頚髄
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/08/27 20:56:00」(JST)
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頸髄または頚髄(けいずい、cervical spinal cord)は脊髄のうち最も高位の部位であり、頭側は延髄に連続し尾側は胸髄に続く。頚髄下位は胸髄よりも径が大きくこの部分を頚膨大と呼ぶ。ここに上肢の筋群を支配するための二次運動ニューロンの核群があり、灰白質(脊髄前角)が大きいためである。
頚髄の神経髄節は8つあり(C1からC8と呼ぶ)、それぞれから1対の脊髄神経が出ている。主に頚部の表在感覚や呼吸筋群そして上肢の筋・表在感覚を支配している。また頭頚部を支配する交感神経もここから出る。 頸髄損傷を起こした場合は節のレベルによって運動麻痺や感覚障害の度合いが異なる[1]。
- 第5頚髄 肘を曲げることができる
- 第6頚髄 手首をそらすことができる
- 第7頚髄 肘を伸ばすことができる
- 第8頚髄 指を曲げることができる
2016年7月、自民党の谷垣禎一幹事長が趣味のサイクリング中に自転車から転倒し、頚髄を損傷して手術・入院した[2]。
関連項目
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- ^ http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000159.html
- ^ http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H0N_W6A720C1EAF000/
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 頸髄損傷 (特集 看護師とリハビリ・スタッフの協働ポイント 疾患別 呼吸リハビリテーションの進めかた)
- 荒井 秀明,二瓶 俊一,宮岡 亮,長田 圭司,新庄 貴文,寺田 忠徳,後藤 慶,原山 信也,相原 啓二,蒲池 正幸
- 産業医科大学雑誌 34(3), 259-264, 2012-09-01
- … 後に軽微な外力により頸髄損傷を合併していたことが判明した症例を経験したので報告する.症例は70歳代女性.意識障害および高度低体温により当院救急外来に搬送された.来院時直腸温26.2℃と高度低体温であったため,直ちに復温処置を行った.復温に伴い意識レベルは改善したが,C5領域以下の麻痺および感覚低下を認めたため,頸髄損傷を疑いMRIを施行.C5頸髄損傷と診断した.偶発 …
- NAID 110009495738
- 急性頸椎・頸髄損傷 (特集 緊急手術の適応基準のup to date)
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★リンクテーブル★
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- 次の文を読み、57~59の問いに答えよ。
- 60歳の男性。歩行困難とめまいのため搬入された。
- 現病歴:本日の午後1時、会読で立って発言中に突然めまいと嘔吐とが出現し、ふらふらして、まっすぐ立っていられなくなった。歩こうとするとふらついてよろけそうになった。
- 既往歴:20年前から高血圧。
- 家族歴:父親が高血圧。
- 現症:意識は清明。身長165cm、体重72kg。体温36.2℃。呼吸数20/分。臥位で脈拍84/分、整。血圧180/90mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛や抵抗を認めない。知能は正常である。頭痛はない。失語・失行・失認を認めない。瞳孔径は右2mm、左5mm。瞼裂は右で狭く、右眼球陥凹を認める。前額部や胸部の発汗は左で目立つ。右の末梢性顔面神経麻痺、右への側方注視麻痺、眼振および右上下肢の小脳性運動失調を認める。視力、眼底所見、対光反射、眼球の幅湊に伴う縮瞳反応、四肢筋力、触覚、深部感覚および四肢の深部腱反射は正常である。構音障害、嚥下障害、病的反射および不随意運動を認めない。
- 入院時検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球430万、Hb 14.5g/dl、Ht41%、白血球6,200、血小板28万、血液生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.9g/dl、尿素窒素8.0mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、AST 24IU/l、ALT 119IU/l、LDH270IU/l(基準176~353)。心電図と頭部単純CTとに異常を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [102B058]←[国試_102]→[102B060]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103B027]←[国試_103]→[103B029]
[★]
- 英
- cervix、cervical
- 関
- 頚、頸髄、頚髄、頸椎、頚椎、頸部、頚部、子宮頸部、子宮頚部
- 各学会、教科書によって「頚」「頸」の統一がなされていない。腹正しいので「頚」に統一。
[★]
- 英
- cervical region、cervix、neck、cervical
- ラ
- collum
- 関
- 頸、頚、頸髄、頚髄、頸椎、頚椎、頚部、子宮頸部、子宮頚部、首
[★]
- 英
- cervical spinal cord, cervical cord
- 同
- 頸髄
- 関
- 脊髄。頚椎
臨床関連
C5:三角筋 C6:上腕二頭筋 C7:上腕三頭筋 C8:指屈筋
[★]
- 英
- cervix、cervical
- 関
- 頸、頸髄、頚髄、頸椎、頚椎、頸部、頚部、子宮頸部、子宮頚部
[★]
頚髄、頸髄
- 関
- cervical、cervical spinal cord
[★]
- 英
- cervical radiculopathy
- 関
- 神経根障害、神経根圧迫、神経根炎、頚髄神経根障害、頸部神経根症、頚部神経根症
[★]
- 英
- hypertrophic cervical pachymeningitis
- ラ
- pachymeningitis cervicalis hypertrophicans
- 関
- 髄膜血管型神経梅毒、髄膜炎
[★]
- 英
- anterior cervical cord syndrome
[★]
- 英
- cervicomedullary junction tumor
[★]
- 英
- pulp、marrow、medulla、pith
- 関
- 延髄穿刺、果肉、骨髄、歯髄、髄質、パルプ、赤色骨髄、黄色髄