オキソ酸)
- 1.2 β-ケト酸 (3-オキソ酸)
- 1.3 γ-ケト酸 (4-オキソ酸)
- 2 外部リンク
分類
ケト酸のタイプには次のようなものがある。
α-ケト酸 (2-オキソ酸)
ケトン基がα炭素にあるもの。
例: ピルビン酸、オキサロ酢酸、α-ケトグルタル酸
β-ケト酸 (3-オキソ酸)
ケトン基がβ炭素にあるもの。
例: アセト酢酸、オキサロ酢酸、アセトンジカルボン酸
γ-ケト酸 (4-オキソ酸)
ケトン基がγ炭素にあるもの。
例: レブリン酸、α-ケトグルタル酸
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- 世界大百科事典 第2版 ケトン酸の用語解説 - →ケト酸※本文は出典元の用語解説の 一部を掲載しています。...
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[★]
- 英
- anion gap, AG
- 同
- 陰イオンギャップ
- 関
- AG
定義
- [Na+]-[HCO3-]-[Cl-]
血液中の陽イオン
血液中の陰イオン
- Cl-, HCO3-, HPO42-, SO42-, 有機イオン、アルブミン
意義
- [Na+]-[HCO3-]-[Cl-] = 未測定陰イオン - 未測定陽イオン
- 未測定陽イオンの変動はほとんど無く、アニオンギャップは未測定陰イオン濃度の推定に用いられる
- 不揮発性酸(乳酸、リン酸、硫酸、ケト酸など)↑→未測定陰イオン↑→アニオンギャップ↑
- アニオンギャップが開大していると言うことは、不揮発性酸(乳酸、リン酸、硫酸、ケト酸)が血中に増加していることを示す。
基準値
- 「[Na+]-[HCO3-]-[Cl-]の場合」
- 基準値 :12 mEq/l
- 基準範囲:8-16 mEq/l or 12±2 mEq/l or 12±4 mEq/l(LAB.643)
解釈
高値
- 代謝アシドーシスをきたしているとき、HCO3-によりH+を滴定するため、HCO3-が減少する。HCO3-の減少を、Cl-ではない陰イオンが増加することで生体内の電気的中性を保つような病態ではアニオンギャップが開大する。
- (病態の形成機序としては不揮発酸が増大した結果としてHCO3-が減少しているのだが)
- (1)腎不全時のリン酸、硫酸の増加、(2)低酸素血症時の乳酸の増加[ 乳酸アシドーシス ]、(3)ケトン体増加[ 糖尿病性ケトアシドーシス ]
注意
- アニオンギャップの開大しない代謝性アシドーシスもある
- 代謝アシドーシスをきたしているとき、HCO3-によりH+を滴定するため、HCO3-が減少する。このとき、陰イオンが代償的に増加していれば、アニオンギャップは正常となる。アニオンギャップの開大しない代謝アシドーシスではCl-が増加している(Cl-の値に注意する)。
- (不揮発性酸の過剰産生ではなく、代謝的にHCO3-の過剰喪失、H+の過剰産生、H+の排泄障害が考えられる)
- 消化管からのHCO3-喪失、尿細管アシドーシスによるH+排泄の障害、NH4Cl負荷などの外因性H+摂取
低値
- 多発性骨髄腫、ブロム中毒、高ナトリウム血症
- unmeasured anionの減少 or unmeasured cationの増加 (水・電解質と酸塩基平衡 改訂第2版 p. 144)
- unmeasured anionの減少:低アルブミン血症。Alb 1mg/dlの低下→AG約2.5-3.0mEqの低下。高AGをマスクしうるので注意。
[★]
- 英
- levulinic acid
- 関
- ケト酸、5-アミノレブリン酸
構造式:CH3COCH2CH2COOH
- γ-ケト酸(4-オキソ酸):ケトン基がγ炭素にある
[★]
- 英
- β-keto acid
- 関
- ケト酸
[★]
- 関
- keto acid
[★]
ケト酸
- 関
- ketoacid
[★]
- 英
- α-keto acid
- 関
- ケト酸
- 同
- 2-オキソ酸
構造式 R-CO-COOH
- (カルボン酸の場合、カルボキシ基の炭素原子に近い方の炭素からα、β、γとつけていく。だからα位にカルボニル基(carbonyl, keto)がある酸という命名 )
生体内では、不要なアミノ酸の分解の際に生成する。
R-CH(NH2)-COOH + O= → R-CO-COOH + -NH3+
[★]
- 英
- alpha-keto acid dehydrogenase 3-methyl-2-oxobutanoate dehydrogenase
- 同
- α-ケト酸脱水素酵素
- 関
- [[]]
[★]
- 英
- alpha-keto acid dehydrogenase
- 関
- 3-メチル-2-オキソブタン酸デヒドロゲナーゼ、αケト酸脱水素酵素、α-ケト酸脱水素酵素、α-ケト酸デヒドロゲナーゼ
[★]
- 英
- branched-chain α-ketoacid dehydrogenase, BCKADH
[★]
- 英
- α-keto acid supplement
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義