- 関
- 柴苓湯、漢方製剤
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 加療中に治療薬剤の変更を要した出血性潰瘍性大腸炎の一例
- 荒井 勝彦,日置 智津子,張 民浩 [他],高士 将典,新井 信,和泉 俊一郎
- 日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine 61(3), 308-312, 2010-05-20
- … 前述した薬に加えて,柴苓湯エキス(9.0g/日)と芎帰膠艾湯エキス(9.0g/日)の併用で下血症状は改善し緩解した。 …
- NAID 10030705168
- 柴苓湯のマウス心臓移植片生着延長に及ぼす効果について
- 張 〓
- 日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine 61(2), 138-146, 2010-03-20
- … 柴苓湯エキスを2g/kg/day投与した群では,MSTは100日以上であった。 … 柴苓湯エキスを0.2,0.02,0.002 g/kg/dayで投与した群では,MSTはそれぞれ41日,7日,7日。 …
- NAID 10026477159
- 前立腺肥大症に対する漢方製剤:柴苓湯の有用性の検討 ―夜間頻尿症状の改善効果についての検討―
- 杉山 高秀,大西 規夫,尾上 正浩,栗田 孝
- 泌尿器科紀要 48(6), 343-346, 2002-06
- … 一晩に3回以上の排尿がある夜間頻尿症状を有する前立腺肥大症患者12名を対象に,カネボウ柴苓湯エキス細粒の有用性について検討した.柴苓湯は1日2回の投与で改善以上12%,やや改善以上66.7%の結果が得られた.症状ごとの検討では,日中尿量を有意に増加させ,夜間尿量,排尿回数ともに有意に減少させた.投与前後を比較して,自覚症状が有意に改善し,高齢者の夜間頻尿がもたらす一番の問題点といえるQOLの低下に有意な改善 …
- NAID 120002142309
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- 成分(一般名) : 柴苓湯 製品例 : ツムラ柴苓湯エキス顆粒(医療用)、クラシエ柴苓湯エキス細粒 ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分 : 漢方/漢方/漢方製剤
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ツムラ柴苓湯エキス顆粒(医療用)
組成
- 本品9.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス6.0gを含有する。
日局サイコ 7.0g
日局タクシャ 5.0g
日局ハンゲ 5.0g
日局オウゴン 3.0g
日局ソウジュツ 3.0g
日局タイソウ 3.0g
日局チョレイ 3.0g
日局ニンジン 3.0g
日局ブクリョウ 3.0g
日局カンゾウ 2.0g
日局ケイヒ 2.0g
日局ショウキョウ 1.0g
添加物
- 日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物、ショ糖脂肪酸エステル
効能または効果
- 吐き気、食欲不振、のどのかわき、排尿が少ないなどの次の諸症
- 通常、成人1日9.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
重大な副作用
間質性肺炎
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
偽アルドステロン症
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパシー
- 低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
- 劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
利水作用
- ラットに飲水投与したところ、チアジド、アセタゾラミド等の利尿剤と同様に尿量が増加した1)。
- 酢酸デスモプレシン前処置と生理食塩液の前負荷により作製した水負荷モデルマウスに経口投与したところ、尿量が増加した。一方、絶食・絶水下で放置した絶水モデルマウスでは、尿量は変化しなかった2)。
