アルプラゾラム
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- アゾリタンとは。効果、副作用、使用上の注意。 不安、緊張、焦燥(しょうそう)(あせり)、 抑うつ(意欲が低下して、ふさぎこむ)といった精神症状を改善する作用(抗不安作用)を もつ薬です。 鎮静作用、筋弛緩作用(筋肉の異常な緊張をやわらげる)、催眠作.
- gooヘルスケア薬検索。アゾリタン 薬検索。副作用、薬価、妊婦の妊娠中服用における 安全性、使用上の注意など。薬 アゾリタン 薬検索:神経症における不安・緊張・抑うつ/ うつ病における不安・緊張/高血圧症,動脈硬化症,肺結核,甲状腺機能亢進症,胃・ ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アゾリタン錠0.4
組成
- 1錠中:アルプラゾラム…………………0.4mg
〈添加物〉
結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、部分アルファー化デンプン
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 急性狭隅角緑内障のある患者[弱い抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状が悪化するおそれがある]
- 重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により症状が悪化するおそれがある]
- HIVプロテアーゼ阻害剤(インジナビル等)を投与中の患者 (「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害
- 通常、成人にはアルプラゾラムとして1日1.2mg(本剤3錠)を3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。増量する場合には最高用量を1日2.4mg(本剤6錠)として漸次増量し、3〜4回に分けて経口投与する。
高齢者では、1回0.4mg(本剤1錠)の1日1〜2回投与から開始し、増量する場合でも1日1.2mg(本剤3錠)を超えないものとする。
慎重投与
- 心障害のある患者[症状が悪化するおそれがある]
- 肝障害のある患者[肝臓で代謝されるため、クリアランスが低下するおそれがある]
- 腎障害のある患者[排泄が遅延するおそれがある]
- 脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれる]
- 小児 (「小児等への投与」の項参照)
- 高齢者 (「高齢者への投与」の項参照)
- 衰弱患者[作用が強くあらわれる]
- 中等度呼吸障害又は重篤な呼吸障害(呼吸不全)のある患者[症状が悪化するおそれがある]
重大な副作用
- 大量連用により、薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。
- 統合失調症等の精神障害者に投与すると、逆に刺激興奮、錯乱等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 慢性気管支炎等の呼吸器疾患に用いた場合、呼吸抑制があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- そう痒、蕁麻疹、顔面潮紅・腫脹、息切れ等のアナフィラキシー様症状があらわれたとの報告があるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- アルプラゾラムは、ベンゾジアゼピン系薬物としての共通の作用機序により鎮静、抗不安、催眠などの作用を現す。すなわち、GABAA受容体のサブユニットに存在するベンゾジアゼピン結合部位に結合することにより、抑制性伝達物質GABAの受容体親和性を高め、Cl−チャネル開口作用を増強して神経機能抑制作用を促進する。3)
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- alprazolam
- 商
- アゾリタン、カームダン、コンスタン、ソラナックス Xanax、メデポリン
- 抗不安薬、睡眠薬
- ベンゾジアゼピン系抗不安薬(中間型)
一般名
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商品名
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抗不安
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催眠鎮静
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筋弛緩
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抗痙攣
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抗うつ
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Tmax(hr)
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作用持続時間
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備考
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アルプラゾラム
|
ソラナックス/コンスタン
|
++
|
++
|
+
|
ー
|
++
|
約2時間
|
中
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抗コリン作用弱いが眠気の頻度が高い
|
特徴
- 抗不安作用、抗パニック作用が強い
- 筋弛緩作用は比較的弱い
- 半減期短い
- 過鎮静に注意
- こころの治療薬ハンドブック 第10版
- ジアゼパムに比べて、抗コンフリクト作用は2倍、馴化作用は2.5~7倍、傾眠・睡眠作用は4~7倍、筋弛緩作用は1.5~3倍、抗痙攣作用は1.5~3倍強い。
構造
適応
禁忌
- 過敏症、急性狭隅角緑内障、重症筋無力症、HIVプロテアーゼ阻害剤投与中
副作用
- 薬物依存性、刺激興奮・錯乱、呼吸抑制、アナフィラキシー様症状
[★]
- 関
- 睡眠薬、鎮静薬、抗不安薬
商品