- 英
- breath
- 関
- 呼吸、一呼吸
WordNet
- a short respite (同)breather, breathing place, breathing space, breathing spell, breathing time
- a slight movement of the air; "there wasnt a breath of air in the room"
- the air that is inhaled and exhaled in respiration; "his sour breath offended her"
- the process of taking in and expelling air during breathing; "he took a deep breath and dived into the pool"; "he was fighting to his last breath"
PrepTutorEJDIC
- 〈U〉『息』,『呼吸』;UC〉1回の吸気(め気) / 〈C〉(風の)そよぎ;(…の)かすかなかおり《+『of』+『名』》 / 〈C〉(…の)ささやき(whisper)《+『of』+『名』》
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/05/18 00:16:27」(JST)
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息(いき、breath)とは、
- 口や鼻から はいたりすったりする空気のこと。特に はく空気(=呼気)のほうを指す[1]。はく息を呼気と言い、吸う息を吸気と言う[1]。
- 呼吸作用[1]。→呼吸を参照のこと。
- (音声学)声帯の振動を伴わない呼気[1]。
- (複数の人がひとつのことを行う場合の)調子[1]。リズム。「息が合う」などと使う。
- 芸道の深い要領[1]。
目次
- 1 概説
- 1.1 はくあるいは吸う 空気
- 1.2 呼吸作用
- 1.3 調子、要領
- 1.4 いのち
- 1.5 他
- 2 参考文献
- 3 脚注
- 4 関連項目
- 5 関連書
概説
はくあるいは吸う 空気
息とは口や鼻からはく空気のことであり、また吸う空気も指す。
水泳のクロール、平泳ぎ、バタフライなどでは、息継ぎのしかたやタイミングは重要で記録に響いてくる。水泳では水面上に口を出していられる短い時間のうちに息を吸わなければならないので、吸う前段階として意識的に水中で息を充分に吐いておく(吐ききっておく)ことが重要である、と水泳の解説書などには書かれている。
身体を速く動かしすぎて呼吸がそれに追いつかず乱れることなどを息切れと言う。
声楽や管楽器演奏などでは、基本的に息をはきつつ音を出すが、息を吸う(息継ぎ、ブレス)のタイミングは重要で、これは楽譜にあらかじめ表記されていることがあり、また、表記されていない場合、各演奏者がフレーズとの兼ね合いや自分の肺活量も考慮しつつ息継ぎの記号を楽譜に記入することもある。
失望した時や緊張が解けた時などにする長い息(深い息)をため息(溜め息)と言う。
最近の日本人は、物質的な恍惚を求めるあまりに、息を疎かにしてしまっている、と五木寛之、玄侑宗久は言う[2]。 たった一回の息が、全身のすみずみまで運搬されている。時には、息に意識を向け、息を調え、吸った息を活かせば、心身の調子を整えて健康的に過ごすこともでき、さらには生活まで改善可能だという[2]。
「呼吸法」も参照
呼吸作用
息という語は呼吸作用も意味する。生物学や医学の領域では「呼吸」と言う用語でそれについて説明している。
詳細は「呼吸」を参照
調子、要領
「息」は調子や要領、などといった意味も持つ。ふたり以上の人がひとつのことをする場合には、理屈や言葉では表現しにくい、ちょっとした調子や加減やリズムなどが結構重要になってくることがある。二人以上の人の調子が合っていることを「息が合う」と言い、その反対を「息が合わない」などと言う。
様々な芸の道でも、初級・中級段階を超えてその道を極めてゆくとやがて、言葉では表現しにくい微妙な要領が重要だと気づかされることもある。こうした微妙な要領を「息」と呼ぶ。
いのち
古代ギリシャでは息は「Ψυχή (プシュケー)」と言ったが、この語はやがて命や魂・心まで指すようになった。(日本語でも「いき (息)」から派生して、「いきる(生きる)」という表現が生まれたという[3])。古くから息はいのちのもっとも明らかなしるしだとされていたわけである。
ヘブライ語では「 רוח (ルーアハ)」という語があったが、それが古典ギリシャ語に翻訳される時は別のギリシャ語、πνευμα(プネウマ)が当てられたが、この語はπνεωを語源としており、「大いなるものの息」という意味である。ラテン語に訳される時はspiritus(スピリトゥス)の語が当てられ、この語感は現代英語のspirit(スピリット)へと継承されている。