抗炎症作用
- ラットに経口投与したところ、血中副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)3)4)及びコルチコステロンの濃度4)が上昇した。
- 馬杉腎炎モデルラットに混餌投与したところ、糸球体におけるIa陽性細胞浸潤及びT細胞浸潤が抑制された5)。
- 抗糸球体基底膜(GBM)腎炎ラットに経口投与したところ、炎症初期においてICAM-1及びLFA-1等の接着分子発現亢進並びに半月体形成が抑制された6)。また、腎炎の慢性期において、糸球体からのエンドセリン-1産生亢進が抑制され、尿中蛋白排泄及び高血圧が改善された7)。
- II型コラーゲン関節炎マウスに混餌投与したところ、関節炎発症率が低下し、血清中では抗II型コラーゲン抗体産生が抑制され、組織では滑膜細胞の重層化や滑膜下軟部組織の浮腫変化が抑制された(in vivo)。また、同動物より摘出した脾臓において、II型コラーゲン、結核死菌刺激によるリンパ球幼若化反応を抑制した(ex vivo)8)。
- ループス皮膚炎モデルであるMRL/lprマウスに混餌投与したところ、抗核抗体及びリウマチ因子(RF)が低下し、リンパ節腫脹が抑制された9)
作用機序
- 本剤は、以下の作用により薬理効果を示すことが示唆されている。
利尿作用
- 本剤の利尿作用は、遠位尿細管における水の再吸収を抑制し、尿量を増加させることによるものと示唆される。
- ・イヌ腎臓由来の遠位尿細管細胞(MDCK細胞)において、ナトリウムチャネルを阻害した(in vitro)10)。
- ・尿細管と同様の水吸収機能を有するカエル膀胱膜において、ナトリウム能動輸送量を反映する短絡電流を粘膜側及び漿膜側で減少させた(in vitro)11)。
抗炎症作用
- ラットに経口投与したところ、血漿ACTH濃度及び下垂体前葉中のACTH前駆体であるプロオピオメラノコルチン(POMC)mRNA発現が増加した3)。また、これらの作用はACTH放出因子(CRF)の抗血清により抑制された12)。
細胞増殖抑制作用
- ラットメサンギウム細胞において、血清、血小板由来増殖因子(PDGF)及び上皮細胞増殖因子(EGF)によるDNA合成を抑制した。また、cAMP産生を増加させ、血清による細胞増殖シグナルRaf-1及びERKのリン酸化(活性化)を抑制した(in vitro)13)。
★リンクテーブル★
[★]
販売されている漢方製剤
ツムラの漢方製剤
ツムラ#
|
名称
|
1
|
カッコントウ
|
2
|
カッコントウカセンキュウシンイ
|
3
|
オツジトウ
|
5
|
アンチュウサン
|
6
|
ジュウミハイドクトウ
|
7
|
ハチミジオウガン
|
8
|
ダイサイコトウ
|
9
|
ショウサイコトウ
|
10
|
サイコケイシトウ
|
11
|
サイコケイシカンキョウトウ
|
12
|
サイコカリュウコツボレイトウ
|
14
|
ハンゲシャシントウ
|
15
|
オウレンゲドクトウ
|
16
|
ハンゲコウボクトウ
|
17
|
ゴレイサン
|
18
|
ケイシカジュツブトウ
|
19
|
ショウセイリュウトウ
|
20
|
ボウイオウギトウ
|
21
|
ショウハンゲカブクリョウトウ
|
22
|
ショウフウサン
|
23
|
トウキシャクヤクサン
|
24
|
カミショウヨウサン
|
25
|
ケイシブクリョウガン
|
26
|
ケイシカリュウコツボレイトウ
|
27
|
マオウトウ
|
28
|
エッピカジュツトウ
|
29
|
バクモンドウトウ
|
30
|
シンブトウ
|
31
|
ゴシュユトウ
|
32
|
ニンジントウ
|
33
|
ダイオウボタンピトウ
|
34
|
ビャツコカニンジントウ
|
35
|
シギャクサン
|
36
|
モクボウイトウ
|
37
|
ハンゲビャクジツテンマトウ
|
38
|
トウキシギャクカコシュユショウキョウトウ
|
39
|
リョウケイジュッカントウ
|
40
|
チョレイトウ
|
41
|
ホチュウエッキトウ
|
43
|
リックンシトウ
|
45
|
ケイシトウ
|
46
|
シチモツコウカトウ
|
47
|
チョウトウサン
|
48
|
ジュウゼンタイホトウ
|
50
|
ケイガイレンギョウトウ
|
51
|
