ジメモルファン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分
含量(1mL中)
効能または効果
- 下記疾患に伴う鎮咳
上気道炎、急性気管支炎、肺炎
- 通常下記1日量を3回に分けて経口投与する。
2才未満 3.0〜 4.5mL (ジメモルファンリン酸塩として7.5 〜11.25mg)
2〜3才 5.0〜 8.0mL (ジメモルファンリン酸塩として12.5 〜20.0mg)
4〜6才 8.0〜11.0mL (ジメモルファンリン酸塩として20.0 〜27.5mg)
7〜14才 12.0〜14.0mL (ジメモルファンリン酸塩として30.0 〜35.0mg)
但し年齢症状により適宜増減する。
慎重投与
(1)糖尿病又はその疑いのある患者[耐糖能に軽度の変化を来たすことがある。]
(2)薬物過敏症の患者
薬効薬理
1.鎮咳作用4)5)
- ジメモルファンリン酸塩は、延髄の咳中枢に直接作用して鎮咳作用をあらわし、イヌ、ネコ及びモルモットを用いた薬理実験では、リン酸コデインやデキストロメトルファンよりも優れた鎮咳効果を発揮する。
2.非麻薬性6)
- ジメモルファンリン酸塩をサルに1カ月投与して検討した薬物依存性試験の結果、身体依存性及び精神依存性は認められず、非麻薬性であることが証明されている。
3.腸管輸送能の抑制作用4)
- ジメモルファンリン酸塩はマウスを用いた動物実験で、リン酸コデイン投与時にみられるような腸管輸送能の抑制作用(便秘作用)を示さない。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ジメモルファンリン酸塩(Dimemorfan Phosphate)
化学名
- (9S,13S,14S)-3,17-Dimethylmorphinan monophosphate
分子式
分子量
融点
性状
- ジメモルファンリン酸塩は白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、水又はメタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- antitussive drug、antitussive
- 関
- 鎮咳、鎮咳性、鎮咳薬
商品
[★]
- 英
- dimemorfan
- 関
- リン酸ジメモルファン dimemorfan phosphate
- 商
- アストミン、ジメモルミン、ホフバン