- 英
- standardization、standardisation、normalization、normalisation、standardize
- 関
- 規格化、基準、規準化、標準品、標定、正常化、ノーマリゼーション、標準試料
WordNet
- evaluate by comparing with a standard (同)standardise
- cause to conform to standard or norm; "The weights and measures were standardized" (同)standardise
- the condition in which a standard has been successfully established; "standardization of nuts and bolts had saved industry millions of dollars" (同)standardisation
- the imposition of standards or regulations; "a committee was appointed to recommend terminological standardization" (同)standardisation, normalization, normalisation
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/04/28 13:29:53」(JST)
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この項目では、standardization(スタンダーダイゼーション)について説明しています。データなどのnormalization(ノーマライゼーション)については「正規化」をご覧ください。 |
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「標準」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「基準」をご覧ください。 |
標準化(ひょうじゅんか、英語:standardization(スタンダーダイゼーション))という用語は、文脈によって様々な意味を持つ。「標準(standard)」という用語には、相互運用のための広く合意されたガイドラインという意味が含まれ、「標準化」はそのような標準を確立する過程を指すのが一般的である。
社会科学や経済学では、「標準化」の考え方は協調ゲームの解法と近い。それぞれの利害関係者がそれぞれに何らかの利益を得つつ、全体として一貫した決定に到達する。「標準化」は、よりよい選択をし、その選択結果を標準として批准する過程である。
なお、JISにおける「標準」の定義は次のとおりである。
「関係する人々の間で利益又は利便が公正に得られるように、統一し、単純化を図る目的で、もの(生産活動の産出物)及びもの以外(組織、責任権限、システム、方法など)について定めた取決め。 」 (JIS Z 8002:2006)
目次
- 1 用法
- 2 標準化団体
- 3 標準に関する統計
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
用法
工学や産業の分野では、標準化とは市場にある数々の仕様の中から「標準」あるいは「規格」とされる技術仕様を確立する過程であり、市場の競争原理を阻害することなく利益をもたらすことが期待される。また、例えば製紙業界が消費している森林のような貴重な資源の有効利用を図るための機構と見ることもできる。例えば、ヨーロッパでは電力は230ボルト/50Hzの交流であり、携帯電話は GSM、長さの物理単位はメートルである。イギリスはビジネス用途でのメートル法の使用を公式に承認しているが、一般にはフィートとインチがいまだに使われている。
社会科学では、標準化とは様々な標準を確立し、人々やその相互作用や事件などを扱う効率を改善する過程を意味する。例えば、司法手続きの定式化、精神病診断の改善などが含まれる。この意味での標準化は、社会の近代化/官僚化/同質化/集中化のような大規模な社会的変化とともに(あるいは同義として)議論されることが多い。
ビジネスにおける情報交換では、標準化とは特定の文法を使った特定のビジネスプロセスのためのデータ交換標準を開発する過程を指す。このような標準は非営利の標準化団体(UN/CEFACT、W3C、OASISなど)が開発することが多い。
デ・ファクトな標準とは、利便性のために多くの人が追随する標準であり、デ・ジュリな標準とは、契約条件など法的な理由で使われる標準である。政府機関は多くの場合、公的な標準化団体が策定した標準に従わなければならない。特定の市場(あるいは特定の企業、特定の団体)ではそのような標準の採用が必須条件となることもある。これを業界標準という。インターネットに関する技術仕様の多くはデ・ファクト標準である。「規格」という用語を ISO などの機関のものとしておくため、W3Cは「勧告; Recommendations」という言葉を使い、IETFは "Request for Comments"(RFC)という言葉を使う。これらも実質的には標準に含まれる。
