メチルエフェドリン
Related Links
- 田辺三菱製薬株式会社のメチエフ散10%(呼吸器官用薬)、一般名メチルエフェドリン( Dl-methylephedrine hydrochloride) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。
- 2013年5月13日 ... メチエフ散10%,dl-メチルエフェドリン塩酸塩散10% ... メチエフ散10% の研究に 関連した情報を検索する。 メチエフ散10% の臨床的な情報を検索する。 メチエフ散10 % の家庭向け情報を検索する。 メチエフ散10% のブログ記事を検索 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
販売名
メチエフ散10%
組成
成分・含量(1g中)
添加物
禁忌
- カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプレナリン等)を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
効能または効果
- ○下記疾患に伴う咳嗽
- 気管支喘息、感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)
- ○蕁麻疹、湿疹
- メチルエフェドリン塩酸塩として、通常成人1回25〜50mg(メチエフ散10%として0.25〜0.5g)を、1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の患者〔交感神経刺激作用により甲状腺機能亢進症を悪化させるおそれがある。〕
- 高血圧症の患者〔交感神経刺激作用により高血圧症状を悪化させるおそれがある。〕
- 心疾患のある患者〔交感神経刺激作用により心拍数が増加し、心臓に過負荷をかけることがあるため、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 糖尿病の患者〔交感神経刺激作用により糖代謝を促進し、血中グルコースを増加させるおそれがある。〕
重大な副作用
- β2刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下が報告されている。また、β2刺激剤による血清カリウム値の低下作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。特に、低酸素血症においては、血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には定期的に血清カリウム値を観察することが望ましい。
薬効薬理
- アドレナリン作動性の気管支拡張作用と中枢性鎮咳作用を示す。
気管支拡張作用
- ヒスタミン吸入によるモルモット実験的喘息に対する喘息防止作用(ED50)は経口投与45mg/kg、皮下投与28mg/kgである。
50mg/kg経口投与により作用は3時間持続する。2)
鎮咳作用
- 亜硫酸ガス吸入によるモルモット実験咳に対する鎮咳作用(ED50)は皮下投与24mg/kgで、エフェドリンの0.7倍、コデインの0.6倍である。また、機械的刺激に対しては腹腔内投与35.2mg/kgで、コデインの0.4倍である。3)
抗アレルギー作用
- ヒスタミン皮内投与によるヒトの膨疹及び発赤に対し、1mg皮内投与によりジフェンヒドラミンと同程度に抑制する。4)
有効成分に関する理化学的知見
○分子式
○分子量
○性状
- ・無色の結晶又は白色の結晶性の粉末である。
- ・水に溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、酢酸(100)に溶けにくく、無水酢酸にほとんど溶けない。
- ・水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
- ・融点:207〜211℃
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- antitussive drug、antitussive
- 関
- 鎮咳、鎮咳性、鎮咳薬
商品
[★]
- 英
- methylephedrine
- 化
- dl-塩酸メチルエフェドリン、メチルエフェドリン塩酸塩、塩酸メチルエフェドリン methylephedrine hydrochloride、l-塩酸メチルエフェドリン、dl-methylephedrine hydrochloride、l-methylephedrine hydrochloride
- 商
- アニスーマ、カフコデN配合、クロフェドリンS配合、セキール、ニチコデ配合、フスコデ配合、フスコブロン配合、フステン配合、プラコデ配合、ミゼロン配合、ムコブロチン配合、メチエフ、メチルホエドリン、ライトゲン配合