ジヒドロコデインリン酸塩(ジヒドロコデイン)、dl-メチルエフェドリン塩酸塩(dl-メチルエフェドリン)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(クロルフェニラミン)
- 関
- 鎮咳剤
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- 作成又は改訂年月 ※※2014年1月改訂(第10版、小児等への投与の項等) ※2013年3月改訂(第9版) 日本標準商品分類番号 872229 薬効分類名 鎮咳剤 承認等 販売名 ムコブロチン配合シロップ 販売名コード YJコード 2229102Q1162
- 東和薬品株式会社のムコブロチン配合シロップ(呼吸器官用薬)、一般名ジヒドロコデインリン酸塩(Dihydrocodeine phosphate) dl-メチルエフェドリン塩酸塩(dl-Methylephedrine hydrochloride) クロルフェニラミンマレイン酸塩(Chlorpheniramine ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※ムコブロチン配合シロップ
組成
1mL中の有効成分:
- ジヒドロコデインリン酸塩(日局)・・・・・3mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩(日局)・・・・・6mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩(日局)・・・・・1.2mg
添加物:
- 白糖、エリスリトール、サッカリンNa水和物、リンゴ果汁、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、カラメル、香料、エタノール
禁忌
重篤な呼吸抑制のある患者
アヘンアルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者
緑内障の患者
前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者
カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプロテレノール等)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
下記疾患に伴う咳嗽
- 急性気管支炎、慢性気管支炎、感冒・上気道炎、肺炎、肺結核
通常、成人1日10mLを3回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
乳幼小児には以下のように投与する。
- 12歳以上15歳未満:成人量の2/3
8歳以上12歳未満:成人量の1/2
5歳以上 8歳未満:成人量の1/3
2歳以上 5歳未満:成人量の1/5
2歳未満:成人量の1/10
慎重投与
気管支喘息発作中の患者
心・呼吸機能障害のある患者
肝・腎機能障害のある患者
脳に器質的障害のある患者
- [脳血管を拡張し脳脊髄液圧を上昇させるおそれがある。]
ショック状態にある患者
代謝性アシドーシスのある患者
甲状腺機能異常のある患者
副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者
薬物依存の既往歴のある患者
乳児、高齢者、衰弱者
- [新生児、乳児は代謝が不十分であり、高齢者、衰弱者は代謝・排泄機能が低下しているため、副作用が発現するおそれがある。](「高齢者への投与」の項参照)
高血圧症の患者
糖尿病の患者
- [血糖のコントロールに悪影響を及ぼすおそれがある。]
妊婦
重大な副作用
無顆粒球症、再生不良性貧血:
(頻度不明)
- 無顆粒球症、再生不良性貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
有効成分に関する理化学的知見
1.ジヒドロコデインリン酸塩
==
構造式:====
一般名:
- ジヒドロコデインリン酸塩 (Dihydrocodeine Phosphate)
化学名:
- "(5R,6S)-4,5-Epoxy-3-methoxy-17-methyl-morphinan-6-ol monophosphate"
分子式:
分子量:
性状:
- 白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。水又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。1.0gを水10mLに溶かした液のpHは3.0〜5.0である。光によって変化する。
2.dl-メチルエフェドリン塩酸塩
==
構造式:====
一般名:
- dl-メチルエフェドリン塩酸塩 (dl-Methylephedrine Hydrochloride)
化学名:
- "(1RS,2SR)-2-Dimethylamino-1-phenyl-propan-1-ol monohydrochloride"
分子式:
分子量:
性状:
- 無色の結晶又は白色の結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、酢酸(100)に溶けにくく、無水酢酸にほとんど溶けない。水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
融点:
3.クロルフェニラミンマレイン酸塩
==
構造式:====
一般名:
- クロルフェニラミンマレイン酸塩 (Chlorpheniramine Maleate)
化学名:
- (3RS)-3-(4-Chlorophenyl)-N,N-dimethyl-3-pyridin-2-ylpropylamine monomaleate
分子式:
分子量:
性状:
- 白色の微細な結晶である。酢酸(100)に極めて溶けやすく、水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすい。希塩酸に溶ける。水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
融点:
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- antitussive drug、antitussive
- 関
- 鎮咳、鎮咳性、鎮咳薬
商品
[★]
- 英
- methylephedrine
- 化
- dl-塩酸メチルエフェドリン、メチルエフェドリン塩酸塩、塩酸メチルエフェドリン methylephedrine hydrochloride、l-塩酸メチルエフェドリン、dl-methylephedrine hydrochloride、l-methylephedrine hydrochloride
- 商
- アニスーマ、カフコデN配合、クロフェドリンS配合、セキール、ニチコデ配合、フスコデ配合、フスコブロン配合、フステン配合、プラコデ配合、ミゼロン配合、ムコブロチン配合、メチエフ、メチルホエドリン、ライトゲン配合
[★]
- 英
- compound、combination、mixture、compound
- 関
- 化合物、組み合わせ、混合、混合物、コンパウンド、複方、併用、化合、合併、コンビネーション、組合せ
[★]
クロルフェニラミン、ジヒドロコデイン、メチルエフェドリン
[★]
桜皮抽出物(桜皮エキス, 桜皮)
- 関
- 鎮咳去たん剤