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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/07 14:52:00」(JST)
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性格検査(せいかくけんさ)とはパーソナリティを把握するための心理検査である。質問紙法、投影法、作業検査法に分類される。知能検査、発達検査などとともに心理検査の一種である。
目次
- 1 主な方法
- 2 参考文献
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
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主な方法[編集]
- 質問紙法
- 質問項目に被検者が答え、回答結果を点数化する事によりパーソナリティを捉える検査法。検査の施行と結果の整理が簡単であるという利点があるが、被検者の意識的側面しか捉えられない、意図的な回答の欺瞞に弱いという短所がある。
- 主要5因子性格検査(BigFive)
- 児童・生徒向け主要5因子性格検査(Five Factor Personality Inventory - Children (FFPI-C))
- YG性格検査(矢田部-ギルフォード性格検査)
- MMPI(ミネソタ多面人格目録)
- MPI(モーズレイ性格検査)
- エゴグラム
- 投影法
- 比較的あいまいな刺激を用いて、被験者に何らかの課題の達成を求める検査法。あいまいな刺激に対しては、被検者の無意識が投映されるという仮定に基づいている。被検者の無意識的側面が把握できる、回答を意図的に操作する事が難しいという利点がある一方、被検者への心理的負担が大きい、検査結果の整理が煩雑である、検査の信頼性、妥当性に難点があるなどの欠点もある。
- ソンディ・テスト:人物の顔写真が印刷された48枚のカードを一定の手続きで被験者に示し、好き・嫌いの基準でカードを選んでもらい、その結果から被験者の衝動のありようを分析・把握する。
- ロールシャッハ・テスト:左右対称のインクのシミから被験者が想像したものから人格を分析する。
- TAT(主題解釈テスト):主題が曖昧な絵から物語を作らせ、心理状態を判断する。
- バウムテスト(ツリーテスト):木を描かせ構図や木の様子(実や葉の有無、枝や根の形など)から心理を判断する。
- SCT(文章完成法テスト):不完全な文章に自由に補わせて全文を作らせる。心の歪みを探る。
- P-Fスタディ(絵画欲求不満検査):欲求不満が生まれる日常的な場面が描かれた絵に対する反応をみる。
- CPT(カラー・ピラミッド・テスト):24種類のカラーチップを用いて、好き・嫌いの両基準でピラミッド版を作らせ、選択された色彩の頻数と構成の両次元から性格診断を行う。
- 作業検査法
- 被検者にある一定の作業を行わせ、その結果からパーソナリティを捉える検査法。
- 内田クレペリン精神検査:一桁の足し算を一定時間、複数回行うもの。
参考文献[編集]
- 心理テスト法入門第4版 ISBN 4821063603
- 障害児理解の方法 ISBN 4761485086
- 臨床心理学大系第6巻 人格の理解 ISBN 4760893261
関連項目[編集]
- 心理検査 - 知能検査 - 発達検査
- 性格
- エミール・クレペリン - ギルフォード - 矢田部達郎 - 柏木繁男 - 村上宣寛
- 精神鑑定
- 精神障害 - パーソナリティ障害
- 心理学 - 臨床心理学 - 人格心理学
- 精神科医
- 臨床心理士
外部リンク[編集]
Japanese Journal
- 風景構成法(LMT)と自己評価式抑うつ性尺度(SDS)および文章完成法テスト(SCT)との関連 : LMTにおける構成の型と色彩の程度・種類に着目した自殺のリスク評価
Related Links
- SCT(文章完成法テスト)セミナー 毎年の開講のご案内につきましては、SCTセミナーのサイトをご参照ください。 SCTセミナー開催について 「企業の財産は人材だ」とよく言われます。適切な採用、教育研修、そして、人事 ...
- 東京国際・キャリアダイナミックス(TCD)は、文章完成法テスト(精研式SCT)の普及・判定受託・講座開講・研究などを中心に活動している任意団体です。
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- 40歳の男性。仕事がうまくできなくなったことを主訴に妻とともに来院した。1年前、夜間にロードバイクで走行中に転倒し、電柱で頭部を強打して救急搬送されて入院した。そのときの意識レベルはJCSⅢ-100。左鎖骨骨折がみられ、頭部CTで両側前頭葉の挫傷と脳梁、基底核の点状出血とを認めた。翌日夕方には会話が可能な状態にまで回復したが、その後約1週間の健忘を残した。鎖骨骨折の経過は良好で運動障害を残すことなく1か月後に退院した。しかし、妻によると入院中からめまいを訴えることが多く、不機嫌で人が変わったようになっていたという。めまいは徐々に軽快し、退院5か月後に職場に復帰したが、単純ミスが目立ち、注意されると激昂する。注意散漫で指示の理解も悪く、上司の勧めもあって受診した。患者自身は「困ることはない。仕事もまじめにやっている」と述べる。疎通性は比較的保たれているが、長い質問は十分理解できない。神経学的所見と血液生化学所見とに異常を認めない。頭部CTでは両側側脳室の軽度拡大が見られた。この患者の心理・精神機能評価に有用な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
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