- 英
- viremia
- 関
- [[]]
WordNet
- the presence of a virus in the blood stream; "viremia spread the smallpox virus to the internal organs" (同)viraemia
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ウイルス血症(英: viremia, viraemia)とはウイルスが血流に侵入し全身へと移動する医学的状態。類似の用語として細菌が血流に侵入する菌血症(en:bacteremia)がある。[1]
目次
- 1 一次ウイルス血症と二次ウイルス血症
- 2 Active versus Passive
- 3 関連項目
- 4 引用文献
一次ウイルス血症と二次ウイルス血症
一次ウイルス血症は初期の感染部位から血液への最初の拡散を意味する。
二次ウイルス血症は一次ウイルス血症のにより感染した組織からウイルスが再び循環系に侵入することである。
一般に二次ウイルス血症によって多量のウイルス排出(en:viral shedding)が生じ、血流を介して初期の感染部位より効率よく増殖できる自然宿主細胞へと辿り着く。[2].
この特徴をよく示す例として狂犬病ウイルスが挙げられる。[3].
一般に狂犬病に罹患しているイヌによる咬傷によって狂犬病ウイルスは初期感染部位である筋組織に侵入して増殖する。ウイルス血症とウイルス排出によって第二の感染部位である中枢神経系へ移動する。一般に中枢神経系に侵入後の二次ウイルス血症の結果として発症する。[4].二次ウイルス血症前のワクチン接種は有効である。
発症後は脳でウイルス排出が生じており、ワクチネーション(en:Vaccination)は有効ではなく、死に至る(Jeanna Gieseが治癒した唯一の例である)。二次ウイルス血症前のワクチネーションは有効である。
Active versus Passive
「活動性の」ウイルス血症はウイルスが複製され血流に侵入することで起こる。その一例として、麻疹では気道の上皮粘膜で第一次ウイルス血症を発症し、そこでウイルスが複製されて基底細胞層から排出され毛細血管や血管に流入する[5]。
「受動的な」ウイルス血症は血流へのウイルス侵入にウイルス複製を要しない。一例としてカが媒介するウイルスが外傷から、または輸血によって流入するなどがある[6]。
関連項目
引用文献
- ^ Ryan KJ, Ray CG (editors) (2004). Sherris Medical Microbiology (4th ed. ed.). McGraw Hill. pp. 881. ISBN 0838585299.
- ^ Cerino A, Bissolati M, Cividini A, Nicosia A, Esumi M, Hayashi N, Mizuno K, Slobbe R, Oudshoorn P, Silini E, Asti M, Mondelli MU. "Antibody responses to the hepatitis C virus E2 protein: relationship to viraemia and prevalence in anti-HCV seronegative subjects." J Med Virol. 1997 Jan;51(1):1-5.
- ^ Lodmell DL, Dimcheff DE, Ewalt LC. "Viral RNA in the bloodstream suggests viremia occurs in clinically ill rabies-infected mice." Virus Res. 2006 Mar;116(1-2):114-8. Epub 2005 Oct 19.
- ^ Gribencha SV, Barinsky IF. "Viraemia in rabies." Acta Virol. 1982 Jul;26(4):301.
- ^ Mulupuri P, Zimmerman JJ, Hermann J, Johnson CR, Cano JP, Yu W, Dee SA, Murtaugh MP. "Antigen-Specific B-cell Responses to Porcine Reproductive and Respiratory Syndrome Virus Infection." J Virol. 2007 Oct 17
- ^ Lai CJ, Goncalvez AP, Men R, Wernly C, Donau O, Engle RE, Purcell RH. "Epitope determinants of a chimpanzee dengue virus type 4 (DENV-4)-neutralizing antibody and protection against DENV-4 challenge in mice and rhesus monkeys by passively transferred humanized antibody." J Virol. 2007 Dec;81(23):12766-74. Epub 2007 Sep 19.