ジュンチョウトウ
|
52
|
ヨクイニントウ
|
53
|
ソケイカッケツトウ
|
54
|
ヨクカンサン
|
55
|
マキョウカンセキトウ
|
56
|
ゴリンサン
|
57
|
ウンセイイン
|
58
|
セイジョウボウフウトウ
|
59
|
ヂズソウイッポウ
|
60
|
ケイシカシャクヤクトウ
|
61
|
トウカクジョウキトウ
|
62
|
ボウフウツウショウサン
|
63
|
ゴシャクサン
|
64
|
シャカンゾウトウ
|
65
|
キヒトウ
|
66
|
ジンソイン
|
67
|
ニョシンサン
|
68
|
シャクヤクカンゾウトウ
|
69
|
ブクリョウイン
|
70
|
コウソサン
|
71
|
シモツトウ
|
72
|
カンバクタイソウトウ
|
73
|
サイカントウ
|
74
|
チョウイジョウキトウ
|
75
|
シクンシトウ
|
76
|
リュウタンシャカントウ
|
77
|
キュウキキョウガイトウ
|
78
|
マキョウヨクカントウ
|
79
|
ヘイイサン
|
80
|
サイコセイカントウ
|
81
|
ニチントウ
|
82
|
ケイシニンジントウ
|
83
|
ヨクカンサンカチンピハンゲ
|
84
|
ダイオウカンゾウトウ
|
85
|
シンピトウ
|
86
|
トウキインシ
|
87
|
ロクミガン
|
88
|
ニジュツトウ
|
89
|
ヂダボクイッポウ
|
90
|
セイハイトウ
|
91
|
チクジョウンタントウ
|
92
|
ジインシホウトウ
|
93
|
ジインコウカトウ
|
95
|
ゴコトウ
|
96
|
サイボクトウ
|
97
|
ダイボウフウトウ
|
98
|
オウギケンチュウトウ
|
99
|
ショウケンチュウトウ
|
100
|
ダイケンチュウトウ
|
101
|
ショウマカッコントウ
|
102
|
トウキトウ
|
103
|
サンソウニントウ
|
104
|
シンイセイハイトウ
|
105
|
ツウドウサン
|
106
|
ウンケイトウ
|
107
|
ゴシャジンキガン
|
108
|
ニンジンヨウエイトウ
|
109
|
ショウサイコトウカキキョウセッコウ
|
110
|
リッコウサン
|
111
|
セイシンレンシイン
|
112
|
チョレイトウゴウシモツトウ
|
113
|
サンオウシャシントウ
|
114
|
サイレイトウ
|
115
|
イレイトウ
|
116
|
ブクリョウインゴウハンゲコウボクトウ
|
117
|
インチンゴレイサン
|
118
|
リョウキョウジュッカントウ
|
119
|
リョウカンキョウミシンゲニントウ
|
120
|
オウレントウ
|
121
|
サンモツオウゴントウ
|
122
|
ハイノウサンキュウトウ
|
123
|
トウキケンチュウトウ
|
124
|
センキュウチャチョウサン
|
125
|
ケイシブクリョウガンカヨクイニン
|
126
|
マシニンガン
|
127
|
マオウブシサイシントウ
|
128
|
ケイヒトウ
|
133
|
ダイジョウキトウ
|
134
|
ケイシカシャクヤクダイオウトウ
|
135
|
インチンコウトウ
|
136
|
セイショエッキトウ
|
137
|
カミキヒトウ
|
138
|
キキョウトウ
|
501
|
シウンコウ
|
3020
|
コウジンマツ
|
3023
|
ブシマツ
|
[★]
- 商
- 茯苓飲合半夏厚朴湯エキス、葛根加朮附湯エキス、越婢加朮湯エキス、加味逍遙散料エキス、啓脾湯エキス、桂枝加朮附湯エキス、桂枝人参湯エキス、五苓散エキス、治頭瘡一方エキス、柴苓湯エキス、消風散エキス、清暑益気湯エキス、茵ちん五苓散エキス、苓桂朮甘湯エキス、抑肝散エキス、抑肝散加陳皮半夏エキス、平胃散エキス、平胃散料エキス、二朮湯エキス、当帰芍薬散料エキス、胃苓湯エキス
[★]
五苓散エキス、四物湯エキス、柴苓湯エキス、猪苓湯エキス、猪苓湯合四物湯エキス、茵ちん五苓散エキス、胃苓湯エキス
[★]
- 日
- さいれいとう
- 関
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[★]
- 英
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- 関
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