- 英
- 2-oxobutyrate
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/02 14:38:25」(JST)
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α-ケト酪酸 |
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識別情報 |
CAS登録番号 |
600-18-0 |
PubChem |
58 |
MeSH |
Alpha-ketobutyric+acid |
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特性 |
化学式 |
C4H6O3 |
モル質量 |
102.089 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
α-ケト酪酸(α-ケトらくさん、α-Ketobutyric acid)または、2-オキソ酪酸(2-oxobutyric acid)は、シスタチオニンγ-リアーゼ(EC 4.4.1.1)によってシスタチオニンから合成されるアミノ酸代謝の代謝中間体である。また、トレオニンの分解生成物でもある。
2-オキソ酪酸シンターゼ(EC 1.2.7.2)によってプロピオニルCoAに変換されクエン酸回路に参加する。
アミノ酸代謝の代謝中間体 |
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ケト原性アミノ酸(K)
→アセチルCoA |
リシン→
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サッカロピン - アリシン - α-アミノアジピン酸 - グルタリルCoA - グルタコニルCoA - クロトニルCoA - β-ヒドロキシブチリルCoA
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ロイシン→
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α-ケトイソカプロン酸 - イソバレリルCoA - 3-メチルクロトニルCoA - 3-メチルグルタコニルCoA - ヒドロキシメチルグルタリルCoA
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トリプトファン→アラニン→
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N'-ホルミルキヌレニン - キヌレニン - アントラニル酸 - 3-ヒドロキシキヌレニン - 3-ヒドロキシアントラニル酸 - 2-アミノ-3-カルボキシムコン酸セミアルデヒド - 2-アミノムコン酸セミアルデヒド - 2-アミノムコン酸 - グルタリルCoA
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糖原性アミノ酸(G) |
G→ピルビン酸→クエン酸
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グリシン→セリン→
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3-ホスホグリセリン酸
グリシン→クレアチン: グリコシアミン · クレアチンリン酸 · クレアチニン
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G→グルタミン酸→
α-ケトグルタル酸
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ヒスチジン→
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ウロカニン酸 - イミダゾール-4-オン-5-プロピオン酸 - ホルムイミノグルタミン酸 - グルタミン酸-1-セミアルデヒド
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プロリン→
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1-ピロリン-5-カルボン酸
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アルギニン→
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オルニチン - プトレシン - アグマチン
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他
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システイン+グルタミン酸→グルタチオン: γ-グルタミルシステイン
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G→プロピオニルCoA→
スクシニルCoA
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バリン→
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α-ケトイソ吉草酸 - イソブチリルCoA - メタクリリルCoA - 3-ヒドロキシイソブチリルCoA - 3-ヒドロキシイソ酪酸 - 2-メチル-3-オキソプロパン酸
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イソロイシン→
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2,3-ジヒドロキシ-3-メチルペンタン酸 - 2-メチルブチリルCoA - チグリルCoA - 2-メチルアセトアセチルCoA
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メチオニン→
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S-アデノシルメチオニン - S-アデノシル-L-ホモシステイン - ホモシステイン - シスタチオニン - α-ケト酪酸
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トレオニン→
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α-ケト酪酸
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プロピオニルCoA→
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メチルマロニルCoA
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G→フマル酸
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フェニルアラニン→チロシン→
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4-ヒドロキシフェニルピルビン酸 - ホモゲンチジン酸 - 4-マレイルアセト酢酸 - 4-フマリルアセト酢酸
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G→オキサロ酢酸
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尿素回路を参照
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その他 |
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Related Links
- 2-オキソ酪酸シンターゼ(2-oxobutyrate synthase)は、プロピオン酸代謝酵素の一つで 、次の化学反応を触媒する酸化還元酵素である。 2-オキソ酪酸 + CoA + 2 酸化型 フェレドキシン \rightleftharpoons プロパノイルCoA + CO2 + 2 還元型フェレドキシン + H+ ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- biotin
- 同
- ビタミンB7 vitamin B7、補酵素R coenzyme R、ビタミンH vitamin H
- 関
- ビタミン
機能
- カルボキシラーゼの補酵素となり、CO2キャリアーとして機能
- 体内で代謝されてビオチン酵素となり、炭素固定反応の補酵素となる。
- 1. pyruvate -(ピルビン酸カルボキシラーゼ)→ oxaloacetate
- 2. acetyl-CoA -(アセチルCoAカルボキシラーゼ)→ malonyl-CoA
- 3. proprionyl-CoA -(プロピオニルCoAカルボキシラーゼ)→ methylmalonyl-CoA :奇数炭素脂肪酸の偶数炭素脂肪酸への変換、2-オキソ酪酸の代謝
臨床関連
ビオチン欠乏
- dermatitis, enteritis. Caused by antibiotic use, ingestion of raw eggs. (FIRST AID step1 p.114)
- アビジンと強固に結合する。卵白の過剰摂取によりビオチンの吸収が妨げられ欠乏症を生じうる。
[★]
- 英
- methionine, Met, M
- 関
- アデノシルメチオニン、アミノ酸
概念
-CH2-CH2-S-CH3
分解
臨床関連
[★]
- 英
- alpha-keto acid dehydrogenase 3-methyl-2-oxobutanoate dehydrogenase
- 同
- α-ケト酸脱水素酵素
- 関
- [[]]
[★]
- 英
- butyric acid, butanoic acid
- 同
- ブチル酸、ブタン酸
- 関
- カルボン酸
関連物質
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義