生死を見分ける基本的な方法として まず息をしているかどうかを確かめるという方法は現在でも広く行われている。「まだ、いきがある」「だめだ、もういきをしていない」などと言う。
作品が影響力や“いのち”を持っている場合に「息が通った作品」などと言う。作品などが長く生命を保っていることを「息が長い」と言うことがある。
英語ではinspiration インスピレーションと言うと神の息吹を吹き込まれること、つまり霊感を吹き込まれることを言い、expiration エクスピレーションと言うと、息を吐くこと(抜けること)や、いのちが無くなること(=死)などを意味する。
他
他人や自分の息に匂いが感じられることがあるが、これは様々なことが原因で起きうる。歯磨きなどをして口内を清潔に保つことや、匂いの元になるような食品を避けることや、健康に気をつけ、ストレスを避け、胃の調子などを整えることなどである程度防ぐことができることも多いと言う。近年では息をさわやかにするためのガムやキャンディーなども販売されている。(息の匂いについては口臭を参照のこと。)
参考文献
五木寛之、玄侑宗久『息の発見』角川書店、2010
脚注
- ^ a b c d e f 広辞苑 第五版 p.124
- ^ a b 五木寛之、玄侑宗久『息の発見』角川書店、2010
- ^ 『日本語語源大辞典』2005、『大言海』1932年
関連項目
関連書
- 川口陽子『「息さわやか」の科学』明治書院、2009 ISBN 462568434X
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 最後の一息まで : 青木昌彦教授を偲んで (特集 追悼 青木昌彦教授 : 比較制度分析への道)
- 米大統領選で潮目が変わった! TPP頓挫、日米安保は幻想に、超円高でアベノミクスは逆回転… "劇薬"トランプが安倍政権の息の根を止める : トランプリスクはこれからが本番!
Related Links
- デジタル大辞泉 息の用語解説 - 1 口・鼻から空気を吸ったり吐いたりすること。また、 吸う空気や吐く空気。「大きく―をする」「―が荒い」 2 二人以上で何かをする場合の、 相互の気持ちのかねあい。調子。呼吸。「二人の―がぴったりだ」 3 芸事の要領・こつ。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ビクロックスシロップ8%
組成
成分・含量
添加物
- 結晶セルロース
カルメロースナトリウム
サッカリンナトリウム水和物
アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
亜硫酸水素ナトリウム
クエン酸ナトリウム水和物
パラオキシ安息香酸メチル
パラオキシ安息香酸プロピル
クエン酸水和物
エタノール
香料
禁忌
- 本剤の成分あるいはバラシクロビル塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
[成人]
- 単純疱疹
- 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制
- 帯状疱疹
[小児]
- 単純疱疹
- 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制
- 帯状疱疹
- 水痘
- 性器ヘルペスの再発抑制
- 小児の性器ヘルペスの再発抑制においては、体重40kg以上に限り投与すること。
- 成人における性器ヘルペスの再発抑制に対する適応はない。
[成人]
単純疱疹:
- 通常、成人には1回2.5mL(アシクロビルとして200mg)を1日5回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:
- 通常、成人には1回2.5mL(アシクロビルとして200mg)を1日5回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
帯状疱疹:
- 通常、成人には1回10mL(アシクロビルとして800mg)を1日5回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
[小児]
単純疱疹:
- 通常、小児には体重1kg当たり1回0.25mL(アシクロビルとして20mg)を1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は2.5mL(アシクロビルとして200mg)とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:
- 通常、小児には体重1kg当たり1回0.25mL(アシクロビルとして20mg)を1日4回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。ただし、1回最高用量は2.5mL(アシクロビルとして200mg)とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
帯状疱疹:
- 通常、小児には体重1kg当たり1回0.25mL(アシクロビルとして20mg)を1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は10mL(アシクロビルとして800mg)とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
水痘:
- 通常、小児には体重1kg当たり1回0.25mL(アシクロビルとして20mg)を1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は10mL(アシクロビルとして800mg)とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
性器ヘルペスの再発抑制:
- 通常、小児には体重1kg当たり1回0.25mL(アシクロビルとして20mg)を1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は2.5mL(アシクロビルとして200mg)とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 腎障害のある患者又は腎機能の低下している患者、高齢者では、精神神経系の副作用があらわれやすいので、投与間隔を延長するなど注意すること。なお、本剤の投与間隔の目安は下記のとおりである(参考)注)なお、腎障害を有する小児患者における本剤の投与量、投与間隔調節の目安は確立していない。(「慎重投与」、「重要な基本的注意」、「高齢者への投与」及び「過量投与」の項参照)
クレアチニンクリアランス(mL/min/1.73m2): >25
単純疱疹の治療:1回200mgを1日5回
帯状疱疹の治療:1回800mgを1日5回
クレアチニンクリアランス(mL/min/1.73m2): 10〜25
単純疱疹の治療:1回200mgを1日5回
帯状疱疹の治療:1回800mgを1日3回
クレアチニンクリアランス(mL/min/1.73m2): <10
単純疱疹の治療:1回200mgを1日2回
帯状疱疹の治療:1回800mgを1日2回
注)外国人における成績である。
慎重投与
- *腎障害のある患者[精神神経症状等があらわれやすい。(「用法・用量に関連する使用上の注意」及び「重要な基本的注意」の項参照)]
- 肝障害のある患者[肝障害が増悪するおそれがある。]
- *高齢者[精神神経症状等があらわれやすい。(「用法・用量に関連する使用上の注意」、「重要な基本的注意」及び「高齢者への投与」の項参照)]
- 小児[「小児等への投与」の項参照]
重大な副作用
- 次のような症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- *アナフィラキシーショック、アナフィラキシー(呼吸困難、血管浮腫等)(頻度不明)
- 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、播種性血管内凝固症候群(DIC)、血小板減少性紫斑病(頻度不明)
- 急性腎不全(頻度不明)
- 精神神経症状(頻度不明):意識障害(昏睡)、せん妄、妄想、幻覚、錯乱、痙攣、てんかん発作、麻痺、脳症等
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
- 呼吸抑制、無呼吸(頻度不明)
- 間質性肺炎(頻度不明)
- 肝炎、肝機能障害、黄疸(頻度不明)
- 急性膵炎(頻度不明)
薬効薬理
- 抗ウイルス薬。ヘルペス群ウイルス感染細胞内でウイルス誘導のチミジンキナーゼにより酸化されて活性型のアシクロビル三リン酸となり、ウイルスDNAポリメラーゼを阻害すると共にウイルスのDNAに取り込まれてウイルスのDNA鎖形成を阻害する。正常細胞では活性化を受けないので、正常細胞への毒性は極めて低い。3)
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:アシクロビル(Aciclovir)
化学名:2-Amino-9-[(2-hydroxyethoxy)methyl]-1,9-dihydro-6H-purin-6-one
分子式:C8H11N5O3
分子量:225.20
性状:白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。
水に溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくい。
0.1mol/L塩酸試液又は希水酸化ナトリウム試液に溶ける。
構造式:
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- breathe、breathing、respiration、respiratory
[★]
- 英
- breath
- 関
- 呼吸、息
[★]
- 英
- asphyxiating thoracic dysplasia
- 同
- ジューヌ症候群 Jeune syndrome
[★]
- 英
- methyl parahydroxybenzoate