UpToDate Contents
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- 1. 成人の喘息の急性増悪:家庭および診療所でのマネージメントacute exacerbations of asthma in adults home and office management [show details]
…appropriately . The management of acute asthma exacerbations will be presented here. An overview of asthma management, emergency department and inpatient management of asthma exacerbations in adults, identification …
- 2. 成人の喘息の急性増悪:救急外来および入院病棟でのマネージメントacute exacerbations of asthma in adults emergency department and inpatient management [show details]
…invariably increased in acute asthma, resulting in hyperventilation and a correspondingly decreased PaCO2. Thus, a normal PaCO2 (eucapnia) during an asthma exacerbation indicates that airway …
- 3. 12歳未満の小児の喘息の急性増悪:救急外来でのマネージメントacute asthma exacerbations in children younger than 12 years emergency department management [show details]
…emergency department (ED) management of the child with an acute asthma exacerbation is presented below. Management of acute asthma exacerbations in the home, office/outpatient clinic, and inpatient settings …
- 4. 12歳未満の小児の喘息の急性増悪:病棟でのマネージメントacute asthma exacerbations in children younger than 12 years inpatient management [show details]
…oral, for children with acute asthma exacerbation who require hospitalization. Systemic glucocorticoids are an important component of the management of asthma exacerbations due to their ability to decrease …
- 5. 12歳未満の小児の喘息の急性増悪:家庭や診療所でのマネージメントおよび重症度評価acute asthma exacerbations in children younger than 12 years home office management and severity assessment [show details]
… This topic addresses home and office management of asthma exacerbations in children, including how to assess the severity of an asthma exacerbation. Additionally, it reviews transfer to the ED and indications …
Japanese Journal
- 是松 聖悟
- 日本小児アレルギー学会誌 33(1), 75-78, 2019
- … アレルゲン感作は気道感染時の免疫反応を抑制し, 気道感染はアレルゲン感作を促進する.</p><p> また, 2009年のインフルエンザA (H1N1) pdm09, 2015年のエンテロウイルスD68の流行時は, それまで喘息の診断を受けていなかった, または間欠型であった小児における喘息の急性増悪を惹起した.</p><p> 小児喘息と気道感染の疫学的かつ免疫学的な関連を究明することは両者の予防・治療に有用と思われる.</p> …
- NAID 130007628966
- 症例報告 小児気管支喘息の急性増悪3例の肺音に関する検討
- 坂間 隆,額賀 真理子,兵頭 裕美,煙石 真弓,田端 秀之,平井 康太,加藤 政彦,望月 博之
- 日本小児科学会雑誌 = The journal of the Japan Pediatric Society 122(4), 767-773, 2018-04
- NAID 40021558238
- ウイルス感染による喘息の急性増悪 (特集 ウイルス感染と気管支喘息)
Related Links
- 喘息増悪のある患者には,急性増悪の際に,吸入サルブタモールまたは類似の短時間作用型β2作動薬を2~4パフ,20分間あけて最大3回自己吸入し,可能であればPEFを測定するよう指導すべきである。これらの短時間作用型のレスキュー ...
