ニューモシスチス肺炎
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- 果などにより、現在では真菌の一種に分類されています。また、以前はカリニ肺炎と呼 ばれていましたが、Pneumocystis cariniiはラット由来の病原体として区別されるよ うになったため、現在では属名をとってニューモシスチス ...
 
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★リンクテーブル★
  [★]
- 英
 
- pneumocystis pneumonia, pneumocystis jirovecii pneumonia pneumocystis jirovecn pneumonia
 
- 同
 
- カリニ肺炎 carinii pneumonia、Pneumocystis肺炎
 
- ニューモシスチス・カリニ肺炎 pneumocystis carinii pneumonia PCP、ニューモシスチス・カリニ肺炎、ニューモシステイスカリニ肺炎
 
- 関
 
- ニューモシスチス症 pneumocystosis
 
病原体
病因
- IMD.1083
 
- 剖検例で悪性リンパ腫の1/4、成人T細胞白血病の1/10、全身性エリテマトーデスの1/20 に認められる。
 
- AIDSに高率に合併。
 
リスク因子
非HIV
- 別の易感染性の原因を有するグルココルチコイド投与患者
 
- 他の免疫抑制薬
 
- 細胞性免疫不全
 
- 悪性腫瘍(特に造血系悪性腫瘍)
 
- 造血幹細胞移植(HCT、特にallogeneic HCT)
 
- 固形臓器の臓器移植
 
- 拒絶反応に対する治療
 
- 炎症状態に対する治療(例えば、多発血管炎を伴う肉芽腫症など(ウェゲナー肉芽腫症)
 
- 重症の低栄養(特に低蛋白)
 
- 一次性免疫不全(特に重症複合免疫不全)
 
- 未熟児
 
症状
検査
- 末梢血液検査:リンパ球数減少。
 
- 胸部X線検査:肺門から両肺野にかけて微細な網状から索状影を認め、徐々にすりガラス様陰影となる。
 
- 呼吸機能検査:PaO2 が基準値の 1/2~1/3 に低下。PaCO2 は上昇することもある。
 
- (USMLE:first aid step1 2006 p.147)
 
- diagnosed by lung biopsy or lavage
 
- identified by methenamine silver stain of lung tissue
 
胸部X線写真
治療
予後
国試
  [★]
- 英
 
- pneumonia pneumonitis
 
- 関
 
疫学
- 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
 
- 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
 
- 死亡者の95%以上が高齢者である。
 
- 年代と病原体
 
日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対,2002 年)
- ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
 
|  
 | 
年齢階級
 | 
総数
 | 
15~
 | 
25~
 | 
35~
 | 
45~
 | 
55~
 | 
65~
 | 
75~
 | 
85~
 | 
90~
 | 
| 19
 | 
29
 | 
39
 | 
49
 | 
59
 | 
69
 | 
79
 | 
89
 | 
 
 | 
| 受療率
 | 
外来
 | 
6
 | 
3
 | 
4
 | 
3
 | 
3
 | 
6
 | 
7
 | 
14
 | 
21
 | 
21
 | 
| 入院
 | 
19
 | 
2
 | 
3
 | 
2
 | 
3
 | 
7
 | 
21
 | 
86
 | 
309
 | 
489
 | 
| 死亡率
 | 
男性
 | 
76.4
 | 
0.5
 | 
0.5
 | 
1.5
 | 
4.6
 | 
15.2
 | 
69.2
 | 
339
 | 
2087
 | 
4317
 | 
| 女性
 | 
62.7
 | 
0.3
 | 
0.5
 | 
0.9
 | 
1.9
 | 
5.6
 | 
22.4
 | 
144
 | 
934
 | 
2291
 | 
| 総数
 | 
69.4
 | 
0.4
 | 
0.5
 | 
1.2
 | 
3.2
 | 
10.3
 | 
44.6
 | 
249
 | 
1291
 | 
2787
 | 
分類
発症の場
原因
病理
- 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
 
肺炎の比較
ガイドライン
  [★]
- 関
 
- 炎光、炎症