- 英
- cytidine monophosphate, CMP
- 関
- シチジル酸、シチジン
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/02/03 14:51:14」(JST)
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5'-シチジル酸 |
5'-シチジル酸(共役塩基) |
IUPAC名 |
cytidine 5'-phosphate(シチジンは許容慣用名) |
別名 |
シチジン-5'-一リン酸 |
分子式 |
C9H14N3O8P |
分子量 |
323.20 |
CAS登録番号 |
[63-37-6] |
形状 |
無色固体 |
SMILES |
O[C@H]1[C@H]([C@H]
(N2C=CC(N)=NC2=O)O
[C@@H]1COP(O)(O)=O)O |
シチジル酸(シチジルさん、cytidylic acid)は、リン酸とリボースとシトシンが結合した有機化合物。シチジン一リン酸(cytidine monophosphate、CMP)ともいう。リボース部位上のどのヒドロキシ基にリン酸が結合しているかによって、2'-シチジル酸、3'-シチジル酸、5'-シチジル酸 (2'-CMP、3'-CMP、5'-CMP) の3種類の構造異性体がある。通常5'-体はナンバリングを省略して記載されるので、CMPと表記される。CMP はリボ核酸 (RNA) を構成するヌクレオチドである。
食品添加物
5'-シチジル酸は、旧厚生省告示の既存添加物名簿に収載されている、食品添加物である。強化剤として使用される。母乳中に含まれ、免疫力の向上、発育促進の効果がある事が分かっているため、乳児用粉ミルクにも添加されている。ナトリウム塩として添加される場合もある。
製法
一般的に、ビール酵母などの酵母菌を塩水で煮て得られた、核酸を豊富に含む抽出物を、酵素で加水分解した後にヌクレオチドの種類毎に分離する方法が用いられる。
関連項目
- シチジン
- シチジン二リン酸 (CDP)
- シチジン三リン酸 (CTP)
核酸の構成要素 |
|
核酸塩基 |
プリン (アデニン、グアニン、プリン類縁体) · ピリミジン (ウラシル、チミン、シトシン、ピリミジン類縁体)
|
|
ヌクレオシド |
リボヌクレオシド
|
アデノシン · グアノシン · 5-メチルウリジン · ウリジン · シチジン
|
|
デオキシリボヌクレオシド
|
デオキシアデノシン · デオキシグアノシン · チミジン · デオキシウリジン · デオキシシチジン
|
|
|
ヌクレオチド
(ヌクレオシド一リン酸) |
リボヌクレオチド
|
AMP、GMP、m5UMP、UMP、CMP
|
|
デオキシリボヌクレオチド
|
dAMP、dGMP、dTMP、dUMP、dCMP
|
|
環状ヌクレオチド
|
cAMP、cGMP、c-di-GMP、cADPR
|
|
|
ヌクレオシド二リン酸 |
ADP、GDP、m5UDP、UDP、CDP · dADP、dGDP、dTDP、dUDP、dCDP
|
|
ヌクレオシド三リン酸 |
ATP、GTP、m5UTP、UTP、CTP · dATP、dGTP、dTTP、dUTP、dCTP
|
|
主要な生体物質:炭水化物(アルコール、糖タンパク質、配糖体) · 脂質(エイコサノイド · 脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体 · リン脂質 · スフィンゴ脂質 · ステロイド) · 核酸(核酸塩基 · ヌクレオチド代謝中間体) · タンパク質(タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体) · テトラピロール · ヘムの代謝中間体 |
|
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Related Links
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Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- thymine Thy
- 同
- 5-メチルウラシル 5-methyluracil
- 関
- ピリミジン、塩基、核酸
派生化合物 FB.29
[★]
- 英
- cytidylate, cytidylic acid
- 関
- シチジン、シチジン一リン酸
[★]
- 関
- cytidine monophosphate、cytidylic acid
[★]
- 英
- cytidine monophosphate N-acetylneuraminic acid、CMP-NANA
[★]
- 英
- deoxycytidine monophosphate、dCMP
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- cytidine, Cyd
- 同
- シトシンリボシド cytosine riboside
- 関
- [[]]
[★]
- 英
- phosphoric acid
- 関
- PO4
- pKa1=2.12
- pKa2=7.21
- pKa3=12.67