巣状分節性糸球体腎炎
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- 【概念】 巣状、分節状に傍髄質糸球体から硬化が生じ、次第に進行してゆく腎炎で、ネフローゼ症候群を呈することが多い。巣状とは全糸球体のうち80%以下で病変が認められることで、分節状とはひとつの糸球体の中で、部分的な病変 ...
- 慢性腎臓病 慢性腎臓病の合併症 急性腎障害 糸球体腎炎 ネフローゼ症候群 症状 検査所見・診断 ネフローゼ症候群の原因疾患 腎臓疾患が原因の場合 微小変化型ネフローゼ症候群 巣状分節性糸球体硬化症 膜性腎症 膜性増殖性糸球体腎炎
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★リンクテーブル★
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- 英
- lupus nephritis LN
- 同
- ループス糸球体腎炎 lupus glomerulonephritis, LGN
- 関
- 全身性エリテマトーデス
概念
- 全身性工リテマトーデスは、自己免疫反応の結果生じる免疫復合体が全身の血管に沈着して種々の病像を呈する疾患
- この免疫複合体が腎臓に沈着、あるいは局所で産生されることにより惹起される腎炎。免疫複合体型腎炎
疫学
- SLEの60-80%にループス腎炎が合併し、その約半数がネフローゼ症候群に移行する。
- SLE全体の予後を決定するのは、中枢神経系の病変、肺病変(肺出血など)、重症の溶血貧血/血小板減少症、全身性血管炎、ないしループス腎炎。
病理
- 糸球体:免疫グロブリン(IgA,IgM,IgG)とC1qを含む補体系成分の沈着をみとめる。
- 尿細管基底膜、小動脈や毛細血管壁内にも免疫複合体を認めることがある。
組織分類
I型 :正常糸球体 normal
II型 :メサンギウム増殖性糸球体腎炎 mesangial alterations
III型:巣状分節状糸球体腎炎 focal GN
IV型 :びまん性増殖性糸球体腎炎 diffuse proliferative GN
V型 :びまん性膜性糸球体腎炎 diffuse membranous GN
VI型 :硬化性糸球体腎炎 advanced sclerosing GN
治療
- 1. 副腎皮質ステロイド(特にパルス療法)
- 2. 副腎皮質ステロイドと免疫抑制薬の併用療法
- 3. 血漿交換療法
- 4. 抗凝固療法、血液透析
国試
[★]
- 英
- glomerulus (Z)
- 関
- ボウマン嚢、腎小体、腎臓、輸出細動脈#調節
概念
- 1個の腎臓に100万個存在。
- 房状の毛細血管からなる
- 糸球体の毛細血管は有窓型毛細血管である
糸球体の微細構造 (SP.785)
詳細には
血流の調節 (HIM.1742)
- 輸入細動脈:autonomous vasoreactive reflex in afferent arteriole, tubuloglomerular feedback
- 緻密斑でのCl-の低下 = 原尿流速が早い → 腎灌流量の低下と解釈
- 腎灌流圧↑→輸入細動脈の平滑筋収縮
- 腎灌流圧↓→輸入細動脈の平滑筋弛緩
- 緻密斑はNaClの再吸収にとともにATP、(アデノシン)を細胞外に放出。細胞外のecto-5'-nucleotidaseがATPからアデノシンを産生。アデノシンが輸入細動脈のvasoconstrictorとして作用
- loop diureticsは緻密斑でのNaClの再吸収を妨げるので、尿細管糸球体フィードバックを阻害→糸球体濾過量は高レベルに保たれる
- アンジオテンシンIIと活性酸素種は尿細管糸球体フィードバックを増強 → 輸入細動脈収縮 → 糸球体濾過量低下
- NOは尿細管糸球体フィードバックを減弱 → 輸入細動脈弛緩 → 糸球体濾過量上昇
- 輸出細動脈:angiotensin II-mediated casoconstriction of the efferent arteiole
-
臨床関連
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- 英
- glomerulonephritis
- 同
- 腎炎
- 関
- 糸球体病変
症状
臨床的分類
メモ
- 081201
- E:\データセンター\学習\細々とした勉強ファイル\糸球体腎炎_など.xls
[★]
- 英
- segment、segmental
- 関
- 区域、セグメント、体節、分節性、分節状、分節型
[★]
- 英
- segmental
- 関
- 区域、体節、分節、分節性、分節型
[★]
- 関
- 炎光、炎症