- 英
- colostomy、stoma
- 関
- 気孔、小孔、ストーマ、人工肛門形成術、結腸人工肛門、結腸瘻造設
WordNet
- a surgical operation that creates an opening from the colon to the surface of the body to function as an anus
- a minute epidermal pore in a leaf or stem through which gases and water vapor can pass (同)stomate, pore
- a mouth or mouthlike opening (especially one created by surgery on the surface of the body to create an opening to an internal organ)
PrepTutorEJDIC
- 結腸人工肛門造設術
- 気孔(葉・茎の表皮にあって気体の出入りに役立つ小さな穴)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/21 22:24:30」(JST)
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人工肛門(stoma、消化管ストマ、消化管ストーマ)とは、消化管の疾患などにより、便を排泄するために腹部に造設された消化管排泄孔である。
ストーマとは消化管や尿路を人為的に対外に誘導して造設した開放孔のことを指す。人工肛門保有者(あるいは人工膀胱保有者)のことをオストメイト(もしくは英語読みで「ストマ、ストーマ」保有者などと呼ぶ)と呼ぶ。通常、ストーマにパウチ(便を収容する袋)などのストーマ用装具を取り付け、パウチから排泄した便を一時的に収容するようにして生活する。
目次
- 1 種類
- 2 造設の理由
- 3 コロストミーの場合の排泄方法
- 4 人工肛門保有者への社会福祉制度
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
種類
人工肛門は厳密には部位ごとに呼び方が違うが、以下の2種に大別できる。
- Colostomy コロストミー
- 結腸に造設した人工肛門。コロストーマ
- Ileostomy イレオストミー
- 回腸に造設した人工肛門。イレオストーマ
造設の理由
主に消化器系疾患などにより、一時的、もしくは永続的に造設する。造設の原因は疾患によって違うが、なんらかの理由で肛門からの排便が出来なくなる場合に行われることが殆どである。一時造設の場合は、しばらくの期間をおいて、ストマ閉鎖手術をする。造設の理由はさまざまであるが、多くは大腸(小腸)の一部もしくは全部を摘出することによって、肛門の使用が困難になった場合に行われる。永久造設の場合は障害者手帳の取得基準に達する。
コロストミーの場合の排泄方法
コロストミーの場合、排泄方法は自然排便法と洗腸法がある。自然排便法とは排泄口から自然に排泄される便をパウチで受けて処理する方法であり、洗腸法とは一定量の微温水をストーマから注入し、強制的に排便を促進させる方法である。
自然排便法は、便意に従った排泄方法であり一般的に負担が少ない事が特長である。パウチについては、不時の排泄に備えた常時装着が必要なためその使用量が増加し、粘着剤によりストーマ周辺の皮膚にかぶれやただれを招き易い。
洗腸法は手技の習得が必要だが、洗腸終了後は一定時間(24時間~48時間程度)排便を恐れない安心した生活が可能で、野外の長時間労働も容易であり、パウチ装着が必須では無く、皮膚障害を招き難い事が利点として挙げられる。洗腸法を用いても、不時の排便に備えてストーマ用装具は装着する事が無難である。洋式トイレへの改造や洗腸場所(トイレや風呂場等)の長時分独占(約1時間前後)などの考慮も要される。
自然排便法と洗腸法の両方を習得し、状況に応じた使い分けが望ましい。洗腸が不便な場合や意にそぐわない時は、随時自然排便法に切り替えられ、体力低下や老齢化に伴う自然排便法への移行に無理が少なく、災害時の洗腸に対する不安も解消できるなど利点が多い。
人工肛門保有者への社会福祉制度
障害者手帳や障害年金がある。そのほか医療費控除や所得控除(障害者控除)などもある。
詳細は「オストメイト#オストメイトをサポートする社会福祉制度」を参照
関連項目
- 肛門
- 皮膚・排泄ケア
- オストメイト
- ストーマ用装具
- 人工膀胱
- 日本オストミー協会
外部リンク
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Japanese Journal
- 1-7.超・極出生体重児における臍部人工肛門造設術の検討(セッション1「示唆に富む症例・術式」,低出生体重児の外科,第27回日本小児外科学会秋季シンポジウム)
- 凝固異常を伴う緊急人工肛門造設術に対して全身麻酔に超音波ガイド下腹直筋鞘ブロックを併用した2症例
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- 人工肛門(ストーマ)とは、手術で腸管をおなかの表面に直接出して、排泄口にすること です。 ... 最近は手術の進歩で、肛門や肛門括約筋を残す手術もできるようになり、人工 肛門をつける患者さんは減っていますが、まだまだ、さまざまな理由で自分の肛門が ...