標準には、オープンなものとプロプライエタリなものがある。
ISO の定義では、「ISO規格は、国際的な技術の互換性確立のためのフレームワークを提供する技術的合意である」としている。
その他の用法
- 生薬における「標準化」- 製剤の材料となるよう生薬の成分を濃縮すること
- 統計学における「標準化」- 変数の尺度を変換し、平均や標準偏差が特定の値になるようにすること
- 実験における「標準化」- 正確で再現性のある測定方法、あるいはそのアセスメントを指す
- サプライチェーン・マネジメントにおける「標準化」- プロセス、製品、調達などの共通性を強化すること。それによって製造や調達の判断を先延ばしにできる。逆に非標準の部品を多く使うと融通が利かなくなる。
- 新制度派経済学における「標準化過程」- "coordination dilemma" と呼ばれる社会問題を契機として開始されるプロセス。「標準」は協調ゲームの解である。
標準化団体
詳細は「標準化団体」を参照
国際標準は、ISO、IEC、UPU、ITUなどの国際的な標準化団体が策定し、保守するものである。また、製造業における組立品・製造品質の国際標準化団体として、IPC (エレクトロニクス)があり、多くの関連国際標準団体と連携している。地域的な標準化団体として、ヨーロッパではCEN、CENELEC、ETSIなどがある。他の地域でも、アメリカ標準化委員会 (COPANT)、 太平洋地域標準化会議 (PASC)、アフリカ標準化機構 (ARSO)、アラブ産業開発・鉱業機関 (AIDMO)などがある。より狭い地域の標準化団体としては、メルコスールの標準化団体 (AMN)、カリブ共同体の標準化団体 (CROSQ)、東南アジア諸国連合の標準化委員会 (ACCSQ) などがある。さらに一般に、国ごと(および産業ごと)に国家標準化団体 (National Standard Body: NSB) があり、各種国際標準化団体に国の代表として参加している。
NSBは公的機関の場合もあるし、特定の業界の企業が集まった業界団体(このような団体はフォーラムやコンソーシアムを名乗ることが多く、このような団体が策定する標準はフォーラム標準やコンソーシアム標準と呼ばれることが多い)の場合もあり、その中間的なもの(例えば3GPPは、ETSI、ARIB、ATISなどの各国の標準化団体から構成される標準化団体(標準化プロジェクト)であるが、実際の3GPP標準化会合には、エリクソンやNTTドコモ、Intelなどの企業が当該国の標準化団体の代理人(delegate)との立場で参加している)もある。NSBの例では、カナダ・メキシコ・アメリカ合衆国のNSBはそれぞれ、SCC、DGN、ANSIである。SCCはカナダの州営公社、DGNはメキシコの政府機関、ANSIは政府と企業が共同で参加する非営利組織である。あるNSBが公的か私的かの判断をするには、歴史的経緯やその国の経済状況などを考慮する必要がある。
標準に関する統計
日本においては、統計法に基づき指定統計、承認統計が実施され、政府として公式のデータの調査公表を行っている。政府統計の整備により標準化活動のレベルが評価することができることとなり重要な役割を担っている。しかしながら、企業等の特許活動に関する統計は整備されているが、標準化活動に関する統計の整備は不十分な状況である。
2008年度より特許庁の実施する承認統計である、「知的財産活動調査」において特許活動に従事する者のうち標準化活動にも参画している数を把握するための項目が追加される予定となっており、標準化活動に関する統計の整備が始まったところである。
関連項目
- パターナリズム
- 国際規格
- 工業規格
- 標準化団体
- オープン標準
- スタンダード(曖昧さ回避)
- オープンシステム
- オープンフォーマット
- ベンダロックイン
- ネットワーク外部性
- デ・ジュリ - デ・ファクト
- 統計
- 3E戦略
- 特採
外部リンク
- W3C/IST Standardization guidelines
- FAQ for standards use
- ISO view 1, ISO view 2, ISO view 3
- 一般財団法人日本規格協会
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 乳房照射の標準化に向けての取り組み (これからの乳癌診療2015-2016) -- (放射線療法)
- 情報システム キリングループロジスティクス : 配車業務を標準化する新システム開発 待機時間まで反映して最適ルート作成
- NRI NEWS グローバルITシステムのグランドデザイン : 業務・システムの標準化と現地化の考え方
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
