- 英
- calcium polystyrene sulfonate
- 商
- アーガメイト、エクスメート、カリエードプラス、カリエード、カリセラム、カリメート、ポスカール、ミタピラリン
- 関
- ポリスチレンスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ケイキサレート
- 関
- その他の循環器官用薬
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ポリスチレンスルホン酸カルシウム(アーガメイトゼリー)内服中に発症したS状結腸穿孔性腹膜炎の1例
- 高橋 広城,今藤 裕之,原 賢康,佐藤 幹則,竹山 廣光
- 日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association 70(2), 578-582, 2009-02-25
- NAID 10024955620
- 血液透析患者にみられたイオン交換樹脂製剤による腸炎の1例
- 山木 万里郎
- 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 41(3), 207-212, 2008-03-28
- … 症例は血液透析歴5年の63歳,女性.飲水食事制限が不十分で高カリウム血症に対しポリスチレンスルホン酸カルシウム(PS-Ca)を,高リン血症に対し炭酸カルシウムおよびコレスチミド(Col)を,および頑固な便秘に対し下剤を内服していた.04年1月貧血および便潜血陽性がみられ大腸内視鏡(CF)を施行.大腸憩室および出血性腸炎と診断され絶食と輸血で軽快.その後暫くは落ち着いていたがエリスロポエチンβ …
- NAID 10023973933
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- 通常成人、ポリスチレンスルホン酸カルシウムとして1日15~30gを2~3回にわけ 、その1回量を水30~50mLに懸濁し、服用する。なお、症状により適宜増減する。 注腸..通常成人1回30gを水または2%メチルセルロース溶液100mLに懸 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量 (1g中)
禁忌
効能または効果
経口投与
- 通常成人1日15?30gを2?3回にわけ、その1回量を水30?50mLに懸濁し、経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
注腸投与
- 通常成人1回30gを水または2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸する。体温程度に加温した懸濁液を注腸し30分から1時間腸管内に放置する。液がもれてくるようであれば枕で臀部挙上するか、或いはしばらくの間膝胸位をとらせる。
水または2%メチルセルロース溶液にかえて5%ブドウ糖溶液を用いてもよい。
慎重投与
- 便秘を起こしやすい患者[腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。]
- 腸管狭窄のある患者[腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。]
- 消化管潰瘍のある患者[症状を増悪させるおそれがある。]
- 副甲状腺機能亢進症の患者[イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。]
- 多発性骨髄腫の患者[イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。]
重大な副作用
- 腸管穿孔、腸閉塞 (頻度不明) があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。これらの病態を疑わせる高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には、投与を中止し、聴診、触診、画像診断等を実施し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 本薬はカルシウム型陽イオン交換樹脂であり、経口投与あるいは注腸後、消化・吸収されることなく、腸管内、ことに下部結腸付近で、自らカルシウムイオンを放出し、カリウムイオンを吸着してふん便中に排泄され、腸管内のカリウムイオンを体外へ除去する。その結果、腎不全時の血清カリウム値の上昇を抑制する。4)
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
(Calcium Polystyrene Sulfonate)
化学構造式:
性状:
- 本品は微黄白色?淡黄色の粉末で、におい及び味はない。
本品は水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- sodium polystyrene sulfonate
- 商
- カリセラム-Na末、ケイキサレート Kayexalate
- 関
- ポリスチレンスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸カルシウム
- その他の循環器官用薬
[★]
ポリスチレンスルホン酸カルシウム
- 関
- Kayexalate、polystyrene sulfonate、sodium polystyrene sulfonate
[★]
ポリスチレンスルホン酸カルシウム
[★]
ポリスチレンスルホン酸カルシウム
[★]
ポリスチレンスルホン酸カルシウム
[★]
- 英
- calcium
- 関
- カルシウムイオン、リン
- calcium channel blockers, calcium channels
基準値
- 血清総Ca 8.6-10.1 mg/dl(臨床検査法提要第32版)
- 8.6-10.2 mg/dL (QB) だいたい 9.4 ± 0.8
- 血清Caイオン 1.15-1.30 mmmol/l(臨床検査法提要第32版), 4.6-5.1 mg/dl
血液ガス
- 血液ガスでは (mEq/l)で出されるが 4倍すれば (mg/dl)に変換できる 原子量が約40ゆえ
溶解度積
リン酸カルシウム
|
366x10-6
|
(30℃)
|
リン酸カルシウム
|
0.35x10-6
|
(38℃)
|
炭酸カルシウム
|
0.0087x10-6
