アンジェルマン症候群
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Japanese Journal
- 抜歯のために全身麻酔を行った Angelman 症候群の1症例
- 三隅 寛,笹尾 真美,大原 大,福田 瑠美,橋口 朋典,根本 徳泰,深山 治久
- 日本歯科麻酔学会雑誌 38(2), 211-212, 2010-04-15
- NAID 10026405151
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- Angelman 症候群. ・疾患の概要. Angleman症候群(AS)は、重度の精神遅滞・ てんかん・失調歩行などを主徴をする奇形症候群.原因は、母由来15番染色体上の UBE3A遺伝子コピーの欠失または変異による機能不全とされる.UBE3Aの異常は、約 75%の ...
- アンジェルマン症候群とは. 1965年、英国の医師へリー・アンジェルマン(Harry Angelman)博士が報告した、比較的最近解明された病気です。(まだ未解明な部分は 多々ありますが^^) 15番染色体上の一部の遺伝子の欠失症です。 その殆どが突然 変異による ...
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- 日齢12の新生児。呼吸障害のためNICUに入院中である。在胎 37週、出生体重 2,386g、身長 47cmで帝王切開で出生した。筋緊張低下、色白な皮膚、矮小陰茎と停留精巣があり、哺乳障害を認める。FISH法にて15番染色体長腕に微細欠失を認める。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D054]←[国試_112]→[112D056]
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[正答]
※国試ナビ4※ [113A005]←[国試_113]→[113A007]
[★]
- 英
- Angelman syndrome AS
- 同
- Angelman症候群、アンゲルマン症候群、愉快な人形症候群 happy puppet症候群 happy puppet syndrome
- 関
- プラダー・ウィリー症候群
概念・起因
- 約60%に15q11-13の微小欠失を検出し、欠失は母親由来。一部に父親由来の片親性ダイソミー。Prader-Willi症候群とは病因遺伝子が異なるが、欠失は近傍に検出され、かつ由来が異なる。
症状
- 笑い発作、重度の知的障害、特異な顔貌(下顎突出など)、色白、外斜視、操り人形様の欠調性歩行。
ASとPWSの比較 (PED.215改変)
PWSに特徴的
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共通症状
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ASに特徴的
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高度肥満
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11q11-a12の欠失
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操り人形様の失調性歩行
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異常な食欲
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精神発達遅滞
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より高度
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容易に誘発される発作的な笑い
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乳幼児期の筋緊張低下
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痛覚鈍麻
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手足の振戦
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小さな手足と先細りの指
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より高度
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色素脱出
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小頭症
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性腺機能低下
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痙攣
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高頻度
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大きな突出した下顎
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より高度
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肥満
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流涎を伴う舌挺出
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- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
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- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候