- 英
- transamination、transaminate
- 関
- アミノ交換
WordNet
- undergo transfer from one compound to another; "amino groups can transaminate"
- change (an amino group) by transferring it from one compound to another
- the process of transfering an amino group from one compound to another
- the process of transposing an amino group within a chemical compound
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/12 17:31:15」(JST)
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アミノ基転移反応はアミノ酸とα-ケト酸との間の反応である。
アミノ基転移(アミノきてんい、英: transamination, aminotransfer)は、アミノ酸とα-ケト酸(カルボキシル基に隣接したケトン基を持つ基質)の間に起こる反応である。アミノ基はアミノ酸からα-ケト酸へ転移する。すなわちアミノ酸は対応するα-ケト酸に変換され、一方α-ケト酸は対応するアミノ酸へと変換される。もしアミノ基がアミノ酸から取り除かれた場合にはα-ケト酸はそのまま残される。
生化学におけるアミノ基転移はトランスアミナーゼまたはアミノトランスフェラーゼと呼ばれるアミノ基転移酵素によって完了する。ヒトの体内では10種類の非必須アミノ酸が合成されるが、それらの合成過程のほとんどはアミノ基転移反応である。アミノ酸のキラリティーはアミノ基転移反応の間に決定される。この反応は補酵素ピリドキサルリン酸 (PLP) を使い、そのエナンチオ選択性は完璧であると考えられている。アミノ基転移反応の生成物が何であるかは、利用できるα-ケト酸の種類に依存する。対応するα-ケト酸が燃料の代謝によって産生されるため、生成物は通常アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸のいずれかである。
関連項目
タンパク質の一次構造と翻訳後修飾 |
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全般 |
タンパク質生合成 - ペプチド結合 - タンパク質分解 - ラセミ化
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N末端 |
アセチル化 - ホルミル化 - ミリストイル化 - ピログルタミン酸 - メチル化 - 糖化反応
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C末端 |
アミド化 - GPIアンカー - ユビキチン化 - SUMO化
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リシン |
メチル化 - アセチル化 - アシル化 - ヒドロキシル化 - ユビキチン化 - SUMO化 - デスモシン - ADPリボース化 - 脱アミノ(酸化的脱アミノ)
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システイン |
ジスルフィド結合 - プレニル化 - パルミトイル化
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セリン/トレオニン |
リン酸化 - グリコシル化
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チロシン |
リン酸化 - チロシン硫酸化 - ポルフィリン環結合 - リボフラビン結合
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アスパラギン |
脱アミド - グリコシル化
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アスパラギン酸 |
スクシンイミド形成 - リン酸化
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グルタミン |
アミノ基転移
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グルタミン酸 |
カルボキシル化 - ポリグルタミル化 - ポリグリシル化
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アルギニン |
シトルリン化 - メチル化
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プロリン |
ヒドロキシル化
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←アミノ酸
二次構造→
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Japanese Journal
- 2Da05 アミノ基転移酵素による光学活性アミンの合成(酵素学・酵素工学,一般講演)
- 吉田 豊和,井戸田 利徳,村瀬 元爵,満倉 浩一,長澤 透,伊藤 紀幸,八十原 良彦
- 日本生物工学会大会講演要旨集 (63), 133, 2011-08-25
- NAID 110008911339
- 82.バラ香気生合成に関与するアミノ酸アミノ基転移酵素の酵素学的解析(口頭発表)
- 石田 晴香,平田 拓,龍野 祐奈,小林 寛実,坂井 美和,大西 利幸,渡辺 修治
- 植物化学調節学会研究発表記録集 (45), 99, 2010-10-01
- 2-Phenylethanol (2PE) is a dominant floral scent compound in Damask and hybrid roses. We clarified 2PE biosynthesized from L-phenylalanine via phenylacetaldehyde (PAld) by aromatic L-amino acid decarb …
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★リンクテーブル★
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- 英
- ketoacid, keto acid
- 同
- ケトン酸、オキソ酸 oxoacid oxo acid
- 関
- アミノ基転移
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ケトンのカルボニル基COとカルボキシル基のCOOHを含む有機化合物
- アミノ基転移反応の際に、αケト酸はカルボニル基の炭素原子でアミノ酸からのアミノ基-NH3を受け取る
ケト酸(ケトさん、Keto acid)は、ケトン基とカルボキシル基を含む有機酸である。
ケト酸のタイプには次のようなものがある。
- α-ケト酸(2-オキソ酸):ピルビン酸のようにケトン基がα炭素にあるもの。
- ピルビン酸 CH3COCOOH
- β-ケト酸(3-オキソ酸):アセト酢酸のようにケトン基がβ炭素にあるもの。
- アセト酢酸 CH3COCH2COOH
- γ-ケト酸(4-オキソ酸):レブリン酸のようにケトン基がγ炭素にあるもの。
- レブリン酸 CH3COCH2CH2COOH
Pyruvic acid wiki structure.jpg
Acetoacetic acid wiki structure.jpg
Levulinic acid wiki structure.jpg
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- 関
- transaminate
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- 英
- transamination
- 関
- アミノ基転移
[★]
- 英
- tyrosine aminotransferase
- 関
- チロシントランスアミナーゼ、チロシンアミノトランスフェラーゼ
[★]
- 英
- cytoplasmic aspartate aminotransferase
- 関
- 細胞質型アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
[★]
- 英
- aminotransferase、transaminase
- 関
- アミノトランスフェラーゼ、トランスアミナーゼ
[★]
- 英
- alanine aminotransferase
- 関
- アラニンアミノトランスフェラーゼ
[★]
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
[★]
腫瘍の転移
- 英
- metastasis
- 関
- metastatic potential、skip metastasis、metastatic disease
原発
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転移
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肺
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リンパ節が最多。肝臓、胸膜、対側肺、副腎、心膜、骨(肋骨、椎骨)、大脳(圧迫症状出現) 遠隔転移:肺内>骨>脳>肝>副腎 小細胞癌が最も転移しやすい。
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胃
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分化型:血行性に肝臓、未分化型:腹膜播種
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大腸
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肝臓、肺
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卵巣
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腹腔内播種、リンパ性転移(後腹膜)。血行性は希
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腎臓
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肺>骨>肝。副腎もありうる。能は多くない。
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骨肉腫
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肺>骨 発見時に10-20%の症例で肺転移。
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- 転移性脳腫瘍は原発巣が肺であることが最も多い、らしい。
- 転移性の硬膜外腫瘍は原発巣が肺癌>乳癌>リンパ腫
精神医学
- 英
- transference
- →感情転移
- 英
- transposition