- 岐阜県版 成人気管支喘息急性増悪に対する対応マニュアル 喘息カードを持参している場合 喘息カードを持参していない場合 帰宅条件、入院・転送適応、呼吸管理について フローチャート 喘息発作(急性増悪)の強度に対応した管理法
- 3.急性増悪時の対応 熱田 了 要旨 気管支喘息患者は気道過敏性を有するために,健常人が問題とならないような,微細な環境変化に反応 して発作性の気道収縮(喘息発作;急性増悪)を生じる事がある.重篤な喘息発作は喘息死を
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bronchial asthma
- 同
- 喘息 asthma
- 関
- 喘息発作(喘息の急性増悪)
概念
- 気道の慢性炎症、気道過敏性、可逆性の気道閉塞を呈する
疫学
病型
- アトピー型:小児に多く、60-70%は成人になる前に寛解
- 感染型
- 混合型
病態生理
- 遺伝子素因を背景とした気道過敏性が存在し、ある誘因により気道閉塞が起こる。これが喘息症状を引きおこす。
- ここに気管炎症が加わると、気道過敏性亢進、気道閉塞を直接引きおこすほか、気道リモデリングを促してさらに気道過敏性亢進・気道閉塞を亢進させる。
- この病態の中で、気道に起こっている変化は次のようにまとめられる。
- 可逆的変化 :気道上皮細胞の剥離、粘液栓、炎症細胞(好酸球など)の浸潤、粘膜・粘膜下の浮腫、うっ血
- 不可逆的変化:平滑筋の肥厚、気道上皮下の線維性肥厚、気道上皮での杯細胞の過形成、気道粘膜下の血管新生
気流制限をきたす機序
- 気流制限は4つの機序により成立
- (1)気道平滑筋収縮、(2)気管壁の浮腫、(3)気道粘液分泌、(4)気道壁リモデリング
気管炎症
- 好酸球性気道炎症:好酸球、肥満細胞、リンパ球などの炎症細胞がサイトカインと化学伝達物質などを介して炎症を惹起する。
- リンパ球
- 肥満細胞
- 好酸球
- 気道上皮細胞
- 気管支平滑筋
- 気管支分泌腺
気管壁リモデリング
- 慢性の炎症状態 → 永続的な気道壁の肥厚 → 不可逆的な気流制限
- (1) 基底膜下にコラーゲンが沈着 → 気道粘膜の線維化
- (2) 気管支平滑筋の肥厚、過形成
- (3) 粘膜下線過形成
気道過敏性
- 非特異的な刺激により気管支平滑筋が容易に収縮する状態
- ヒスタミン、アセチルコリン、メサコリンの希釈系列を投与してFEV1.0が20%以上低下する閾値を測定して評価
- 気道過敏性と喘息の重症度が相関する。
検査
- 高値であることが多く、その場合には抗原の同定を行う。
- IgEの値と症状には相関関係がない。
症状
身体所見
診断
成人喘息での診断の目安
- 参考1
- 成人喘息の診断基準はない
- 1.発作性の呼吸困難、喘鳴、咳(夜間、早朝に出現する傾向)の反復
- 2.可逆性気流制限:自然に、あるいは治療により寛解する。PEF値の日内変動20%以上、β2刺激薬吸入により1秒量が12%以上増加かつ絶対量で200mL以上増加
- 3.気道過敏性の亢進:アセチルコリン、ヒスタミン、メサコリンに対する気道収縮反応の亢進
- 4.アトピー素因:環境アレルゲンに対するIgE抗体の存在
- 5.気道炎症の存在:喀痰、末梢血中の好酸球数の増加、ECP高値、クレオラ体の証明、呼気中NO濃度上昇
- 6.鑑別診断疾患の除外:症状が他の心肺疾患によらない
治療
-
-
- β2受容体に結合→Gsα活性化→[cAMP]i↑
- 副作用:振戦、動悸
- PDE阻害→[cAMP]i↑。抗炎症作用もあるらしい(T細胞、好酸球に対する作用(SPU.241))
- 安全域(有効安全治療濃度閾)が狭いので、血中濃度モニタリングが必要。5-15μg/ml
- 副作用:悪心、嘔吐、頻脈、不整脈
- M3受容体に拮抗して作用を発現。作用力、即時性ともにβ2作動薬より劣る。(SPU.242)
- β2作動薬と併用するらしい。
- イプラトロピウム
-
- 化学伝達物質遊離抑制薬、ヒスタミンH1機構薬、ロイコトリエン拮抗薬、トロンボキサンA2阻害薬。
薬物療法に用いられる薬剤
長期管理薬 (コントローラー)
|
・ステロイド薬(吸入、経口)
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・テオフィリン徐放製剤
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・長時間作用性β2刺激薬(吸入、経口、貼付)
|
・抗アレルギー薬
|
・ロイコトリエン受容体拮抗薬
|
・メディエーター遊離抑制薬
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・ヒスタミンH1拮抗薬
|
・トロンボキサン阻害薬
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・Th2サイトカイン阻害薬
|
発作治療薬 (リリーバー)
|
・ステロイド薬(注射・経口)
|
・短時間作用性β2刺激薬(吸入・経口・注射)
|
・アミノフィリン点滴静注
|
・短時間作用性テオフィリン製剤(経口)
|
・抗コリン薬(吸入)
|
ガイドライン
- 1. 一般臨床医のための喘息治療ガイドライン2007