治療用標準化アレルゲンエキス皮下注「トリイ」スギ花粉2,000JAU/mL
組成
成分・含量
- 成分2mL中:標準化スギ花粉エキス原液10,000JAU/mLを0.4mL
- 力価:2,000JAU/mL
- 添加物:濃グリセリン50%(W/W) 塩化ナトリウム
- [標準化スギ花粉エキス原液(10,000JAU/mL)]
スギ花粉を原料とし、50%グリセリン食塩溶液※で抽出して得たアレルゲンを含む液。
※50%グリセリン食塩溶液:グリセリン50%(W/W)、塩化ナトリウム5%(W/W)
- [JAU/mL]
アレルギー患者の皮膚試験に基づき日本アレルギー学会により設定された国内独自のアレルゲン活性単位(Japanese Allergy Units)であり、スギ花粉エキスにおいてはCryj1が7.3〜21μg/mL含まれるエキスを10,000JAU/mLと表示できる1)。
- [Cryj1]
スギ花粉中に存在する主要アレルゲンの一つであり、ヒト皮膚反応活性と相関することが報告されている2)。
禁忌
- 重症の気管支喘息患者
〔本剤の投与により喘息発作の誘発、症状の悪化、又は全身性のアレルギー反応が起こることがある。〕
効能または効果
効能又は効果
- 本剤の投与開始に際し、皮膚反応テスト〔スクラッチテスト(プリックテスト)、皮内テスト〕又は特異的IgE抗体検査を行い、スギ花粉症の確定診断を行うこと。
- 本剤の使用開始にあたっては、前シーズンの花粉飛散時期における患者の症状を踏まえ、他の治療法も勘案した上で、本剤の適用の可否を判断すること。
用法及び用量
- 減感作療法の実施に際し、皮膚反応が陽性の患者に皮内反応により過敏度(閾値)を求める。その閾値及びその時々の患者の症状に応じ、初回投与濃度及び量、初回後の投与濃度又は量、投与回数、投与間隔並びに維持量は適宜に定める。
閾値の求め方
- 治療用標準化アレルゲンエキス皮下注「トリイ」スギ花粉を診断用アレルゲン皮内エキス対照液「トリイ」で20、2、0.2及び0.02JAU/mLに用時希釈し、さらに患者の症状に応じて低濃度に順次希釈する。最も低濃度の液から0.02mLずつ皮内に注射し、その反応を皮内反応判定基準に従って判定する。陽性反応を呈した最低濃度(最大希釈度)をもってその患者のアレルゲンに対する閾値とする。
初回投与濃度
- 患者のアレルゲンに対する閾値の濃度若しくは患者の症状の程度によってさらにこの濃度の1/10又は1/100の濃度を初回投与濃度とする。
投与法
- 通常、初回投与量として0.02〜0.05mLを皮下に注射する。初回後の投与量は1週1〜2回約50%ずつ増量し、0.5mLに至れば10倍濃度の液0.05mLにかえて同様に増量しながら投与を続け次第に高濃度の液に移り、維持量に達したら2週に1回の注射を数回行い、その後は1箇月に1回とする。
増量及び投与回数
- 各投与毎に患者の状態を問診し、その結果に応じて次回投与量を増減する。
例えば前回の注射により、喘息発作、全身性蕁麻疹及び鼻症状・眼症状を主とした臨床症状の増悪を起こし、また過大な局所反応を生じたときには増量を見合わせる。
また増量期間中の投与間隔は通常1週1〜2回であるが、間隔が長引いた場合には増量せずにこの濃度の1/10又は1/100の濃度の液を投与する。
維持量
- 患者の臨床症状が改善されたとき又は局所の注射部位の反応の大きさが2〜3cm程度に達したとき、その投与濃度及び量をもって維持量とするが、患者のその時々の症状に応じて維持量を適宜定め 、投与を継続する。
〔スギ花粉飛散時期はスギ花粉アレルゲンに対する患者の過敏性が高まっている場合が多い。〕
- 患者の状態によってアレルゲンに対する反応が変動することがあるので、投与量、濃度、増量、維持量等は個々の患者の症状を考慮して決定すること。
- 増量を急速に行う場合は、患者の状態を勘案し入院又はそれに準じた管理下での投与を考慮すること。
- 予期しない強い反応が起こるおそれがあるので、使用するエキスのロットが変わるときには前回投与量の25〜50%を減ずることが推奨される。また、高濃度のアレルゲンエキスでは、同一ロットでもショック等の強い反応を誘発するおそれがあるので、患者の状態を十分に観察しながら濃度を上げること。
慎重投与
次の場合には慎重に投与すること
- スギ花粉飛散時期に投与する場合
〔スギ花粉に対する患者の過敏性が高まっている場合が多い。〕
- 本剤の投与、又はアレルゲンエキスによる診断・治療によりショック、アナフィラキシー等のアレルギー症状を発現したことのある患者
〔本剤の投与によりアレルギー反応に基づく副作用を起こすおそれがあるので、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、少量から投与を開始すること。〕
- 悪性腫瘍、又は免疫系に影響を及ぼす全身性疾患(例えば自己免疫疾患、免疫複合体疾患、又は免疫不全症等)の患者〔本剤投与時の有用性は確立していないので、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〕