|
(25℃)
|
酒石酸カルシウム
|
0.0077x10-6
|
(25℃)
|
シュウ酸カルシウム
|
0.00257x10-6
|
(25℃)
|
オレイン酸カルシウム
|
0.000291x10-6
|
(25℃)
|
パルチミン酸カルシウム
|
0.000000161x10-6
|
(23℃)
|
カルシウムの吸収(SP.744)
- +健康成人の1日あたりの食物Ca摂取0.6g
- +消化管分泌物と脱落上皮細胞のCa 0.6g
- -吸収されるCa 0.7g
- -そのまま排泄 0.5g
- 正味吸収されるCa 0.1g
カルシウムの吸収部位
カルシウム代謝の調節機構
副甲状腺ホルモン
- 1. 破骨細胞に作用してCa,Pが血中へ。
- 2. 腎の遠位尿細管に作用してCa再吸収の亢進、近位尿細管でのP再吸収の抑制。
- 3. 近位尿細管に作用して酵素を活性化し、1,25水酸化ビタミンD3の産生亢進。
1,25(OH)2D3
- 1. 空腸からのCaとPの吸収。
- 2. 骨形成促進。
- 3. 遠位尿細管でのCaとPの再吸収促進。
- 4. 副甲状腺ホルモンの合成を抑制
尿細管における部位別カルシウム輸送
- 糸球体で濾過されるのはイオン化Caと陰イオン複合型Ca(蛋白結合型Caは濾過されない)
- 濾過されたカルシウムのうち95%が再吸収される。
- 近位尿細管:60-70%
- ヘンレループ:20-25%
- 遠位尿細管、集合管:10-15%
近位尿細管
- Na+依存的に再吸収。受動輸送80%、能動輸送20%
- 基底側のCa2+ ATPase, 3Na+-Ca2+逆輸送系
ヘンレループ
- 太いヘンレループ上行脚で
- 受動輸送:管腔内電位が正であるため
遠位尿細管~集合管
- 糸球体濾過量の10-15%が再吸収されている → 量としては少ないが能動的に吸収が行われる部位。
- 能動輸送:管腔内電位が負であるため。
- PTH、カルシトニンに調節されている
- チアジド系利尿薬により細胞内Na↓となるとCa再吸収↑となる!!!! ← ループ利尿薬と違う点。よって高カルシウム血症が起こることがある。
接合尿細管
- 管腔側:Ca2+チャネル/非選択的カチオンチャネル
- 基底側:Na+-K+ ATPase, 3Na+-Ca2+交換系
尿細管におけるカルシウムの輸送の調節 SP.796
- Ca2+の尿中排泄量はNa+の尿中排泄量と比例。循環血漿量が増加するとCa2+排泄も増加
- Ca2+の尿中排泄量は血漿Ca2+濃度と比例する。
血清カルシウム濃度
- 血液中でCa2+は調節を受けて一定に保たれるが、蛋白と結合しているCaはアルブミンの量によって増減する。
- 血清アルブミン濃度 4 g/dl、血清Ca濃度 9mg/dl。補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
- 血清アルブミン濃度 2 g/dl、血清Ca濃度 7mg/dl。 → 大変!!低カルシウム血症!! → ホント? ってことになる。アルブミンの量が減ってAlb-Caが減っただけで生理的に重要なCa2+は保たれているのではないか。 → こんな時に補正Ca濃度を用いるのである
- →補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
- つまり、低アルブミン血症ではCa2+は保たれているにもかかわらず、血清Caは低値となりそのままでは評価できないために補正を行う。
- 補正Ca濃度(mg/dl)=Ca実測値(mg/dl)+(4-血清アルブミン濃度(g/dl)) ・・・Payneの式
- アルブミンのpIは7より小さく、アシデミアでは負に帯電しているアルブミンが減少、アルカレミアでは負に帯電しているアルブミンが増加する。すなわち、pHが下がるとアルブミンとくっつなくなったCaが増加するので、血液pH0.1の低下につきfreeイオン化Ca(Ca2+)は0.12mg/dl増加する???????????
循環血液量
血清Ca濃度
- 血清Ca濃度↑→PTH↓
- 生理活性のあるのはイオン化Ca(Ca2+)のみ
- 血清Ca濃度=イオン化Ca(45%) + 蛋白結合型Ca(40%) + 陰イオン複合型Ca(15%)
- イオン化Caは一定に保たれる
pH
- アシドーシス :pHが小さくなると負電荷減少:蛋白のCa結合能↓、イオン化Ca↑
- アルカローシス:pHが大きくなると負電荷増加:蛋白Caの結合能↑、イオン化Ca↓→Ca欠乏(低カルシウム血症)
低蛋白血症
- 低蛋白血症の際、蛋白結合型Caは減少するが、イオン化Ca一定。
尿中カルシウム
血中カルシウムと尿中カルシウム
- 薬剤などの影響がなければ、血中カルシウムと尿中カルシウムは相関がありそうである → 副甲状腺ホルモン
血清カルシウムと心電図
元素
- 金属元素。周期表第2族アルカリ土類金属元素
- 原子番号:20
- 元素記号:Ca
- 原子量 40.078 g/mol
臨床関連
参考
- http://www.orth.or.jp/osteoporose/caseizai.html
[★]
- 英
- polystyrene sulfonate
- 化
- ポリスチレンスルホン酸ナトリウム sodium polystyrene sulfonate、 ポリスチレンスルホン酸カルシウム calcium polystyrene sulfonate
- 商
- アーガメイト、エクスメート、カリエード、カリエードプラス、カリセラム、カリメート、(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)ケイキサレート、ポスカール、ミタピラリン
[★]
- 英
- styrene
- 同
- スチロール styrol、フェニルエチレン phenylethylene、ビニルベンゼン vinylbenzene
- 関
- 有機溶剤中毒予防規則、マンデル酸、スチレン中毒
参考
- 1. 化学物質の初期リスク評価書Ver. 1.0No.52スチレン - NITE-化学物質管理分野
- http://www.safe.nite.go.jp/management/data/52/initrisk.html
[★]
- 英
- squirrel
- 関
- シマリス、リス科、ジリス属、プレーリードッグ
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- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義