- http://www.jaanet.org/medical/guide.html
国試
[★]
- 英
- asthmatic attack
- 同
- 喘息の急性増悪 acute exacerbation ofasthma
- 関
- 気管支喘息発作、喘息発作重積状態、気管支喘息
概念
- 気管支喘息患者に起こる発作。
- 症状は咳、喘鳴、呼吸困難であり、病態として気道狭窄と気道の過敏性が存在している。身体所見としてはweezeを聴取し、呼気の延長が見られる。
管理
- 参考1
治療目標: 呼吸困難の消失、体動、睡眠正常、日常生活正常ピークフ口-(PEF)の正常値(予測値できれば自己最良値70%以上)、,酸素飽和度>90%*、平常服薬・吸入で喘息症状の悪化なし
|
喘息症状の程度
|
呼吸困難
|
動作
|
治療
|
自宅治療可/救急/外来入院/ICU**
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検査値*
|
1.軽度
|
苦しいが横になれる
|
やや困難
|
・β2刺激薬吸入、頓用*1 ・テオフイリン薬頓用
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自宅治療可
|
PEF 70~80%
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2.中等症
|
苦しくて横になれない
|
・かなり困難 ・かろうじて歩ける
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・β2刺激薬ネブライザー吸入反復*2 ・β2刺激薬皮下注(ボスミン)*3 ・aminophylline点滴*4 ・副腎皮質ステロイド薬静注*5 ・酸素*6 ・抗コリン薬吸入考慮
|
救急外来 ・1時間で症状が改善すれば帰宅治療へ ・4時間で反応不十分/2時間で反応なければ入院し高度喘息症状の治療へ
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PEF 50~70% PaO2 60Torr以上 PaCO2 45Torr以下 SpO2 90%以上..
|
3.高度
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苦しくて動 けない
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・歩行不能 ・会話困難
|
・β2刺激薬皮下注(ボスミン)*3 ・aminophylline持続点滴*7 ・副腎皮質ステロイド薬静注反復*5 ・酸素*8 ・β2刺激薬ネプライサ吸入反復*2
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救急外来 ・1時間以内に反応なければ入院治療 ・悪化すれば重篤症状の治療へ
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PEF 50%以下 PaO2 60丁0rr以下 PaCO2 45Torr以上 SpO2 90%以下.:
|
4. 重篤症状 (大発作の治療に反応しない 発作・上記治療でも悪化)
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(状態) ・チアノーゼ ・錯乱 ・意識障害 ・失禁 ・呼吸停吐
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・会話不能 ・体勤不能
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上記治療継続. ・症状、呼吸機能悪化で挿管*9 ・酸素吸入にもかかわらずPaO2 50Torr以下および/または意識障害を伴う急激なPaCO2の上昇 ・人工呼吸*9 ・気管支洗浄 ・全身麻酔(isoflurane, sevoflurane, enflurane etc.)を考慮
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ただちに入院、ICU**
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PEF 測定不能 PaO2 60Torr以下 PaCO2 45Torr以上 SpO2 90%以下
|
参考
- 1. 呼吸器疾患最新の治療2004-2006 p.261
国試
[★]
- (悪感情などの)激化、(病気などの)悪化
- ある疾患ないし症状が重篤になること。
- 関
- (vt.)exacerbate (苦痛・病気・恨みなどを)悪化させる(増悪、激化)させる、(n.)exacerbation
- (n.)deterioration, (n.)aggravation, (vt.)deteriorate, (vt.)aggravate
- 増悪因子
[★]
- 英
- acute
- 関
- 急性的、鋭い、鋭形、急性型
[★]
- 英
- acute exacerbation
- 関
- 急性増悪期
[★]
- 英
- breath
- 関
- 呼吸、一呼吸
[★]