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 診断と治療のTopics 低レベルHIVウイルス血症の評価と検査方法の変遷
- 多剤耐性変異を認めた悪性リンパ腫合併B型慢性肝炎に対しテノフォビルが著効した一例
- 渡邊 綱正,菅内 文中,楠本 茂,新海 登,飯尾 悦子,松浦 健太郎,日下部 篤宣,宮木 知克,野尻 俊輔,田中 靖人
- 肝臓 53(1), 35-41, 2012
- … .倫理委員会承認のもと,テノフォビル(TDF)+LVD併用療法を開始し,ウイルス量の低下と肝炎の改善が得られた.合併する悪性リンパ腫に対して,化学療法後にB型肝炎キャリアである実兄から同種骨髄移植を施行した.移植後ドナー由来の野生株によるウイルス血症を呈したが,治療継続により改善した.今回,多剤耐性変異株,かつドナー由来の野生株ウイルスに対し,TDFが著効した症例を経験したため報告する. …
- NAID 130002098067
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★リンクテーブル★
[★]
- ☆case78 発熱
- ■症例
- 36歳 男性
- 主訴:発熱、筋痛
- 現病歴:発熱、背中・四肢周辺の筋肉の痛みを訴えて来院。患者はインフルエンザと考えていたが、9-10日間症状が持続。3日間下痢症状が見られたが、現在はない。
- 先週くらいから口の痛みが続いており摂食が困難であるが、空腹感はないとのこと。彼は体重は2,3kg減少したと考えている。
- (発熱、筋痛のこと?)症状が始まったときから中等度の紅斑性赤色の皮疹(erythematous rash)を胸部と腹部が出現し、現在は消退した。
- 過去に行きつけのにたいしたことのない訴えで診療所を訪れていた。過去3年の間ベトナムやタイに行くためのワクチンを接種してもらうためにpracticeに行っていた。最後の旅行は、3ヶ月前に海外に旅行した。12ヶ月前のHIV testは陰性であった。
- 嗜好品:タバコ:10本/日。アルコール:20-30 unit/week(缶ビール(350ml)6本弱本/週)。違法薬物(illicit drug)はやっていない。
- 既往歴:特記事項無し
- 家族歴:特記事項無し
- 社会歴:事務弁護士として働いている。
- 生活歴:独身であり、一人住まいである。過去に多数の同性・異性関係があった。
- 身体所見 examination
- 体温 38℃、脈拍 94/分、呼吸数 16/分、血圧 124/78mmHg。心血管系、呼吸器系に異常なし。口腔内潰瘍2ヵ所 直径5-10mm。両側の頚部リンパ節を触知し、わずかに有痛性。肝脾腫を認めず。皮疹は認められない。
- 検査所見 investigations
- 正常
- 腺熱のスクリーニング検査:陰性
- ■要点
- ・一週間以上続く感染症かな?
- ・インフルエンザは経過が長くない。
- ・頚部リンパ節腫脹 + 口腔内潰瘍
- ・体温上昇が持続
- ・出現して消失した皮疹
- ・血液所見正常、腺熱(伝染性単核球症)の検査は陰性
- ・これらの所見は腺熱で最もなんだけどね
- ・性感染症を疑うキーワード
- ・同性愛者との性的接触
- ・ベトナム、タイへの旅行
- ・HIVを否定するキーワード
- ・12ヶ月前のHIV test陰性
- ・感染後4-6週後にHIV seroconversion illnessが起こる。HIVテストが陰性でもp24 antigenやHIV virus RNAの証明で診断されうる。
- ・そのほかの疾患に当てはまるか?
- ・二期梅毒(secondary syphilis)
- ・当てはまらない点:皮疹は全身性。リンパ腫は無痛性。
- ・肝炎:全身性の前駆症状を呈する
- ・当てはまらない点:肝臓は正常
- ・リンパ腫:リンパ腺腫、発熱
- ・当てはまらない点:口腔内潰瘍、皮疹
- ・診断
- ・血清学的検査:陰性だったらリンパ節生検を考慮
- ・オチ:検査したら、ウイルス血症であった。抗レトロウイルス療法はHIVの明らかな暴露、あるいは暴露の危険が高いとき抗レトロウイルス療法は感染のリスクを減らすのに有効。この段階でウイルス負荷をモニターするための説明と準備が支持的である。
- ■key points
- ・HIV感染した人の50%でseroconversion illnessが起こる
- ・既感染もしくは針刺しのようなハイリスクに暴露した症例では、即座おこなう抗レトロウイルス療法がよく適応となる。すぐに助言を求めるべきである。
- □アルコールのunit
- 1 unit = 10 ml of ethanol
- 350ml アルコール5% → 350x0.05/10=1.75 unit
- ■glossary
- practice
- n.
- 実施、実行、実践、実際。経験。(数学)実算
- (個人の)習慣。(社会の)慣行、慣例、習わし
- (教会)礼拝式
- 練習、実習、稽古
- 熟練(skill)、手腕
- (医師・弁護士などの)業務、営業。事務所、診療所
- 患者、事件依頼人
- solicitor
- n.
- (米)(地域の)法務官、(州の)巡回検事◆州によっては法務官をattorneyと呼ぶこともある。
- (英)事務弁護士◆事務処理だけをする弁護士。法廷弁護士と訴訟依頼人との間で裁判事務を扱う弁護士。ある種の開催板書を除いて法廷での弁論権がない
- prodrome
- n.
- (医)前駆症状、前駆症、前徴、前兆
[★]
ウイルス血症
- 関
- viremia、viremic
[★]
- 英
- primary viremia
- 関
- 二次ウイルス血症
[★]
- 英
- cytomegalovirus viremia、CMV viremia
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- 英
- sis, pathy