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
- (頻度不明)
ショック、アナフィラキシーが起こることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、全身潮紅、顔面浮腫・咽頭浮腫等の血管浮腫、蕁麻疹、喘息等の異常が認められたときには、投与を中止し、直ちに適切な処置を行うこと。
また、ショック、アナフィラキシーを早期に認識しうる症状として以下のようなものがある4)。
- 口腔内異常感、皮膚のそう痒感、蕁麻疹、紅斑・皮膚の発赤、胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、視覚異常、視野狭窄、鼻閉塞感、くしゃみ、嗄声、咽喉頭そう痒感・異常感、胸部絞扼感、息苦しさ、呼吸困難、咳嗽、喘鳴、チアノーゼ、頭痛、耳鳴、不快感、悪寒、四肢や顔のしびれ、顔面潮紅、発汗、めまい感、振戦、蒼白、動悸、頻脈、不整脈、血圧低下、不安、恐怖感、意識混濁等。
薬効薬理
====作用機序5)
==
- 減感作療法の効果発現メカニズムは十分に解明されていないが、免疫反応として、Th2細胞増加の抑制及びTh1細胞の増加、制御性T細胞の誘導、抗原特異的IgG等の増加が報告されており、その結果としてアレルギー症状の発現を抑制するものと推測されている。
====標準化スギ花粉エキスとスギ花粉エキス標準品との比較6)
==
- スギ花粉症患者に標準化スギ花粉エキス10,000JAU/mL※及び日本アレルギー学会によって設定されたスギ花粉エキス標準品(力価10,000JAU/mL)を3倍希釈系列で希釈し、皮内反応によりその活性を比較したところ、標準化スギ花粉エキス10,000JAU/mL※のアレルゲン活性はスギ花粉エキス標準品の1.04倍であり、閾値比の区間推定及び閾値の大小関係の比較において両薬剤間に差は認められなかった。
====標準化スギ花粉エキスと従来の治療用スギ花粉エキスとの比較7)
==
- スギ花粉症患者に標準化スギ花粉エキス10,000JAU/mL※及び従来の治療用スギ花粉エキス(従来薬1:20)を3倍希釈系列で希釈し、皮内反応によりその活性を比較したところ、標準化スギ花粉エキス10,000JAU/mL※のアレルゲン活性は従来薬1:20の6.51倍であり、閾値比の区間推定及び閾値の大小関係の比較において両薬剤間に差が認められた。
- ※標準化スギ花粉エキス原液10,000JAU/mL
★リンクテーブル★
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- 英
-
- 関
- ウエイト、関連、クライテリア、計測、言及、参考、参照、照会、処置、診断基準、スケール、正準、測定、程度、判定基準、標準、標準化、標準品、標線、標準物質、規格、尺度、目安、リファレンス、参考文献、判断基準、標準的、スタンダード、ベンチマーク、標準試料
[★]
- 関
- normalisation、normalize、standardisation、standardization、standardize
[★]
- 関
- normalisation、normalization、normalize、reference standard、standard、standard preparation、standardisation、standardize
[★]
- 英
- normalization、standardization、((英))standardisation、normalize、standardize
- 関
- 規準化、標準化、標定、正常化、ノーマリゼーション
[★]
- 英
- reference standard、standard preparation、authentic sample
- 関
- 基準、標準化、標品、標準試料
[★]
- 英
- International Standardization Organization, ISO, International Organization for Standardization
[★]
- 関
- 直接法年齢調整罹患率、罹患率
- 直接法年齢調整死亡率、年齢調整死亡率、直接法
国試
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- 英
- International Committee of Standardization in Haematology, ICSH
[★]
- 英
- standardized incident ratio, SIR
- 関
- 罹患比
[★]
- 英
- standardized method
- 関
- 婚姻率
[★]
- 英
- standard、level、norm、authentic
- 関
- 確証的、基準、水準、レベル、平らにする、標準物質、準位、信頼のおける、真正、規格、標準的、スタンダード