- 英
- Koplik's spot, Koplik spot
- 同
- Koplik斑
- 関
- 麻疹
- 麻疹の90%の以上で認められる頬粘膜に認められる白色の斑点。
- 麻疹のカタル期(1-5病日.発熱、くしゃみ、鼻水、目脂)の終わりの1,2日にいったん解熱、そのときにコプリック斑が出現する。
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Japanese Journal
- 麻疹 (特集 国際的な感染症--ウイルス感染を中心として)
- 妊婦の麻疹 (周産期医学必須知識 第6版) -- (Part2 妊娠中 感染)
Related Links
- デジタル大辞泉 コプリック斑の用語解説 - 麻疹(はしか)のとき、発病後2、3日して、ほお の内側にできる粟(あわ)粒大の白色の水疱(すいほう)。米国の医師コプリック(H.Koplik )が発見。 ...
- 10-12日の潜伏期ののち、38~39 ℃台の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血、眼脂を 認め、次第にこれらの症状が強くなる。発熱3~4日目に頬粘膜にコプリック斑と 呼ばれる赤みを伴った白い小斑点が出現する(写真)。コプリック斑は出現率90%以上 であり、 ...
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[★]
- 日
- ましん
- 英
- measles, rubeola
- 同
- はしか、麻しん
- 関
- 麻疹ウイルス、感染症法、ワクチン、学校伝染病。修飾麻疹
特徴
病原体
疫学
感染経路
- 空気感染
- 上気道粘膜に進入・増殖 → 所属リンパ節で増殖 → ウイルス血症 → 全身諸臓器で増殖
- 感染性のある時期は、前駆症状(鼻汁、咳嗽、全身倦怠感、結膜充血)が出現する直前から発疹出現後4日間である。
潜伏期
経過、症状
- NDE.437
- 1. カタル期:1-5病日:発熱、くしゃみ、鼻水、目脂。コプリック斑
-
- 白血球が劇的に低下し、2000-3000まで落ち込むことがある。
- カタル期終わりの1-2病日に解熱してコプリック斑が発生
- カタル期の鼻汁、唾液、涙液、気道分泌液は感染性有り
- 2. 発疹期:6-10病日:発熱。発疹は耳後部、頚部から始まり体幹から四肢へ。色素沈着を残す ⇔風疹
細胞性免疫の低下
- リンパ球への感染→細胞性免疫が低下
- 結核に罹患している場合、粟粒結核に進展することがある
合併症
晩期合併症
- M蛋白の欠損した麻疹ウイルスによる、らしい
- 麻疹に感染し、小児期に知能低下、ミオクローヌスなどを、初発症状として発症し、意識障害をきたし致命的となる。
妊娠
検査
診断
- 原則的には血清学的検査でペア血清による4倍以上の抗体価の上昇を証明する。ただし、検体を凍結保存する必要があり、2回目の検体は感染後2週間後の血清を用いることになり、迅速な診断には向かない。RT-PCRは効果であり、商業レベルで普及しておらず、実臨床では麻疹IgMの抗体価でもって診断をしているのが現状である。
鑑別疾患
治療
- 対症療法
- 合併症の治療:肺炎、中耳炎などの細菌性二次感染が多く、予防のために抗菌薬投与が行われる
- 学校保健安全法では、解熱後3日経過するまで出席停止(NDE.438)
出席停止の解除は、主要症状が消退したあと7日?
予防
- 麻疹生ワクチン
- 免疫不全患者にはγグロブリン製剤(ガンマグロブリン筋注)
- 免疫があれば重症化しない
暴露後発症予防
- 麻疹抗体を持たない健常者が麻疹患者と接触した場合、72時間以内であれば麻疹ワクチンを接種することにより麻疹の発症を予防できる可能性がある。また発症しても症状を軽減しうる。
- 免疫不全者、1歳以下の乳児、妊婦などが暴露された場合や麻疹ワクチンが禁忌の人では、暴露後6日以内であれば、免疫グロブリンを投与することにより、あるい程度の発症予防効果、症状軽減効果があるとされる。
予後
参考
uptodate
- 1. [charged] 麻疹の臨床症状および診断 - uptodate [1]
- 2. [charged] 麻疹の予防および治療 - uptodate [2]
- 3. [charged] 麻疹の疫学および伝染 - uptodate [3]
[★]
- 英
- disease of oral mucosa
- 関
- 口腔粘膜、口腔
参考
- 1. [charged] Oral lesions - uptodate [4]
[★]
- 英
- enanthema
- 同
- 内疹、内発疹
- 関
- コプリック斑
[★]
- 英
- macula
- 関
- 発疹