エトスクシミド
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- 抗てんかん薬、特にエトサクイシミド(商品名ザロンチン、エピレオ)の副作用について お話します。
- 総称名, ザロンチン. 一般名, エトスクシミド. 欧文一般名, Ethosuximide. 製剤名, エトス クシミドシロップ. 薬効分類名, 抗てんかん剤. 薬効分類番号, 1139. KEGG DRUG, D00539 商品一覧 相互作用情報. JAPIC, 添付文書(PDF) ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ザロンチンシロップ5%
組成
有効成分
添加物
- クエン酸ナトリウム水和物、安息香酸ナトリウム、サッカリンナトリウム水和物、白糖、グリセリン、pH調節剤、香料、バニリン、エチルバニリン、プロピレングリコール、赤色三号、黄色五号
禁忌
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
- 重篤な血液障害のある患者[症状を悪化させることがある。]
効能または効果
定型欠神発作 (小発作)
- 小型 (運動) 発作[ミオクロニー発作、失立 (無動) 発作、点頭てんかん (幼児けい縮発作、BNSけいれん等)]
- エトスクシミドとして、通常成人1日0.45〜1.0gを2〜3回に分割経口投与する。小児は1日0.15〜0.6gを1〜3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 肝障害、腎障害のある患者[肝障害、腎障害のある患者では一般に排泄が遅延する傾向があるので薬物の体内蓄積による副作用の発現に注意すること。]
- 薬物過敏症の既往歴のある患者[過敏症 (発疹等の皮膚症状) を再発させるおそれがある。]
重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群
頻度不明
- 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson Syndrome) (発熱、皮膚・粘膜の発疹又は紅斑、壊死性結膜炎等の症候群) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
SLE様症状
頻度不明
- SLE様症状 (発熱、紅斑、筋肉痛、関節炎、関節痛、リンパ節腫脹、胸部痛等) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
再生不良性貧血、汎血球減少
頻度不明
- 再生不良性貧血、汎血球減少があらわれることがあるので、このような場合には、減量するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗痙攣作用
- ラットを用い、ペンテトラゾール (95mg/kg皮下投与) により誘発した間代性痙攣発作に対して、125mg/kg (経口) の用量で筋痙攣を完全に抑制し、この抗痙攣作用は、トリメタジオンの作用に類似している7)。
脳波
- 特有の脳波 (3/sec spike & wave) を呈する定型欠神発作の脳波所見を改善する8)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名:
- (2RS )-2-Ethyl-2-methylsuccinimide
分子式
分子量
性状
- 白色のパラフィン状の固体又は粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
メタノール、エタノール (95)、ジエチルエーテル又はN , N -ジメチルホルムアミドに極めて溶けやすく、水に溶けやすい。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- antiepileptic drug
- 関
- 抗てんかん薬
商品
[★]
- 英
- ethosuximide, ESM
- ラ
- ethosuximidum
- 同
- エトサクシミド
- 商
- ザロンチン、エピレオプチマル、Zarontin
- 関
- 抗てんかん薬