コバマミド
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 糖尿病性神経障害に対する補酵素型Vitamin B12(ハイコバール)の大量療法
- 補酵素型ビタミンB12(ハイコバール)の眼疾患に対する結膜下注射の効果について
- クリニット加新組成結晶アミノ酸溶液とハイコバールの併用〔術前術後の胃・十二指潰瘍患者5例の成績〕
Related Links
- ハイコバールとは。効果、副作用、使用上の注意。ビタミンB12(コバラミン)はコバルトを含み、造血に関係するビタミンで、鮮やかな赤色をしています。 葉酸はビタミンB群の一種で、文字どおり緑黄色野菜に多く含まれている ...
- ハイコバールカプセル500μg(ビタミンB12です。貧血、神経痛、神経炎、筋肉痛などに用います。 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ハイコバールカプセル500μgの詳細情報|ハイコバールカプセル500μgなどお薬事典 ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ハイコバールカプセル500μg
組成
- 本剤は、1カプセル中にコバマミド500μgを含有する赤色と橙色の硬カプセル剤である。
添加物として黄色5号、結晶セルロース、青色1号、赤色3号、ゼラチン、トウモロコシデンプン、ラウリル硫酸ナトリウムを含有する。
効能または効果
ビタミンB12欠乏症の予防及び治療
ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)
巨赤芽球性貧血
広節裂頭条虫症
悪性貧血に伴う神経障害
吸収不全症候群(スプルー等)
- 以上3項〜6項の効能・効果及び胃切除後の貧血に対して用いる場合、経口投与によると吸収が悪いのでやむを得ぬ場合以外は注射によることが望ましい。
下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
栄養性及び妊娠性貧血
胃切除後の貧血
肝障害に伴う貧血
放射線による白血球減少症
神経痛
末梢神経炎、末梢神経麻痺
筋肉痛、関節痛
中枢神経障害(脊髄炎、変性疾患等)
- 7項の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
- 通常成人はコバマミドとして、1日1,500μg(3カプセル)までを1〜3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
神経再生を促進
- ウサギの坐骨神経の実験的神経障害モデルで神経細胞内RNA蓄積に促進的に働き、電気生理学的検討において神経再生を促進する。4)
ヘムの合成を促進し、貧血の血液像を改善
- ビタミンB12欠乏によって、特異な巨赤芽球性貧血が出現することはよく知られている。コバマミドはメチルマロニルイソメラーゼの補酵素として働き、メチルマロニルCoAをサクシニルCoAへ変換することによりヘム合成の前段階に関与する。サクシニルCoAはδ‐アミノレブリン酸となり、ヘムの合成の出発物質となる。悪性貧血患者の骨髄細胞のミトコンドリア分画にコバマミドを加えるとδ‐アミノレブリン酸の合成が高まる。5) 6)
有効成分に関する理化学的知見
一 般 名
化 学 名
- 5, 6‐dimethylbenzimidazolyl‐5′‐deoxyadenosylcobamide
(別名)5, 6‐dimethylbenzimidazolylcobamide coenzyme(DBCC)
分 子 式
分 子 量
構 造 式
物理化学的性状
- コバマミドは暗赤色の結晶又は結晶性あるいは無晶性の粉末である。本品は水にやや溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、アセトン、ジエチルエーテル又はクロロホルムにほとんど溶けない。
本品は極めて吸湿性で光により分解する。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- ビタミンB
商品
[★]
- 英
- cobamamide
- 商
- カロマイド、コバマイド、コバルタミン、ハイコバール
- 関
- アデノシルコバラミン
- ビタミンB剤