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★リンクテーブル★
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- 75歳の男性。腹部膨満と嘔吐とを主訴に来院した。65歳から高血圧症で降圧薬を服用中である。腹部手術の既往はない。半年前から排便困難と便柱狭小とがあり、時々血便も認めていた。1週前から便秘が続き、昨日から排ガスが消失した。腹部は全体に膨隆しているが、圧痛や筋性防御は認めない。直腸診で全周性の腫瘤を触知する。血液所見:赤血球380万、Hb10.2g/dl、Ht33%、白血球8,600、血小板38万。血清生化学所見:総蛋白6.2g/dl、アルブミン3.8g/dl、尿素窒素20mg/dl、尿素窒素20mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl。免疫学所見:CRP0.5mg/dl、CEA15ng/ml(基準5以下)。
- 治療として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F033]←[国試_100]→[100F035]
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- 61歳の男性。腹痛を主訴に来院した。 1年前に胃癌で胃全摘術を受け、 3か月前まで補助化学療法を受けていた。 1か月前から、間欠的な腹痛の頻度が徐々に多くなった。 2週前からは少量の軟便が頻回に排推されるようになり、 1日10回以上となったため来院した。経過中に嘔吐は認めていない。腹部全体に軽度の膨隆を認める。直腸指診で高度の狭窄を認める。骨盤部CTで直腸膀胱窩に腫瘤と少量の腹水とを認める。注腸造影写真(別冊No. 16)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I065]←[国試_106]→[106I067]
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[正答]
※国試ナビ4※ [098H034]←[国試_098]→[098H036]
[★]
- a. ストーマの位置は術中に決定する。
- b. ストーマケアは無菌的に行う。
- c. 訓練によって便の随意排泄が可能となる。
- d. 合併症で最も多いのは皮膚障害である。
- e. 身体障害者認定は受けられない。
[正答]
※国試ナビ4※ [100G118]←[国試_100]→[100G120]
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- a. 女子では膣前庭瘻を合併する物が多い。
- b. 新生児期に根治手術をする必要がある。
- c. 手術方法の決定には、直腸盲端の高さが重要である。
- d. 高位鎖肛では低位鎖肛に比べて術後は正常な排便機能の回復は難しい。
- e. 尿路と交通する高位鎖肛では、新生児期に人工肛門を造設しない。
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- 関
- colostomy、ostial、ostium、stomal、stomata、stomatal
[★]
- 英
- colonic fistula, internal intestinal fistula
- 関
- 人工肛門
- 結腸に生じた瘻孔。
- 皮膚、膀胱、小腸などと交通する。
[★]
- 英
- ostium、stoma、ostial
- 関
- 気孔、ストーマ、人工肛門
[★]
- 英
- colostomy
- 関
- 人工肛門形成術、人工肛門、結腸人工肛門
[★]
- 英
- stoma、stomal
- 関
- 気孔、小孔、人工肛門
[★]
- 英
- colostomy
- 関
- 人工肛門、結腸人工肛門、結腸瘻造設、人工肛門造設術
[★]
- 英
- colostomy
- 関
- 人工肛門形成術、人工肛門、結腸瘻造設
[★]
- 英
- stoma care
- 関
- ストーマケア
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- 英
- anus (Z)
臨床関連
- クローン病、潰瘍性大腸炎、放射線照射性直腸炎、薬剤性大腸炎、アメーバ赤痢、直腸粘膜脱症候群、急性出血性直腸潰瘍
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- 直腸癌
- 肛門癌
- 組織型別(悪性黒色腫、カルチノイド、基底細胞癌、類基底細胞癌、Paget病、Bowen病)
肛門疾患の好発部位
- 内痔核:3時、7時、11時
- 痔瘻:6時 肛門中心線より後方に外瘻孔のある場合、6時の位置の肛門陰窩が原発口となる
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- phylum
- 関
- 分類学
- 門->亜門->綱
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- 英
- artificial
- 関
- 人為的、人工的