クレブシエラ属
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- トップページ > 先端医療講座 > Klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌) Klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌) Klebsiella pneumoniaeは腸内細菌科のKlebsiella属に属し、臨床材料の中から検出されるKlebsiella属では、Klebsiella oxytokaと ...
- Klebsiella pneumoniae 肺炎桿菌 グラム陰性桿菌で,ヒトの鼻腔,口腔,腸管の正常細菌叢に常在している. 主として免疫能の低下した患者に肺炎をはじめとしてあらゆる部位の感染症をおこす. 系統 抗菌薬 感受性 標準菌株 標準菌の ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- Klebsiella
- 同
- 肺炎桿菌属、Klebsiella属、クレブシエラ
- 関
- 細菌、莢膜
概念
- グラム陰性桿菌
- 腸内細菌科
- 通性嫌気性
- 厚い莢膜を有する
- 腸内常在菌。気道、消化管、泌尿生殖器などにも生息。
- 鞭毛を持たず、線毛を持つ → 運動能なし(腸内細菌群の中で運動能を持たないのは、原則クレブシエラ属とシゲラ属のみ) (SMB.179)
- βラクタマーゼを有し、セファロスポリン、アミノグリコシド、テトラサイクリンなどに耐性を獲得しやすい。
- 全てのKebsiellaはアミノベンジルペニシリンに抵抗性を有する → 菌交代症が起こりやすい。Klebsiella oxytocaはアミノベンジルペニシリンやアモキシシリンの投与後に菌交代症による下痢を起こす
クレブシエラ属
- Klebsiella pneumoniae subspecies
- Klebsiella pneumoniae:肺炎。日和見感染菌。院内感染を起こしやすい。Streptococcus pneumoniaeより劇症。ペニシリン系抗菌薬に自然耐性。
- Klebsiella rhinoscleromatis:鼻硬化症
- Klebsiella ozaenae:臭鼻症を起こす。
-Klebsiella
[★]
- 英
- pneumonia pneumonitis
- 関
疫学
- 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
- 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
- 死亡者の95%以上が高齢者である。
- 年代と病原体
日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対,2002 年)
- ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
|
年齢階級
|
総数
|
15~
|
25~
|
35~
|
45~
|
55~
|
65~
|
75~
|
85~
|
90~
|
19
|
29
|
39
|
49
|
59
|
69
|
79
|
89
|
|
受療率
|
外来
|
6
|
3
|
4
|
3
|
3
|
6
|
7
|
14
|
21
|
21
|
入院
|
19
|
2
|
3
|
2
|
3
|
7
|
21
|
86
|
309
|
489
|
死亡率
|
男性
|
76.4
|
0.5
|
0.5
|
1.5
|
4.6
|
15.2
|
69.2
|
339
|
2087
|
4317
|
女性
|
62.7
|
0.3
|
0.5
|
0.9
|
1.9
|
5.6
|
22.4
|
144
|
934
|
2291
|
総数
|
69.4
|
0.4
|
0.5
|
1.2
|
3.2
|
10.3
|
44.6
|
249
|
1291
|
2787
|
分類
発症の場
原因
病理
- 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
肺炎の比較
ガイドライン
[★]
- 英
- rod
- 同
- バシラス bacillus
- 関
- 細菌、球菌